授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

教育での自己投資

2008-11-02 20:31:45 | Weblog
教師の腕を上げたければ、自腹を切って教育セミナーに参加するといい。
よく、「法外な値段だ!」と言う方がいる。
それは、県や市の教育委員会が、予算を使って無料の研修を行っているから、錯覚しているのだ。
一般の講座・セミナーは、5万円、10万円は当たり前。
それに比べたら、教育講座は安すぎるほどだ。

さて、本日参加した、
横浜のレベルアップセミナーはすごかった。
オール理科の講座。講師は、理科室日本一、指導要領執筆のK先生。

会場には、机の上に溢れるほどのモノが置かれていた。
そして、そのものを使った授業の数々が披露された。

モノネタだけでなく、それを効率よく使った授業。
モノと、パソコン、プロジェクターを組み合わせ、
子どもたちの知的興奮を呼び起こす組み立てを工夫されている。

図鑑を使った楽しい授業から、最先端の理科技術をわかりやすく教える授業まで。

講師のK先生の授業もまた、モノに溢れていた。
100円ショップのものを使った、星座版作り。
幼稚園児たちも興奮した、種子散布の授業。
折り紙や紙で、楽しい種の模型を作り、それに
すばらしい語りが入ることで、単なる楽しい物作りを超えて、
知的な授業へと昇華させている。

学びに行く事で、参加費以上の知識、技能、そして人脈を持ち帰ることができる。
そして、明日からの授業が変わる。
それが、教育での自己投資である。


五色百人一首&科学実験教室

2008-11-02 20:29:47 | Weblog
先日は五色百人一首教室&科学実験教室を実施しました。

月に1回公民館で実施していますが、
今までで一番の参加者でした。
私のクラスからも参加者があり、とても嬉しく思いました。

五色百人一首はほとんどの子どもがやっているようで、
白熱した戦いになりました。
レベルが高いので、トーナメント戦では、負けて悔しがる子もいました。

科学実験は、浮沈し作り。
浮沈し作りは、まず4年生の「空気と水」の発展教材として、
「空気はおしちぢめられる」「水はおしちぢめられない」
ことから、原理を考えさせました。
ちょうど4年生が一番多く参加していたので、
活発に意見が出ました。

そしていよいよ浮沈子作り。
みんなバランスよく作れました。
結構すぐにできてしまうのですが、
色を塗って、オリジナルの浮沈子を作らせることで、
どの子も熱中しました。

次回予定です。
11月16日(日) 9:30〜11:30 君津市八重原公民館
11月16日(日)14:00〜16:00 木更津市中央公民館
興味、参加希望の方は、書き込みをくださいね。

校外学習で指導すること

2008-11-02 20:28:20 | Weblog
先日、校外学習でした。

教師にとっては、当たり前のことかもしれませんが、
教師以外の方も見ているので、
校外学習で、どんな指導をしているのか、
ちょっと紹介します。

1.名札をつける。
名札は、あなたの身分証明書です。
必ずつけます。
校外に出れば、「○山×夫」ではなく、「○○小の子」と見られます。
いい行動をすれば、「○○小はすばらしい」と言われます。
悪い行動をすれば、「○○小はだめだ」と言われて、
「もう来ないでください」と言われるかもしれません。
来年の後輩たちのためにも、ダメだと言われる行動はしないようにしましょう。

2.教師は列の最後に並ぶ。
よく教師は、一番前に立って、クラスの子を先導していくことが多いですが、そうすると、列の後ろの子どもたちが、ふざけて歩きます。
だから、後ろから行く方が、全員が見えていいのです。
バスの席も同じ。後ろに座るのが、ベストです。子どもたちの様子が、一目瞭然です。
引率が二人いれば、前と後ろにつきます。

3.バスの中から、冷やかす子。
よく、バスの中から、他のバスの子たちや、通行人にひどい言葉を投げかける子がいます。
教室とは違う環境で、普段の言葉が出るのでしょう。
すぐにその子のところに行き、
「聞こえなければ、何を言ってもいいと言うことではない。
 言っていいことと悪いことがある。
 自分が言われたら、どんな気持ちになるか。
 周りの人が、聞いていてどんな気持ちになるのか。」
厳しく、注意します。

