授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

5年理科 もののとけ方指導プラン 第6時 溶かした物の取り出し方

2008-01-28 22:18:02 | 理科
(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方指導プラン 
第6時 溶かした物の取り出し方 
臼井俊男

1.導入
 黒板に日付、ページ数、タイトル、めあてをあらかじめ書いておく。
 早く来た子から書かせる。
 チャイムと同時に発問する。
 「前回は、どんな実験をしたかな。」
 ・食塩やホウ酸を溶かした。
 「どうやって溶かした?」
 ・水を増やしたり、あたためたりした。
 「暖めて溶けきったホウ酸は、いま、どうなってっる?」
 ・また出てきた。・冷やされて出てきた。

2.学習問題
 「この上の方の透明な液体は、水でしょうか?ホウ酸の水溶液でしょうか?」
 自由にいわせる。落ち着いたら、学習問題を書く。
 『出てきたホウ酸を取り除いたら、残った液には、もうホウ酸は含まれていないのだろうか。』
 板書を写す。

3.予想
 「含まれている(ホウ酸水溶液)、含まれていない(水)どちらかをノートに書きます。理由も書きます。」
 だいたいの子が書けたところで、挙手確認。黒板に人数を書く。
 少ない人数の方から、理由を発表させる。理由を言えた子を、ほめる。
 あるクラスは,含まれていない10名,含まれている20名ほど。
 最後のクラスは,30名全員が含まれている。

4.実験方法
 「どのような実験をすれば、確かめられますか。」
 ・上澄みを熱して、水を蒸発させる。
 ・上澄みを冷やして、ホウ酸が出てくるか調べる。
 子どもと対話しながら、実験方法を引き出していく。
 「実験方法と準備物をノートに書きます。」

 準備物:ホウ酸水溶液・ビーカー大・小・アルコールランプ・金網・蒸発皿
     スポイト・三脚・マッチ・燃えがら入れ・ぬれ雑巾・漏斗・漏斗台・濾紙
     ガラス棒・氷

5.濾過・実験の仕方
 「きれいに上澄みだけをとるには、濾過をします。濾過の仕方を教科書で確認します。」
 教科書57頁の濾過の仕方を読む。
 実験方法と注意も読む。
 教師の回りに集め、演示でやり方を説明する。
 同時に、実験方法も演示で説明する。

6.実験
 班ごとに実験物を集め、教科書通りに実験を行う。
 黒板に、各班の結果を書ける欄を用意しておき、おわった班から書かせる。

※ここまでしか終わらず。

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5年理科 もののとけ方 第5時 溶け残りを解かす 

2008-01-22 21:48:25 | 理科
(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

  5年理科 もののとけ方指導記録 
     第5時 溶け残りを解かす 
          臼井俊男
 
1.準備
前もって,日付,ページ数,めあてを板書しておく。
専科に遅れてくるクラスが多いのだ。
ストーブにヤカンをのせる。電気ポットでも湯を沸かしておく。
今日は,たくさん使う予定。
三々五々,子どもたちが理科室に来る。

2.めあて
チャイムが鳴ると同時に指示。
「めあてを写しておきなさい。」
まだ遅れてくる子達がいる。時間調整を行う。
全員がそろったところで,発問。
「前回・前々回は,何をしましたか。」
・食塩やホウ酸を溶かした。溶け残った。
「前時で溶け残った食塩や、ホウ酸をとかすにはどうしたらよいだろうか。」
教科書のめあて読み、ノートに書く。
「どうしたらいいと思う。」予想をノートに書かせ、発表する。
・水の量を多くする。
・あたためる。
・お湯を入れる。
・明るいところに置く。
・炭酸を入れる。
炭酸を入れる意見は,2クラスで出た。なぜ入れるのと聞き直すと,うまく答えられない。通信教育や塾で教えているのだろうか?
明るいところは,日光の熱で溶かすとのこと。
「この中に,おかしい方法があります。」
・お湯を入れる。暖めるのと,水を入れるのと両方だから。

