先日、リサイクル率が8割を超える自治体の取り組み、という記事を読みました。
素晴らしいと思います。
ゴミを捨てる場所の寿命も伸びたし、何より使えるものを再び使うということ、また再利用したもの(その記事では生ゴミを堆肥にしたもの)を販売することでお金にして新たな支援をすることができるようになったとか。とにかく素晴らしい循環だなと思いました。
ゴミを28種類くらいに分別して、25種類をリサイクルしています。
その分別は市民団体などの協力もあって、実践されているとのことでした。
ところが、こんなすばらしい話なのですが、私には少しとまどいを感じました。
私のような人間にとって、ゴミ捨ては非常に苦痛で困難な家事のひとつなのです。
もちろんこのような取り組みは素晴らしいですし、私ももちろん協力したいと思いますが、そもそも週に1度などという決められた時間にそれらのゴミを持って家を出ることは困難です。しかも朝早い時間帯にヘルパーさんなどの既存のサービスでお願いすることは意外と難しいのです。
しかも、ゴミ、結構普通にしていてもご近所トラブルになりやすい産物なので、できれば何か解決策を探したいと思っていました。
我が家では、新聞をまとめて出す作業ができないという理由で新聞を取るのをやめたほどです。
それほどゴミ捨ては困難な作業です。
ですが、やっぱりこういう素晴らしい取り組みは実践してみたいのです。
ですので、今言ったような第三者やサービスを利用できるゴミ捨てができるようにしてもらえないかと切に願います。
例えば、クリーンセンターのような施設で、一部リサイクルゴミを受け付けてくれるところを解放する、そこに持ち込めるようにする。とすると、介護サービスを受けたお家、1日分をまとめてゴミ処理施設にヘルパーさんが届けることもやろうと思えばできます。また、そういう業者やサービスを展開することも可能かと思います。
普通の家庭だとしても、朝の忙しい時間に出すよりは、まとめて出してしまったほうがいいや、なんていうニーズもあるかもしれません。腐っていく生ゴミを1週間も保管するのはいかがなものかと思いますし、悪い提案ではないと思うのです。
ユニバーサルデザインという言葉も、障害のある人のためだけ、というような一部の人だけの工夫という気がしていましたが、意外とそうでもないかも?なんて思っています。気づかないだけで不便なこと、もしくはうまく機能していないことも、こういう障害者の視点で改善策を探せるかもしれませんよね!
あまり卑屈になりすぎないで、こういう工夫をこれからどんどん考えていきたいなあなんて思っています。