4.バスに乗ったら。
すぐにエチケット袋を出し、座席の前のネットに入れさせます。
吐きそうになったら、すぐとれるように。
また、教師がアメや梅干しを隠し持っておきます。
気持ち悪くなった子になめさせると、おさまる場合もあります。
それから、バスに乗って最初の10分は、子どもたちに動かないように指示します。
バスの揺れに慣れないときに、気持ち悪くなるのだそうです。
そういえば、帰りのバスに酔う子はいません。
どれも、バスガイドさんから教わった裏技です。

5.バスレクも指導の場。
もちろん前もって、事前指導しておきますが、
バスレク中も、指導の場です。
基本は、バスレク係にそっと言います。
「一度出した指示は、変えない。混乱する。」
「クイズは、簡単なものを次から次に出す。」
「わからない子に、ずっと考えさせずに、次の子に行く。場がしらける。」
「クイズはマイクで二度言う。答えもマイクで言う。一度で聞き取れない子がいる。」
などなど。

6.並び順は、前もって、
バスの乗る順で練習しておく。
それも、回れ右して、後ろの子から乗るように。
で、バスから降りるときは、前から降りる。
バスの乗り降りがスムーズに行く。

7.見学場所に、池などがある場合、
必ず着替えを持たせておく。
何人かの子は、必ずぬれる。

もっといっぱいありますが、とりあえず、ここまで。

もちろん、校外学習は、楽しく行ってきました。

教育サークルTOSS狸ばやしでの学び

2008-11-02 20:27:32 | Weblog
1 算数指導案検討
校内研修と違うところは、仲間だからざっくばらんに遠慮なく意見を出し合えるところ。
特に、具体的な指導場面での方法を話し合えるのがいい。
たくさんのアドバイス、代案をいただいた。

2 図工の作品の紹介
我が地区はこの時期、造形展がある。
デジカメで撮った図工作品を見せ合い、そこから学びあう。
作品を持ってくるのは、たいへんだが、
デジカメで撮った写真をパソコンでスライドショーにすれば、
それを見ながら、指導法を紹介できる。
やはり記録を取っておくと、何かと使える。

3 算数T2指導報告
 講師の先生のT2の指導でうまくいったことの報告がある。
 手いたずらをして遊んでしまう子へ、どういう指導をしたら
 やるかと言うこと。
 「赤鉛筆で薄く書き、なぞらせる」「ほめまくる」
 これが有効だったとのこと。

4 算数の授業の問題文の読み方
 どういえば、子どもたちに理解できる読み方をするか。
 いきなり子どもに読ませるのでなく、まずは教師が読んでやる。
 抑揚をつける。数値で声のトーンをあげる。
 子どもの呼吸のリズムで。
 読むのではなく、読み聞かせる気持ちで。
 挿絵から、どんな内容なのかをつかませる。
 若い先生が挑戦し、15分の検討でたいへん上手く読めるようになった。

 タダで、教師の腕が上がる。教育サークルはいい。

静かにしてくださいは有効か

2008-11-02 20:26:44 | Weblog
私のクラスでも、子どもたちが
「静かにしてください」という。
しかし、なかなか静かにならない。

どうも、子どもたちは、
「静かにしてください」
だと、
自分は小さな声で話しているから、静かだ。
と、瞬間的に、または潜在意識で判断しているのではないか。
だから、おしゃべりはやめない。

それがクラス全員、学校全員であると、
大きなざわめきとなり、話し手の声が聞こえない。

子どもでも、教師でも、どんなに強く
「静かにしてください」
と言っても、やめない。

しかし、
「おしゃべりを、やめます。」
「お話を、やめます。」
「口にチャックをします。」
などというと、やめる。
これは、静かであればしゃべってもいいという内容ではないので、
子どもも瞬間的に、または潜在意識でやめる判断をするのではないか。

また、
「お話を、します。」
といっても、有効だ。
これは、子どもたちの脳に、
教師の話は聞かなければいけないという回路が
できているからではないかと思う。

我が校でも、ベテランの先生は、このような言い方をする。
やはり、経験則から、身についてきたのだと思う。

以前、児童会担当だったときに、児童会の子が
「静かにしてください」と怒鳴っていても、
子どもたちはおしゃべりをやめないので、
普通に「おしゃべりをやめます」と言わせたところ、
子どもたちは静かになったことがある。