3.実験
「ホウ酸は、後日実験で使うので、あたためめます。食塩に水をたします。」
方法①『食塩が溶け残った容器に、水50mlを加えて様子を調べる。』
方法②『ホウ酸が溶け残った容器をお湯に入れ、様子を調べる。』
方法は,教科書を読み,写真を見て理解させる。

準備物・溶け残り容器・ビーカー2個・お湯・ガラス棒(割り箸)・メスシリンダー・スポイト

半数以上の子がかけたところで,教卓に集め,実験方法を簡単に演示。
席に戻し,準備物までかけた班から準備をし、実験をする。

3年目の先生が,ガラス棒のゴムがついていない方でかき混ぜさせていた。教える。

食塩は,すぐに溶ける。

ホウ酸は,500mlビーカーに沸騰したお湯を200ml入れ,
そこにホウ酸水溶液のプラ容器を入れる。
ところが,これが溶けない。
熱伝導率が低いのだ。
水溶液を200mlのビーカーに移してやらせると,すぐに溶ける。

それでも,湯はすぐに冷め,各班2回ほど湯を入れ替えた。
湯は5リットル以上必要だ。

4.結果
終了10分前,十嫌悪手を止めさせる。
「結果を絵や文で書きます。」
半数以上が書き終わったら,次の指示。
「班ごとに結果を発表します。」
・食塩は水50mlを加えたら、全部溶けました。
・ホウ酸は、お湯で暖めたら全部溶けました。
班によっては,ホウ酸は溶け残った班もあった。
「このままあたためたらどうなると思いますか。」
・全部溶ける。

5.まとめ
「溶け残った物を溶かすには、更に水を加えたり、あたためればよい。」
子どもと対話しながら、まとめを引き出す。
板書し、ノートに書かせる。

6.発展
教科書の54頁を読む。
グラフ・表を1問1答で読み取らせる。

7.片づけ
間を開けて,一時に一事で指示を出す。
「自分が持ってきたものを片づけます。」
「食塩水は,流していいです。」
「ホウ酸水溶液は,次回も使うので,持ってきます。」
「ビーカー類は,ビーカーたわしで洗います。」
「机の上をぬれぞうきんで拭きます。」
「ノートを書き終わったら,班ごとに持ってきます。」
ハンコをもらった班から,終わり。

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5年理科 てことつり合い 第3時 幅の違う棒で同じおもりをつり合わせる

2008-01-19 21:44:52 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 てことつり合い 授業記録
 第3時 幅の違う棒で同じおもりをつり合わせる
臼井俊男

1.めあてを黒板に書いておく。
 (板書) 10/9 幅の違う棒で,同じおもりをつり合わせられるだろうか。
 「来た子から,めあてを写します。」
 半数以上が書けたことを確認し,教卓に集める。前時の実験道具を見せながら,復習,確認をする。
 「前回は,幅の同じ棒で同じおもりをつり合わせました。どこにつるすとつり合いまし
 
たか。」
 ・両端 ・両端から同じ長さ ・支点から同じ長さ

2.両端におもりをつるす。
 「今日は幅の違う棒で,同じおもりをつり合わせます。まずは,つり合わせます。
 
その後,両端につるします。」
 演示で場所を示す。つるさない。

 「予想を立てます。板書を写して,予想を○か×で書きます。」
 (板書)①両端におもりをつるす。(図)予想○ ×
 机間指導を一回りして,書かない子,線引きを使わない子に声をかける。

 「つり合う,○の人?つり合わない,×の人?」
 挙手確認。○24人 ×6人。人数の少ない方から,理由を言わせる。
 ×真ん中から長さが違うから。
 ×面積が違うから。
 ×板の重さが違うから。
 下2つの理由は,以前おもりなしでやったことを忘れている。子どもの思いこみはなかなか変わらない。
 ○両端だから。
 ○同じ幅の時もつり合ったから。
 ○同じ重さだから。

