幸福度を高めたい、というのが私の中でテーマでした。いろんなことを試しています。
そのひとつがコレ。娘が、言葉を操れるようになった頃から始めている我が家の習慣です。「今日楽しかったことは何ですか?」
と就寝前にベッドに入って、部屋の電気を消してからみんなで発表します。
順番は娘→パパ→ママと決まっています。
発表を始めた当初に娘が決めまして、この順番を崩すと大層機嫌を損ねてしまうので、段々と暗黙の了解のようになりました。
毎日必ずやれるわけではありませんが、365日あれば350日くらいは話してから寝ています。
「パパー、まだー?」
「あ、ちょっと用事を思い出したわ。今日楽しかったことはなんですか?、先にやっててー」
という会話は、我が家ではよく耳にします。
略語とかナシ。質問文がそのまま。タイトル長いまま!
そんな「楽しかったことはなんですか?」は結構楽しいです。
娘の発表はとにかく長い!
朝起きて、家族揃って朝ごはん食べるところから楽しいことらしく、
朝ごはんをたべたこと
学校に行けたこと
音楽の授業で、、、
とキリがないのでは?と思うほど話してくれます。1日にあったこと全部話してないか?と思うのですが、本人曰く違うそうで、ちゃんとつまらなかったこととかは別にあるとか。ま、忘れちゃうんだけどね!と、ある意味精神的にはめっちゃ合理的かつ強靭に育ってるなと感心させられたりします。
この娘の発表とは真反対のパパ。当初は
「ありません」
と答えることが多く、私と娘からは総スカン。
娘に至っては
「じゃあ、私と食べたお夕飯は美味しくなかったのね。ママにも失礼よ。」
とプリプリ怒るので、
「あ、じゃあ夕食を食べたことです。」
と答える始末。
もういいよ、と拗ねる娘と私に、仕事は大変なんだぞ!とこれまた大人気ない言い訳をしてくるパパ。
その大変な中に小さな幸せを見つけてお話するのが主旨の家族イベントを、全く何だと思っているんだ!そうだそうだ!パパのおばかー!何かあるでしょう!そうだそうだー!と娘と私。
もう何年目かわかりませんが、さすがにありませんという日は激減しています。
でもやっぱり仕事は大変らしくて、仕事に関して何か楽しいこととして話すことはあまりないですね笑
ただ、その大変なことで心の大半をしめられて辛くなるのは可哀想です。愚痴も多くなりますしね。荒療治ではありましたが、楽しいことをパッと思い出せるようになり、オンオフの切り替えも少しできるようになったと思います。主人にもさぞや良い影響があったと確信しています。
私はというと、発表の順番が最後なので、ふたりから早く終われ〜的なオーラを感じることもあり、手短かに話しているつもりです。
でも記憶障害もあったので、今日何したっけと思い出す良い機会でもあります。何もしないで1日に終わってしまったと思わなくて良い日が増えて、それだけでも幸せです。
娘は最後に
「ママとぎゅーして寝ることです」と話してくれます。
私もぎゅーして寝るのが大好きです。
結局スキンシップはいいですねー。
ぱあっと幸せになります。
そして体も心もポカポカして、眠りにつきます。
このイベントは、続けられる限り続けていきたいと思います。