言い方一つで、子どもたちは変化する。


授業参観・夢の授業

2008-11-02 20:26:08 | Weblog
授業参観で、道徳の授業を行う。

テーマは、夢。
前もって子どもたちに将来の夢を考えさせておいた。

様々な夢が出された。
野球選手、弁護士、トリマー、看護士。

そこで、ある少年の作文を読む。
夢は、プロ野球選手。

感想を書かせ、夢が叶ったか、聞く。

全員が、叶ったと書いた。

この作文の持ち主は、イチロー。

イチローのモットー、「○○は力なり」
何が○○にはいるか、聞く。
答えは、「継続」
イチローが継続してきた、簡単なことを紹介。

本来、授業はここで終わりだが、おまけの授業をする。

「将来冒険家になりたい。」
ある少年の卒業文集の言葉である。
子どもに予想させる。
実は、私のことである。

で、私の登山経験を話し、
キリマンジャロ登頂の話をする。

イチローという、雲の上の人の話と
目の前の私が夢をかなえた話をすることで、
子どもたちに、夢はかなえられるんだという意識を持たせたかった。

共通点は「継続は力なり」
子どもたちに、今日からできることを3つかかせた。

最後に、保護者に、子どもの頃の夢を聞いた。
数名、夢をかなえている人がいた。

子どもたちが、身を乗り出して話を聞いてくれた授業だった。

謝ることを教える

2008-11-02 20:24:27 | Weblog
たとえば、教え子が悪口を言ったとき、
言われた相手に謝りに行かせる。

そのとき、担任も謝っているか。
私は、謝っている。
それで、いけないことをしたんだと、悪口を言った子も気づく。


たとえば、我が子が友達にけがをさせたとき、
言われた相手に謝りに行かせる。

そのとき、親も謝っているか。
私はまだ親ではないが、一緒に謝ろうと思う。
親の姿を見て、子どもは学ぶと思うから。


謝るときは、
1.事実を述べる。例「悪口を言ってしまいました。」
2.謝る。例「ごめんなさい。」
3.今後の方針を言う。例「これからは、もう言いません。」

反省の色が見えないときは、
特にきちんと事実を言わせる。
それでも、反省の色が見えないときは、
自分がもし言われたら、やられたらを考えさせる。

よく、そこまで言う必要はあるか、とか、
子どもが傷つくから、などと、
注意するだけで済ます人がいる。

子どもは、何をしても、少し注意を聞けば許してもらえると思ってしまう。
私は、そんな、子どもを育てたくない。

許せない事をしたときは、謝るまで、毅然と指導したい。

それが、その子のためになると思う。

子どもに企画させるハロウィンパーティー

2008-11-02 20:23:42 | Weblog
2週間前、子どもたちが、
ハロウィンパーティーをやろうと言ってきた。

そこで、言ってきた子どもたちを
ハロウィン会社に任命した。

条件として、
1.クラス全員の署名を集める。
2.企画書を書く。(フォーマットは教えた。)
3.忘れ物全員ゼロか、詩の暗唱全員達成したら、開催。
とした。

ハロウィン会社の子たちは、ひとりひとりを説得して、署名を集めた。
そして、ゲームなどの企画を考え、準備を始めた。
暗唱が苦手な子には、教えていた。

本当は、昨日の10月30日の2時間目に予定していた。
子どもたちは、朝から、仮装を始めていた。
しかし、忘れ物ゼロならず、暗唱も5人残っていた。
子どもたちに、今日は中止を告げた。

びっくりしたのは、子どもたち。
やらせてもらえると、甘い考えでいたのだ。

「忘れ物ゼロも、暗唱全員もできていません。約束通り、やりません。」

これで、暗唱をいい加減にしてきた子たちの尻に火がついた。
休み時間に猛練習を始めたのである。
合格している子たちも、責めるのでなく、その子たちを教え始めた。

その結果、なんと昼休みまでに、最後の5名が合格!

帰りの会に、31日に、開催を告げると、
「やったー!」と飛び上がって喜ぶ子どもたち。
その後、自然と拍手がおこった・・・

そして今日、ハロウィンパーティー開催。
たった1時間であるが、どの子どもたちも、生き生きと輝いていた。

企画を立てさせ、そのための署名や、準備、困難の克服など、
大人になってから活きる活動になったと思う。

読書感想文の書き方

2008-07-27 09:38:18 | Weblog
昨日、子どもTOSSデーで、読書感想文の書き方を行いました。
講座としては、PHPの勉強のコツシリーズの作文から、
TOSSデーで行った資料をもとに組み立てました。