 「では,実験をしてみましょう。2人組で行います。班でかご1つと鉄製スタンド2つを
 持って行きます。」
 かごには,班で使う板や道具が入っている。

 5分ほど,実験をさせる。速いグループ,遅いグループがある。速いグループには,結果と気付きを書かせる。

 「班ごとに結果を発表します。1班~8班」
 どの班も,つり合った。
 「ノートに,結果,つり合う,と書きます。」
 板書もする。

3.両端から同じ長さにおもりをつるす。
 同様に説明→予想→理由→実験→結果発表の順に行う。
 予想は○5名×25名。逆転現象だ。
 理由は×両端がダメだったから。両端は端から0㎝なので。○の理由は出ない。
 実験で,結果が出た班は,ノートに記入させ,他の長さでも確かめさせる。
 結果はどの班も,どの長さもつり合わない。結果を書かせる。

4.支点から同じ長さにおもりをつるす。
 上記の2実験同様の流れで行う。
 予想○11名×19名。
 理由○端からの長さでないから。支点からおもりまでの面積が同じだから。
    支点からおもりまでの重さが同じだから。
   ×端からも支点からも同じ長さだから。(他の子から違うと言われる。)
    端から同じ長さでつり合わないから。
 実験をすると,予想外につり合って,驚く子多数。
結果はつり合う。ノートに記入。

5.まとめる。
 「どうまとめますか。」何人かの児童の発言をまとめる。
 (板書)幅の違う棒では,支点から同じ長さでつり合う。
 児童から,幅の同じ棒でも,支点からだけを考えればいいという意見が出る。
 「そう!幅の同じ棒も実は支点からの長さがポイントだったんだね。」

6.発展問題
 これは,時間もなかったため,教師の説明と演示飲みで行う。
 「幅の違う棒で,支点から同じ長さで,おもりのひもの長さを長いのと短いのにしま
 す。つり合うでしょうか。」
 挙手させる。人数は確認しなかった。
 演示実験。つり合う。

 ノートに感想を書かせ,提出して終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開小学五年(小林幸雄氏の論文) 明治図書

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5年理科 てことつり合い第2時 同じおもりを左右につるす(自由試行)

2008-01-18 23:44:32 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 てことつり合い 授業記録
第2時 同じおもりを左右につるす(自由試行)
臼井俊男


準備しておくもの。10グラムのおもり(糸でつるせるようにしたものを各班に2個)セロテープ、手作りの支柱。

1.めあてを書く
 日付とめあてを板書しておく。
 めあて(同じ重さのおもりを左右のどこに吊すとつり合うのでしょうか。)
「日付とめあてをノートに書きます。2分で書いて下さい。はじめ。」
 机間巡視しながら、ノートを出さない子、書かない子に声をかけていく。

2.演示                                                         
 半分以上が書き終わったところで、手を止めさせ、教卓に集める。
 演示しながら、説明する。
「今日は、2人組で1実験行います。
 鉄製スタンドに先生手作りの支柱を止めます。
 目玉クリップに板をはさみます。
 支柱の棒に目玉クリップを入れ、板をつり合わせます。
 ここがポイントです。まずつり合わせたところから始めるのです。」
実際に演示し、棒がつり合っていることを、しっかりつかませる。
「10グラムの同じおもりを、1こずつ左右のどこに吊すとつり合うでしょうか。
 2人組であれこれやって見ましょう。
 実験したことは、必ず簡単な図と言葉で書いておきます。」
 簡単な図も板書するそして準備の指示。
「板とテープ、ひもはかごに入っています。机1つに1つとします。
 おもり、支柱、目玉クリップは教卓です。
 鉄製スタンドは後ろの棚にあります。
 2人で手分けをして準備します。」

3.自由試行
 準備ができた組から始める。自由試行で、子どもたちはいきいきと取り組む。
 つり合っているか不安な女子は、「これでいいですか?」と聞いてくる。見た目でつり合っていれば、よしとする。
 実験ばかりでノートに書かない子がいた。「1回つり合ったら、ノートに記録しておくんだよ。」と助言。
 棒の左右の長さを変えておもりをつるす組もある。全員に、これでよいか問う。多くの子から、だめとの声があがる。理由を聞くと、「おもりなしでつり合ってないから」と出る。
 輪ゴムを借りに来る子、支柱の楊枝を折る子、様々である。自由試行なので要求に答える。
 やがて、前時に使った長い棒を借りに来る子も出てくる。ひとり1本の条件で貸し出す。

