授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

教師の働き方改革は自分からやろう

2019-02-16 08:29:24 | 仕事術

教師はブラック企業だと言われてだいぶ世間にも認知されてきました。

であなたは、何時に退勤していますか?

毎日定時近くに退勤しているならばこれからの話は読まなくてもいいかもしれません。

ではなくて、毎日夜の6時7時は当たり前、8時9時10時など遅い時間にまで学校に残って仕事しているとしたら、それはもうやめましょう。

教師の働き方改革。簡単に言えばそれは出勤時間を遅くして退勤時間を早くする、これに尽きます。

つまり勤務時間内で全ての仕事を終わらせる、と言うことです。

僕は30代の頃、担任をやりながら体育主任をやっていくた時期がありました。体育主任と言えば学校を動かす仕事です運動会を始め陸上大会様々な大会行事等で学校動かす立場になります。

その頃は毎日毎日早起きし、そして夜遅くまで学校に仕事をしていたため、毎日ハイテンションで、毎日アドレナリンが出たままになっている、1日中寝ても覚めても交感神経が活発に動いているそんな状態でした

いろんなことがうまくいき成功もしたのですが、そのツケが回ってくる時が来ました。

でどうなったかと言うと体が動かなくなり、教室で立ち上がることすらできなくなったのです。
担がれて病院に運ばれ点滴を打つと言うような状態になりました。

頑張りすぎて、パワハラやクレーマーからストレスを受け、肺炎になり入院した事もあります。ついでに言うと、療養休暇をいただけず、年休にさせられました。

若いとか、油がのっているとか、そういう時期に落とし穴があります。常日頃から、無理をしない、自分から働き方改革をして行きましょう。

次回から、具体的に述べていきます。

ダメ出しするなら代案を

2018-07-14 16:27:23 | 仕事術

子どもが失敗したときやどうしたらいいか分からないとき、
「自分で考えなさい」
と言ってませんか?

それ、NGワードです。
教育の放棄です。

考えてやったから失敗するんです。
どう考えたらいいかわからないから困ってるんです。

じゃあ、どうするか。
「こうやるんだよ」
と、教えればいいんです。

大人の仕事も同じです。
叱り方は2種類あります。

叱るだけ、自分で考えろという人。
注意するけど、代案を出す人。

僕は変な教師なので、先輩や上司からよく「それは違う」とダメ出しを食らいました。

でも、代案を出す人は、言い方も優しかったし、人間関係もうまく行きました。

代案を出さない人は、いつも叱るだけなので、パワハラだと感じ、人間関係もうまくいかず、嫌いになりました。

だから、僕は、子どもにら教え、同僚や後輩には必ず代案をつけて話すように心がけています。



夏休みは旅行のついでに教材研究を

2018-07-11 10:36:32 | 仕事術
もうすぐ夏休みです。どうやって過ごしますか?のんびり過ごして英気を養うのも大事です。でもその中でぜひやってもらいたいことがあります。それは、自分の授業に生きる体験をすることです。

僕は昔、伊吹山登山のついでに、近くの関ヶ原を1日回ったことがあります。陣屋跡に登り、博物館等を巡り、絵葉書や教材に使えそうなお土産を買いました。

歴史の授業では、この体験がおおいに生きました。
関ヶ原で見てきたことを話すと、子ども達は身を乗り出して聞き、いつもの授業の何倍も手ごたえを感じました。
子ども達も、関ヶ原の授業は楽しかったと声を揃えて言いました。

それから、奈良や京都、吉野ヶ里遺跡、三内丸山遺跡など、教科書に出てくる史跡を、夏休みに一度は尋ねました。そしてその体験を子ども達に話しました。

歴史だけではありません。
昔、四年生の社会科の教科書にあった坂本養川の水路を巡り、写真やビデオを撮って教材化しました。このコンテンツは地元の教育賞をいただきました。

理科でも、休みになると、博物館巡りをしたり、化石発掘に参加しました。そこでの体験や教材になるお土産は、10年以上活用しています。

これらは、旅行のついででいいんです。
関ヶ原は伊吹山登山のついで。
三内丸山遺跡は、大間のマグロを食べに行くついで。
坂本養川は、長野の別荘にいくついででした。

百聞は一見にしかず。夏休みに1〜2日は、授業に生きる体験をオススメします。


仕事の行き違いを防ぐために

2018-06-11 18:51:15 | 仕事術
よく仕事をしていて、あれは言った、これは聞いてない、なんて事はありませんか?

