授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

叱らない忘れ物対応術3選

2024-09-08 07:27:00 | Weblog

忘れもの対処1。大人でも忘れ物をします。子どもならなおさら。忘れ物をしても貸せるように、文房具や紙は沢山教室に用意しておきます。隣の子に借りるのは禁止。借りっ放しになり、揉め事の種です。また、貸手が使えず、気にして学習効率が下がります。隣がするのは教科書を見せるくらい。


忘れ物対処2。忘れ物をした時は教師に借りに来させます。その際、した事、謝り、どうしたいかを三点セットで言わせます。例。ハサミを忘れました、すみません、貸して下さい。貸す物の位置を教えておいて自分で持っていかせます。返す時はお礼を言って元の場所に返させます。鉛筆類は削ってから。


忘れ物対処3。締切過ぎた提出物は、一日目は自分で連絡帳に書かせます。二日目は教師が連絡帳に書きます。三日目はプリントのコピーを持たせ、家庭に電話。至急はすぐに電話し、親の許可を得て代筆します。忘れ物は、親の責任もあります。子どもを叱っても出てきません。どう親に働きかけるか、です。



簡単!夏休み課題処理法4選!

2024-09-04 18:00:00 | 学級経営
夏休み課題処理1。
読書感想文は、まず、斜め読みし、要約だけ、感想だけのは外す。
最後に、一行くらい気持ちを書いてあるものもパス。
選ぶのは、気になった文章を引用または要約し、それについて自分の意見を書いているもの。
最後に、これからの自分にどう活かすか書いてあればもっといい。

夏休み課題処理2。
工作、絵、自由研究は、教室で発表会をする。
がんばった所、工夫した所、苦労した所を言わせる。
聞きながらその場で、カードに発表した内容を赤ペンで書く。
発表が終わった子は、その場でカードを作品に貼る。
一時間で朱入れが終わる。

夏休み課題処理3。
教科のプリントを印刷する場合、答えも印刷し配る。
学年通信や個人面談、しおりなどで保護者に丸つけを依頼。
子どもの学習の様子を知ってもらいたいなどの趣意説明もしておく。
夏休み開け、集めたら、やってないページがないかめくりながら、ハンコを押し、表紙にコメントし、返す。

夏休み課題処理4。
夏休み前のプリントはすべてホチキスで留めてしおりの冊子にする。
めあて、予定表、反省、過ごし方、宿題一覧、国語、図工、理科などの募集要項、出品票、保健室からの歯磨きカレンダーなど。
子どもにも保護者にも、しおりを読めばすべてわかると伝えておく。
集める時も一冊で済む。

小学校で答えをA.と書かせるのはやめろ!授業研シリーズ、不易と流行その1

2023-11-03 08:42:00 | Weblog

小学校で答えをA.と書かせるのはやめろ!


若い頃、中学校の数学の先生に言われた言葉だ。

中学校では文字と式で答えがAやBになることもある。だからA.と書かれると、回答がAなのか、アンサーの意味なのかわからなくなる、とのこと。

その先生は、小学校でA.と書くから中学校で混乱するからやめてくれと言った。


全ての中学校算数教師にきいたわけではないが、その説明はその通りだと思った。


ある授業研では、講師に同じことを指摘されたこともある。

A.つまりアンサーは小学校では習わない。書くなら答えと書け、と言われた。

こちらも納得できた。


それがあってから、僕は授業でA.と書くのはやめた。


啓林館の教科書では、答えは必ずアンダーライン。「答え」という文字は使っていない。

(ちなみに、「式」は使っている。)


それ以来、僕は答えを書く時、アンダーラインだけにしている。子どもたちもアンダーラインだけ書いている。とても早く書ける。教科書と同じなので、混乱しない。


最近、A.は見なかったから、浸透して来たのかなと思っていたら、久々にA.を書く授業者をみて、ガッカリした。

あなたはA.と書いてますか?


授業の始めの号令は絶対に待っちゃダメ!

2023-10-29 10:06:00 | Weblog

ある時、市の音楽会に6年生が合唱で出場することになり、学年主任と一緒に合唱の指導した。

開始時に騒いでなかなか始められないので、学年主任から、静かになるまで待つと言う提案があった。

しかし、20分たっても静かにはならない。


そしてどうなったか?