4.結果を板書させる
 実験開始10分。次の指示。
「結果を黒板に書きます。簡単な図と言葉で書きます。」
 黒板を八等分する。
 書いている間に机間指導しながら、まだ書いていない子に書くよう促す。
 言葉の書けない子には、「左右のどこにつるしたの。」と質問する。

4.発表させる
 書いた児童全員に発表させる。
 左右のどこにつるしたか、あやふやな発表者には、質問する。
「同じくらいといったけど、どこから同じくらいですか。」
などと聞くと、「支点から。」「端から」などと答える。
 左右のどこかを書いてある部分に赤線を引かせる。
 このとき、「左右の同じ重さの所」と答えた子がいた。素晴らしい意見である。てんびんの本質に迫る意見である。
「すごい!よく考えたね。でも、重さをはかったの?長さは目に見えるけど、重さは目に見えないよね。仮説としておいて、今度確かめようね。」
といって、保留しておく。

5.わかったことを書いておく
 ここは、まとめではない。次時にたしかめがあるからだ。
「8人の意見をまとめると、3つになりますね。Aくんの意見は何でしたか。」
同様に3名に聞く。この授業では、以下の3つにまとめられた。
・両端。
・両端から同じ長さ。
・支点から同じ長さ。
「どれが正しいか、次時で確かめていきます。」
 感想を書かせる。書けた子から、道具をもとあった場所に片づけさせる。
 道具がなくなり、ノートを出した子から終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開小学五年(小林幸雄氏の論文) 明治図書

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5年理科 もののとけ方 第4時 ホウ酸が水に溶ける量

2008-01-17 01:08:44 | 理科
(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方指導プラン 
第4時 ホウ酸が水に溶ける量
臼井俊男

1.復習~めあて~実験方法
 「復習です。食塩は水にかぎりなく溶けましたか。」いいえ。
 教科書P52を読む。ホウ酸とは何なのか、教科書に書いてあることを読む。
 めあて「食塩以外の物も、水に溶ける量には限りがあるだろうか。」
 方法「水50mlにホウ酸5gを加えて全部溶けるかどうか調べる。」
 板書し、ノートに書かせる。

2.予想
 「予想。限りがある。限りがない。どちらかをノートに書きます。」
 前時の食塩で、限りがあったので、ほとんどの子が「限りがある」と予想するであろう。
 「限りがあるという人は、何gで溶け残ると思いますか。5g、10g、15g、20 g、25gそれ以上?ノートに書きます。」
 自分の予想はノートに書かせる。人数を板書しておく。

3.実験
 「実験方法、記録の仕方は、前回の食塩と同じです。黒板を写した班から、ノートチェックを受けて準備をして 実験を開始します。」
 準備物は、メスシリンダー・スポイト・水・ホウ酸・電子てんびん・薬包紙・薬さじ。
 ノートチェックは、いままでしてきたとおり。書いてあるモノしか貸さない。
 メスシリンダーやスポイトは、水をはかりとったらすぐ片づけさせる。
 我が校は、電子てんびんが4台しかないので、教卓に並べる。
 ホウ酸は、教卓で5gはかりとり、持って行かせる。
 電子てんびんが、班の数あれば、配ってもいい。
 上皿てんびんでもできるが、はかるのに時間がかかる。
 常温であれば、ホウ酸は、5gでも溶け残る。気温10℃で1.8gしか溶けない。

4.結果~まとめ
 どうやっても溶け残るので、15分を残し、実験をやめさせる。
 班ごとに結果を発表させる。どこも5gでとけ残るはずである。
 「まとめます。水に溶ける量は、この後に続いて文章を考えます。」
 『食塩以外の物も、水に溶ける量には限りがある。』のようにまとめる。
 今回使ったホウ酸水溶液は、次回使うので、容器にビニールテープのラベルを貼り、集めておく。

5.発展
 時間が許せば、演示実験を行う。
 「水50mlに砂糖は何グラム溶けるか。」
 5gのスティックシュガーをいれ、容器を振る。
 実際には、100g溶けるので、残り時間によって、一度に何g入れるか調節する。
 