特に、休み時間の間にちょこちょこっと話された事は、授業をしているとすっかり忘れてしまうこともしばしばあります。

そこで、お願いしていたことが、聞いてないとか、言ってることが違ってると言われないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

それは文書を作って渡しておくことです。

ある学校での花壇の割り振りで、異動した最初の年は、文書がありませんでした。昨年の担任から、○年生はここと聞いて、耕して、いよいよタネを蒔こうとしたら、別の先生からそこは違う、うちの学年の場所だと言われた事があります。

そんなことがないように、次の年、理科主任だったので、花壇の場所を提案文書で作って出すことにしました。提案文書があるので何か植える場所でもめたときには、その文章出し、提案でこうなっていますと言えばお前事は起こらなくなります。

学校の仕事は、あまりにも膨大すぎて、すべてに文書を作るのは、難しい事はわかります。でも、自分の公務分掌に関わることや、学年で共通理解を図りたいことなどは、簡単な文書を作り、少なくともメモは取り、それをコピーして配っておくと、後々様々なトラブルから身を守ることができます。また、次の年度にまたもめる必要がなくなります。

文書といっても、難しく作る必要はありません。
題名、提案日時、内容、そのくらいのもので充分です。
ものの5分で書いて、印刷し配っておけばいいんです。

相手が少人数や、簡単な内容なら、メモでもいいです。メモをとりそれをコピーして相手に渡しておく。もしも違うことが言われたら、そのメモを見せこのようにいましたと話すことができます。

でも、文書にしておけば、来年に生きるし、正式に決まったことと認識されます、ぜひ面倒くさがらず、文書にしましょう。その方が、結果的に時間の節約にもなりますよ。




それ、担任が丸つけするの?

2018-05-28 20:21:14 | 仕事術
自主学習を宿題にすると、家庭で購入したドリルや通信教材をやってきて、担任に丸つけさせる保護者や子どもがいます。

また、それを丸つけする教師もいます。

いろいろな考えがあるだろうけど、僕は丸つけません。

子どもには、
「お家の人が買ったドリルは、お家の人に丸つけしてもらってね。」


保護者から言われたら、
「学校で用意したドリル類は、学校で責任を持ってやらせます。お家で買われたドリル類は、お家で責任を持ってやらせて下さい。丸つけも同じです。」
などと言います。

それでも言われたら、
「クラスには35人の児童がいます。全員に力をつけられるよう、ドリルを選んでいます。このドリルは学校で選んだドリルではありませんので、ご勘弁下さい。○○くんだけ別のドリルに丸つけしたら、特別扱いになります。申し訳ありませんが、できません。」
と言って断ります。

これは、合理的配慮とは違います。

ご家庭からの要求は年々増えています。
全てを受け入れる訳にはいきません。

少なくとも、丸つけだけは、お断りしたいものです。

でも、校内で、丸つけしちゃう先生がいると、なし崩しにやる羽目になるんですよね。

保護者の方がこれを読んでたら、担任に頼んじゃダメですよ。
担任の悩みと負担を作らないで下さいね。


休みの日はしっかり休もう

2018-05-13 23:24:33 | 仕事術
30代、体育主任で脂が乗っている頃、仕事で10時ぐらいまで残るのは毎日だった。
で、土日は講座やセミナーに参加し、学び続けた。
兎に角仕事が楽しかったし、やった分だけ、子どもの変容があった。

毎日がハイな状態が続いたある日、子どもを叱った後、立てなくなった。
身体がふらふらして動けない。
子どもに自習指示を出し、1番大きな男子に担がれて職員室に行った。

救急車が呼ばれ、病院で1日点滴を受けることになった。

40代、3月ぐらいから咳が止まらず、それでも平日は仕事、土日は講座やセミナーに参加していた。病院に行って薬をもらいながらも、4月、5月と咳が止まらぬまま仕事を続けていた。そして6月、病院でレントゲンを撮られ、肺炎の診断で、即入院。家にも帰らずに入院。そこから約1カ月、入院したまま、成績処理し、夏休みを迎えた。

それ以来、基本的に土日のうち1日はのんびりするようにしている。

教員の過労死、ストレスによる自殺が多い。身の回りでも、何人も知ってる。僕にとって他人事ではない。僕もあるかもしれない。だから、休日は休む。

あなたにもあるかもしれない。
だから、休日は休もう。


写真は記事と関係ありません。

ドリルの○付けは教師がすべき?

