授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

台風と天気の変化・第1時

2007-11-13 23:51:54 | 理科

①めあて「台風はどう動くだろうか」
 台風について知っていることをノートに箇条書きをする。
 全員に発表させる。
 いい意見は板書する。
 ・台風は西から東に動く。いや,南から北に動く。
 ・冬に来る。いや,夏に来る。(秋がどのクラスも出ない)
 など,意見の食い違いも出る。

②昨年度の1年間の雲画像を見る。
 高知大学のHPからダウンロードできる。
 パソコン,プロジェクターで見させる。
 見ながら,以下のことを問う。
 ・方角 ・地名(本州・北海道・台湾・朝鮮半島etc)
 ・天気はどの方角に動くか。

③雲画像で気づいたことをノートに書く。
 ・南から来た。
 ・途中で消える。
 ・台湾直撃が多い。
 ・7月に多い。(実際の映像では,9月が多いのだが・・・)

④大まかに日本周辺の地図を書く。
 菱形の北海道。ブーメランの本州。四角の四国。長靴の九州。
 沖縄,台湾,朝鮮半島から中国大陸。
 板書で示しながら,ノート半分くらいに書かせる。
 昨年の台風の進路を赤の矢印で記入。

⑤まとめ
 「台風は,夏から秋にかけ日本に近づく。
  おおよそ南から北に移動する。」
 何人かに発表させ,板書,ノートに書かせる。



どの子もばっちり観察名人!観察カードスキルシステム

2007-02-28 19:01:47 | 理科

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         作成者:臼井俊男(TOSS千葉・TOSS狸ばやし)


どの子もばっちり観察名人!

観察カードスキルシステム

 ① 観察カードは五感を使って調べたことを箇条書きせよう!
観察カードは、感想文ではありません。
観察の記録です。
Bは自分の気持ちを書いていて、双葉の様子を書いていないので、
国語の日記、感想文としてはよくても、理科の観察記録としては、
落第点をつけなければいけません。

観察カードに書くべきは、そのものの様子です。
大きさ、草丈、形、色、におい、味、数、などを箇条書きすることが大事です。
これらの様子にいくつ気づけたかで、観察の技能を評価することができます。
気持ち、感想をどうしても書かせたければ、
記録の最後の2行ほど書かせればよいのです。 

絵も同じです。人間や、太陽、雲は必要ありません。
(花に蝶が来ていたなどは、あるとよいですが。)
また、図工でもないので、詳細に書く必要もありません。
観察したことのみを、詳しく書けばよいのです。
しかし、いきなり子どもたちにはこのようなことは教えられません。
そこで、以下の3つのステップで観察記録の書き方を教えていきましょう。

② 観察カードスキルを使って、観察の仕方を身につけさせよう!
まず、授業開きに観察カードスキルをあたえ、薄い線をなぞらせて、
観察カードの書き方(どんなことを書けばいいのか)を学ばせます。 
次に、スキルと同じ形式の観察カードを使います。
大きさ、草丈、形、色、におい、味、数、などを箇条書きの入っっています。
何度か使ううちに、子どもたちはどんな視点で観察すればいいか、
身につけていきます。 そして、箇条書きのない観察カードを使います。
資料2のカードで数回観察したら、形式は同じで、箇条書きのないものを使います。ここまでしてはじめて、正しい観察記録となるのです。

③ 観察用グッズをそろえて、科学者気分! 
・生活科探検バック
 (ものを入れられ、バインダーにもなり、6年生まで重宝します。)
・虫眼鏡  
  子どもは、おおざっぱにものを見ます。
  観察するものを限定してみさせるために必要です。
  博士・探偵にになったみたいで、観察がぐっとよくなります。
・色鉛筆
  クレヨンやクーピーペンシルを使う子は、おおざっぱで好い加減な色を塗ります。    ペンも、汚くなってしまいます。
  色鉛筆は、線を引く・色を塗る両方できて便利です。

④ 観察のあとは、観察報告会をしよう!
 観察しっぱなしではいけません。
  発表の時間を必ずとる。
  最後の10分。途中でも子どもを集めて、
  「全日本○○観察報告会を開きます。」などと盛り上げて、発表させるのです。

1. 「いくつ発見して書けましたか?」
   先に、5個以上書けたら合格などと示しておく
  挙手で確認します。多い子を誉めます。短くてもよいです。
  たくさん発見できることが、まずは 必要なのです。

2. 指名なし発表で全員発表させます。
  全員発表になれるまでは、列指名でもよいです。
 「全員、1人ひとつだけ発表します。できるだけ友だちと違うことをいいます。」
  子どもの発表の あとは、「よく見てる!」「なるほど!」など、短く誉めます。

3. 食い違う意見が出たら、しめたものです。
  教師が答えを言うのでなく、討論させたいです。
 ノート に、○×を書かせ、理由も書かせるのです。
 理由が書けた子は、持ってこさせ、どんな理由で も誉めます。
 その後、○×に子どもを分け、討論させるのです。
 これは盛り上がります。
 その後 確認のため、もう一度観察させるのです。
 この手は実験でも使えます。

⑤ 掲示は、クリアファイルですっきりさせよう! 
 掲示するときは、のりで貼らせません。
 あとで各自まとめられないからです。
 模造紙に貼ったり、巻物にしたり、本にしたり、活用法は様々です。
 はじめに「題名」「観察しようと思った理由」「予想」など、
 最後に「考察」「感想」を書かせれば、立派な研究論文になります。

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