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5年理科 もののとけ方 第3時 水に溶けるものの量 

2008-01-15 22:39:02 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方指導プラン 
第3時 水に溶ける物の量 
  臼井俊男  

①前回の復習
 「水に溶ける物を何といいましたか。」水溶液
 「食塩を水に溶かすと、重さはなくなりましたか。」なくならない。
 下記をそろえて板書し、ノートに書かせる。
 『水の重さ+溶かした物の重さ=水溶液の重さ』
 『水50g+食塩5g=食塩水55g』板書し、ノートに書かせる。

②演示実験
 「砂糖を水に溶かすと重さはなくなりますか。」
 口頭でなくなる・なくならない・その他を聞く。
  別の実験方法・電子てんびんを使って演示実験する。
 結果はなくならない。
 『水50g+砂糖5g=砂糖水55g』板書し、ノートに書かせる。

③前時のまとめ
「水溶液の重さは、水の重さと溶かした物の重さの和になる。物が溶けて見えなくなっても、物がなくなったわけではない。水の重さ+溶かした物の重さ=水溶液の重さ」
子どもと対話しながら、まとめる。
ノートに書かせる。

④今日のめあて
 教科書50頁を読む。
 『食塩は、水にかぎりなく溶けるだろうか。』
 板書と同時にノートに書かせる。
 
⑤予想
 「50mlの水に食塩を5gずつ入れていきます。どんなに混ぜても溶け残るようにな ったら、溶ける量には限りがあるということです。予想をノートに書きます。」
 ・溶ける量には限りがある。
 ・溶ける量には限りがない。
 どちらかをノートに書かせる。

⑥メスシリンダーの使い方
 教科書を読む。
 班ごとに実際にメスシリンダーで50mlはかりとらせ、全員に確認させる。

⑦準備物・実験方法
 板書し、写させる。
 ・食塩は、班の数だけビーカーに小分けしておく。

⑧実験する。
 班で1実験をする。5gにつき、ひとりが実験する。
 5gは電子天秤ではからせる。2班に1つずつ貸し出す。
 実験結果が出たら、黒板に班ごとに板書させる。

⑨発表し、話し合う。
 各班ごとに結果を発表し、結果から何がわかるか話し合う。
 ・20gのとき、溶け残った。
 ・食塩は、溶ける量に限りがある。

⑩次時の予告
 「食塩以外の物も、水に溶ける量には限りがあるだろうか。」
 「今日溶け残った食塩水は、今度使います。ビニールテープのラベルを貼っておきます。」
 『1組3班食塩水』と書かせる。

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5年理科 てことつり合い 第1時 棒を水平につり合わせる

2008-01-13 22:43:46 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/てことつり合い            

5年理科 てことつり合い 授業記録
第1時 棒を水平につり合わせる

TOSS狸ばやし 臼井俊男


1.準備からめあてを書く。
 A4のかごに,カラーボードを切った棒(30㎝×2㎝)凧糸・ナイロンひもを人数分・セロテープ入れておいた。
 それを各班の机上に置いておいた。
 日付,めあても板書しておいた。
 
 理科室に入ってくる子どもたち,早速かごの中のものを物色。
 はやくもかごの縁でつり合わせはじめる子どもたちもいる。
「日付とめあてをノートに書きます。2分で書きます。」
(めあて:棒を糸でつるして水平につり合わせることができるだろうか。)
 実験の時間をたっぷりとりたいので,いきなり授業にはいる。
 いつものように,ノートを書く子どもたち。
 机間指導を一周して書いてあるかどうかを確認。
 その後,鉛筆を置かせ,説明をする。

2.左右の幅が同じ棒をつり合わせる。
「かごの中に棒が入っています。凧糸をセロテープで棒に貼ります。」
 わざとつり合わない演示をする。片方の腕が下がっている状態にする。
「これはつり合っていると言えるでしょうか。」
子どもたち,口々に「違う,言えない」と言う。
「では,どう言った状態がつり合ったと言えますか。」
子どもたち「水平,まっすぐ,平行」などという。
「地面や床と平行になったことをつり合うと言うんだね。」