2018-05-12 21:33:57 | 仕事術
若い頃、ドリルの答え合わせを子どもたちにさせていたら、ベテランの学年主任に怒られた。

○付けは教師の仕事で、子どもに答えを渡したら写してしまう。というのが趣旨だが、1時間以上説教された覚えがある。

この主張は、大多数のベテランの先生方がおっしゃる。
休み時間も、全校集会中も、なんと職員会議中もドリルの○付けをしている先生もいる。

僕は違う考え。

学校は勉強をするところでもあるけど、勉強の仕方を教えるところでもある。

自分でやった問題が合っているか確かめ、やり直す仕方も教えないといけないと思ってる。

だから、答え合わせの仕方も教えた。
授業時間内にドリル1ページをやり、答え合わせをさせ、間違い直しをさせる。
5分から10分あれば子どもでもできる。

1ヶ月教え続ければ、あとは子ども自身でできるようになる。

きちんと授業で教えれば、答えを見て書く子はほとんどいない。
見てしまうのは、本当にできない子。
そんな子は、答えを写させる。
書き写すことも勉強。書き写すうちにやり方が分かってくる。

答え合わせを自力でできるようになれば、家での自主学習も出来るし、受験勉強もできる。

と、僕は思って、ベテランの先生方に見つからないように、答え合わせさせてきた。

昨年、職員室で、答え合わせの話題になった時、同世代の教頭や教務も同じ意見だった。

教師になって以来の、溜飲を下げる思いをした。



写真は記事と全く関係ありません。

その立場にならないとわからない

2018-05-01 22:04:12 | 仕事術
その立場にならないとわからない。

はじめて担任ではなく、理科専科になった時、教務主任に連れられて、集会前の体育館の準備や、運動会前のグラウンド整備をした。
担任だった時にはやった事のない、気づきもしなかった学校の裏方の仕事を知った。
職員室の先生方は、こうしてバックアップしてくれていたんだとわかった。

ある学校で担任をしたとき、特別支援学級在籍の子が交流で来ていた。国語算数以外は僕のクラスで受けるので、クラスの一員のつもりで活動した。ベテランの支援学級の担任も補助で来たのだが、ことごとく僕と違う指導をして困った。僕も中堅の時期だったので、僕のクラスは僕の指導の仕方でやりたいと何度も言ったが、聞き入れてもらえなかった。そして校長に、僕に文句を言われると訴え、僕が校長室で説教された。

別の学校で、今度は僕が特別支援学級の担任として、交流学級の補助に入った。交流学級の担任は僕より一回り以上年下で、教科書を全く使わず、国語は教科書の題材すらも扱わずに授業していた。学級経営も、子どもの好きにさせるやり方だった。放課後、何度もその先生に色々アドバイスをしたのだが、その担任は、俺のやり方でやるからと、やり方を変えなかった。そして校長に、僕に文句を言われると訴え、僕が校長室で説教された。

別の学校の特別支援学級の担任から、上記の様な相談を受けた。その交流学級の担任は僕の同期だった。僕はどちらの立場も経験しているので、その担任を誘い、飲みながら話をした。どちらも言い分がわかった。僕の経験も話し、うまく協力し合えるよう話した。どちらも、僕の話は真摯に受け止めてくれたが、その後もあまり協力できていない様だった。

とある同僚が、はじめて特別支援学級の担任になった時、僕の大変さが、自分が支援学級の担任になってみてはじめてわかったと言った。みんな特別支援学級の担任を経験した方がいいとも言った。

特別支援学級の担任だけではない。
やはり、その立場を経験しないとわからない。
写真はネモフィラの丘。記事とは関係ありません(^_^;)