僕が子供たちに対し我慢しきれなくなり、大声で怒鳴り無理矢理静かにさせさせたのである。


しかし、それがいけなかった。

次の時間僕は頭がフラフラして、立っていられなくなった。

校長の判断で、すぐに救急車で運ばれ、病院でその日の残りの時間、点滴を打ち休むことになった。


この時にわかったことが2つ。

1つは、我慢できないほど怒ったり、叱ったりするのはやめる。

そして、子供たちはいくら待っても静かにはならない、ということ。


気がついた子がみんなに静かにするよう声をかけ、静かになるまで待つという指導法がある。

実際にこの学年主任が言ったのは、それである。


しかし、それは一時的なものであり、子供たちがずっと静かに座っていると言うのは基本無理な話である。


逆に僕がやったように、怒鳴って怖がらせ、子供たちに無理矢理言うことを聞かせるということはあるかもしれない。

もちろん、そんな手立ては悪手だとわかるだろう。


この時、20分間待つ間、すべての子供が大騒ぎしていたわけではない。

静かに始まるのを待っていた子たちもいたはずだ。


僕も子供の頃は、どちらかと言うと静かに待っている方の子だった。

やんちゃの子たちが騒いで、いつまでも授業が始まらない、そして授業が終わらず、休み時間にならない。

その当時は仕方ないと思っていたが、大人になってからいろいろ考えてみると、どうしてやんちゃでずるをしている子たちに合わせて、真面目にやっている自分が損をしなければならないのだろう?ということだ。


それから僕は、授業開始や授業終わりなどの号令の時に、待つことをやめた。

30人の子供たちがいれば、どうしても4、5人とかは気をつけをしていない。

しかしその子を叱って、他の子たちを待たせる、もう一回号令をやる、その時間がもったいないと考えるようになった。

その叱ってやり直しをさせる5分間を、授業に使ったほうが子供たちは勉強ができるようになる。


実際にちょっとぐらい動いている子たちに目をつぶり、号令をし、授業を始めると、そういったふざけている子やしゃべっていた子も授業に入る。そのうち、その子達も号令の時にさっと気をつけをしてすぐ授業を始められるようになったのだ。


さらに、号令をしなくても、チャイムと同時に僕が「はじめます」と言って授業を始めると、子供たちもすぐ授業モードになるようになった。

号令はいらなかったのだ。その方が授業をたっぷりできるのだ。

1日に何回も号令をする、そんな事、社会に出たら皆無だ。

学校は社会に出るための練習の場でもある、ならば、形式的な号令はなくしてもいい。


令和になるいまだに、全員が静かにするまで待ちます、と言う先生がいる。

若い先生方の中にもいる。

それはおそらく自分が子供の時に、そういった指導を受けてきているのだと思う。

しかしそれが愚策であると言う事は、自分がその後何年もの実践を経て確信している。


通知表はもらってすぐ友達に見せていいの?

2023-10-15 14:55:00 | Weblog

通知を配る前に、以下のようなことをクラスでお話しします。


通知表を友達に見せていいの?

結論から言うとダメです。


通知表は先生がその通知書に書いている人や、そのお家の人に向けて心を込めて書いたものです。

その人の成績であり、個人情報です。


それをお家の人に見せないで、先に友達に見せると言うのは、お家の人を裏切ることになります。


友達の成績を見て、嬉しいし面白いのかもしれません。


しかし、友達のは見たいけれども、自分のは見せたくないという人いませんか?


見せちゃいけないものを見るということは悪いことです。


中には、俺を見せても良い、と言う人がいるかもしれません。


しかし、自分のものを見せても、相手のものを見ていいと言うことにはなりません。


そして最初に言ったように、通知表は、お家の人やその人たった1人のために書いているものです。


それを勝手に人に見せるということは、先生も裏切ることになります。


通知表はあなた個人の成績です。友達に知らせるためのものではありません。


これから通知表を配りますが、自分で読み、他の人には見せないで、きちんとお家に持って帰っておうちの人に渡して下さい。


先生はあなた方を信じていますよ。