「では,この左右の幅が同じ棒は,つり合うでしょうか。」
 挙手で確認する。つり合う,○が32人,つり合わない,×が2人。
 板書(①左右の幅が同じ棒 ○32 ×2)

「今から5分間,実験して確かめましょう。」
 黒板に簡単な図を書いてから,机間指導。
 子どもたちはかごからおのおの取り出して実験をする。
 とても熱中している。
 すぐに「先生,できたよ!」などと言ってくる。
 できた子には,教卓に用意しておいた60㎝~180㎝の丸棒,角材などに挑戦させる。
 指の上でつり合わせた子や,角材の上でつり合わせた子などもほめた。
 色鉛筆や教科書をつり合わせている子もいて,取り上げてほめた。
 ほぼ全員が短い棒でできたことを確認し,持っているものを置かせる。
 「つり合いましたか?」
 全員が,つり合いました!と答える。
 「棒のどこでつり合いましたか?」
 子どもたちは,「真ん中]「中心」と答えた。これではいけない。
 棒の短い長さの真ん中もあり得るからだ。
 詰めの問いを出す。
「真ん中,中心とは棒のどこですか?」
 子どもたちは答えられない。やがて,「左右が同じ」と言う子が出る。
「そのとおり!左右の長さが同じところでつり合っているんだね。」
 板書(同じ幅の棒は,左右の長さのおなじところでつり合う)

「このつり上げられた点を支点と言います。支える点です。
 Aくんが指にのせていましたが,その指の触れている点も,支点です。
 支点は支える点なので,つり合っていなくても,支えていれば支点なのです。」
 つり合っていないと支点とは言わないのではない。
 ここを間違えないよう,しっかり教え,板書する。
 Aくんの下から支える図も書いておく。

3.幅の違う棒で行う。
「三角形の板は,つり合うでしょうか。」
「三角形の場合は,直角を上にした時,上の辺が水平になった場合をつり合うとします。」
 きちんと,条件を示しておく。
 板書(②三角形。三角形の形もかく。)
 同様に挙手確認。○30名 ×4名。
 カラーボードを三角形に切ったものを配布。2名に一つ。
  どんどんつり合わせられる。
 答えを問うと,どの子も「つり合う!」

「第3問,木の枝はつり合うでしょうか。」
 校庭の草捨て場で拾ってきた50センチほどの枝を提示。
 板書(③木の枝)
 挙手確認。全員が○。
 これは,教師の演示実験をする。
 騒がしくなってきたので,じらしながら集中させる。
 結果は,○。

 第4問はかさ。同様に板書し,確認し,演示する。
 第5問,金属バット,第6問,大根も同様に演示実験。
 どれもつり合う。子どもたちは集中してみていた。 

 ノートに板書を写して終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開小学五年(小林幸雄氏の論文) 明治図書

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5年理科 もののとけ方 第2時 水溶液の重さ

2008-01-12 22:27:26 | 理科
 

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方 第2時 水溶液の重さ
TOSS狸ばやし 臼井俊男


準備物
・上皿てんびん・プラスチック容器・ビーカー・スポイト・薬包紙・食塩・薬品さじ

①復習
 
問題をだし,列指名させる。

 「物の溶けた水のことを何といいますか。」水溶液
 「食塩が溶けた水を何といいますか。」食塩の水溶液・食塩水
 「砂糖の溶けた水を何といいますか。」砂糖の水溶液・砂糖水
 「溶けると何色になりますか。」透明
 「コーヒーシュガーのように色の付いた透明な水は、水溶液ですか。」はい。

②めあて
 「食塩や砂糖も水に溶けると見えなくなった。食塩や砂糖の重さもなくなってしまうのだろうか。」
 食塩の水溶液をつくりながら説明。めあてを書く。
 「たとえば、水50gに食塩5gを溶かすと、何gになるか?
  55gなら、おもさはなくならない。
  50gなら重さはなくなる。」

③予想・理由を書く。
 理由を人数の少ないところから発表する。
・重さはなくならない(55g)20名程度
  理由:入れたから。溶けて透明になっても、中にあるから。水の量が増えるから。
 ・重さはなくなる(50g)10名程度
  理由:見えなくなるから。水とまざっただけだから。
 ・重さはちょっとなくなる。(51~54g)5名程度
  理由:少し水の量が増えるから。液体になると重さは減るから。

④実験方法を確かめる。
 教科書を読み、実験方法を確かめる。
 1項目ずつ、方法を演示する。

⑤準備物を書く。
 ・上皿てんびん・分銅・プラ容器2こ・ビーカー・スポイト・薬包紙・薬品さじ・食塩
食塩は200mgビーカーで班の数だけ小分けにしておく。
 道具のある場所を教える。
 「全員で手分けして持ってきます。持ってきた人が戻します。」

⑥実験
 「教科書1冊だけを指してあとは片づけた班、えらいですね!」
 「実験は、5項目だから、1項目ひとりずつでやるといいですね。」
 机間指導しながら、実験が正しく行われているか、確認する。
 「実験が終わったらノートに絵と文で記録します。班でひとり黒板にも書いて下さい。」
結果を班ごとに黒板に記入させる。黒板に欄を作っておく。
 
⑦結果
 結果を発表させる。
☆授業はここまでで終わってしまう。まとめは、次時に行う。

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5年理科 もののとけ方指導プラン 第1時 水溶液

2008-01-09 23:16:52 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 もののとけ方 第1時 水溶液
TOSS狸ばやし 臼井俊男

準備
・ビーカー各班4つ・氷砂糖・砂糖・食塩・コーヒーシュガー・砂
・ガラス棒各班3本(割り箸でもいい)・薬品さじ・ビニタイ各班1つ
・小麦粉・インスタントコーヒー・片栗粉・洗濯用粉洗剤
・虫眼鏡・顕微鏡・紫水晶の原石

①導入1
 紫水晶(アメジスト)の結晶を見せる。
 「表は、石です。裏は?」
 「アメジスト、紫水晶の結晶です。これからの勉強の最後に、この結晶が関わってきます。」
 最後のミョウバンの結晶づくりに結びつける。

 導入2
 「溶ける物には、何がありますか。」
 自由にいわせる。
 ・塩・みそ・雪・あめ・チョコ・プラスチック・バター・砂糖・氷・アイス・ロウソク
 「すべて溶ける物です。しかし、同じ「溶ける」にも、2種類の意味があります。」
 もし、出なければ、次の発問。
 「バターはどうやって溶けますか。」「塩はどうやって溶けますか。」
 『熱で固体が液体になる・融解』『水に混ざって見えなくなる・溶解』
 「今日からの勉強は、水に溶ける物です。」
 
②めあて・予想
「水に溶けるとはどういうことだろうか。」
 めあてを書く。演示でやるまねをする。
 ノートに「とける」という言葉を使わずに書く。
 自由に意見を出し合う。
 ・消える。・見えなくなる。まざる。にごる。粒が小さくなる。

③実験
「食塩や砂糖などを水の中に入れ、溶ける様子を観察しよう。」
 実験方法の演示。ノートに持ち物を書く。
 「砂糖・食塩・コーヒーシュガー・小麦粉・粉石けん・片栗粉・砂・氷砂糖から
 1人1つ選びます。同じ班の中では、違う物にします。」

 それぞれ1つずつ、トレーとビーカーに入れておく。薬さじも専用で用意する。
 氷砂糖は。モールでつるすようにする。見本を用意しておく。
 「班ごとにノートチェック。全部書けた班から、貸し出します。」
 「最初は、粒を観察します。
 
次に水を入れて混ぜないで観察します。
 
最後に混ぜながら  観察します。」
 机間指導しながら、様子を聞く。

④結果
 「様子や、気づいたことをノートに絵と文で記録します。
 自分の物だけでなく、班の友達の物も記録します。」
 観察した様子をノートに記録する。気づきを書く。
 「気づいたことを発表して下さい。」
 発表し合う。黒板には、それぞれの物を書く。
 砂糖…粒がなくなった・水は透明
 食塩…粒がなくなった・水は透明
 コーヒーシュガー…粒がなくなった・黄色
 小麦粉…底にたまる・白くにごる
 粉石けん…粒はなくなる・白くにごる・泡が出る
 片栗粉…底にたまる・白くにごる
 砂…底にたまる・茶色ににごる
 氷砂糖…何かが流れ落ちている・粒が小さくなる・透明
 
⑤まとめ
 「この中で、厳密に言うと、溶けていない物があります。」
 小麦粉・砂・片栗粉
 「溶けるとはどういうことですか。」
 ・溶けた…粒が見えないまで・透明になるまで水に混ぜる。
 ・溶けない…粒が混じっている状態。透明でない。」
 「コーヒーシュガーも粒がなくなり、透明になりました。溶けたと言っていいでしょう。」
 「粉石けんは、粒はなくなりましたが、白くにごっています。こういう状態をコロイド  溶液といいます。覚えなくていいです。」
 「物が溶けている水のことを水溶液といいます。
  食塩の水溶液を食塩水、砂糖の水溶液を砂糖水といいます。
 水溶液には、色の付いた物もあれば、ついていない物もあるが、
 すべて透明です。」
 水溶液・透明・食塩水・砂糖水などは、子どもにいわせる。
 まとめをノートに書かせる。

片づけてノートにハンコをもらった子から終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開 小学5年 明治図書

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台風と天気の変化・第2時

2007-11-13 23:54:20 | 理科
先にめあて等を板書しておく。
早く理科室に来た子から,めあてを写させておく

(板書)
11/7 P6
「台風が来ると,天気はどう変わるだろうか。」

①教育テレビ録画「サイエンスゴーゴー」台風の回を見せる。(15分)
 その間に,黒板に表を書いておく。

 横の項目,雲画像・アメダス・福岡・大阪・東京
 縦の項目
 9月30日
 10月1日
 10月2日

 教科書P6~7をそのまま表にしたもの。
 ノート見本も作っておく。

②表を試写させる。(5分)
 机間指導しながら,ノート見本そっくりに写させる。

③資料からの読み取り(一斉指導)(10分)
 9月30日の雲画像,アメダス,福岡大阪東京の天気の写真から読み取り,表に記入する。
 書画カメラとプロジェクターで,スクリーンに教科書の写真を映し出す。
 「9月30日の雲画像を指で押さえます。」
 「となりと確認。」
 「この雲画像から何がわかりますか。」
 ・山形から福岡に雲がある。
 ・東日本に雲がある。
 ・南の海から雲がのびている。
 「雲の先の南の海の上には,何がありますか。」
 ・台風(前半の映像を見たことが生科されている。)
 「表にはなんて書いたらいいですか。」
 (何人かの意見を集約する。)
 ・南の台風からのびた雲が,東日本にかかっている。
 「9月30日のアメダスを見ます。何がわかりますか。」
 ・関東地方に雨が降り出した。
 「表に書きます。」
 「福岡の天気は何ですか。」晴れ。
 同様に大阪・東京も聞き,表に記入させる。

④資料からの読み取り(自力解決)(5分)
 「10月1日,10月2日は自分で読み取って,表に記入します。」
 机間指導しながら,枠1つにつき,朱で○をつける。
 

⑤発表させる。(5分)
 何人かずつ発表させ,いい意見を表に書き込む。
 書けなかった子は,板書を写させる。

⑥まとめを書く。(5分)
 「まとめます。書き出しは何ですか。」
 ・台風が来るとです。
 「続きを書きます。」
 しばらくして,聞く。
 「誰か発表してください。」
 ・台風が来ると,雨風が強くなる。「おしい,30点」
 ・台風が来ると,雨の量が多くなり,風も強くなる。
  「いいぞ,70点。続きがあります。」
 ・台風が来ると,雨の量が多くなり,風も強くなる。
  台風が過ぎると,おだやかに晴れる。
  「すばらしい!100点!ノートに付け足しましょう。」
 書けた子から,合格印をもらって終わり。