組み立てを思い起こしてみます。

1.趣意説明、山田式で感想文の入賞がたくさん出ていることを話しました。
これで、子どもたちも素直にやってみようという気持ちになってほしいと思いました。

大まかに講座の流れも話しました。
最後まで示し、しかる後に一時に一事を意識しました。

2.「ありときりぎりす」を読ませました。
まずは、自分で読ませました。不十分かな、と思い、私も音読して聞かせました。
2回読めたことで、内容が子どもの頭に入ったと思います。

3.気になったところ、なるほどとおもたっところ、疑問に思ったところなどに線を引きます。
その線を青い原稿用紙に書き写しました。
2つ目以降は、1行あけさせ、上に番号を振らせました。
番号を振ることが、あとの指導に生きました。

4.青い紙に書いた内容に関して、感じたこと、思ったこと、思い出したことを
赤い原稿用紙に書かせました。
番号に対応して、同じように書かせました。

5.白い紙に、赤い紙と青い紙に書いたことを交互に書かせました。
いよいよ練習の本番です。
まずは、題名と名前を書かせ、4行目から感想文開始。
交互に書く際、文がつながるように付け足しをさせました。
「僕が気になったのはこの文です。」「それに対して僕は、」「次に」など、
高学年のせいか、どんどん自分で付け足し、書いていきました。

6.最後に「まとめ」「学び」「教訓」を付け足しました。
書かせながら、このままでは、不十分だなあと思いました。
そこで、上記の3つを板書し、1から2行でいいから最後に書き足すように個別指導しました。
子どもたちは「これからは、後回しにしない」など、しっかり書けました。
どの子も、1枚から2枚の感想文が書けました。

ここまで、45分。
休憩を5分取りました。

7.本を選ぶ。
私も本を20冊ほど持ち込みました。本を忘れた子や、読みたくない本を持ってきた子への対策です。
まずは、表紙や、目次、ぱらぱらめくって、本当にこの本を読みたいか、判断させました。
フォトリーディングの応用です。
どの子も、自分の持ってきた本を選びました。
ちなみに、持ってきた本は、休み時間や、大人の暇つぶしになりました。

8.本を読む。
10分間、本を読む時間をとりました。
その際、1つは気になったところ、なるほどとおもたっところ、
疑問に思ったところを見つけるように言いました。
紙を切り、しおりを作り、そこにはさませました。
どの子も、集中して読んでいました。
10分間で、時間を切るのがかわいそうでしたが、
途中でもやめさせました。
読んだところまで、こよりをはさませました。

9.しおりをはさんだところを、赤い原稿用紙に書かせました。
どの子も、素直に書きました。

10.しおりをはさんだところに対しての、感想・体験を書かせました。

ここまでで、講座は終わりにしました。やく80分の講座でした。
細分化・確認・激励などの原則を意識できました。
とくに、誉めることを意識して講座を行いました。

どの子たちも、読書感想文の書き方がわかったと言っていました。
私も、指導しながら、手応えを感じました。

こういった、地元の子どもたちに力をつける講座、
もっともっと行っていきたいです。

社会科 地名探し

2008-05-11 00:22:11 | Weblog
楽しみながら地図に親しむ!地理に詳しくなる!
社会科 地名探し

 社会科では、地図帳を多用する。国語での国語辞典のように、ぜひ活用してほしい第級の資料である。
 地名探しゲームは、地図帳さえあれば、すぐにできるゲームである。どの子も熱中し親しみながら地図に親しむことができる。学年や、教師の意図によって、いろんなバリーションも考えられる。
3年は市の地図や県で。4年は県、都道府県など。ぜひ牽引のページから引かせたい5年は国内、日本周辺の国。4年は歴史の地名、世界。もちろん、教科書、副読本に出くる地名を優先する。早く探せた子に問題を出させてもよいが、授業に関係ある地名を師が出し、簡単に解説すると学習が深まる。五分で五問。地図帳に赤丸を付けさせる。事な地名は何回も出した方が覚える。
 ちなみに、私が中1の時の地理教師は、毎回地名探しをやってくれた。とても楽しい業だったことを覚えている。

(指導例)
地名探しをします。地図帳の○ページを開きなさい。(○地方を開きなさい) 牽引の仕方を教えてあれば、ページの指定をしなくても良い。
今から、先生の言った地名を捜します。捜せたら、指で押さえて立ちます。 地名は板書する。
 立った順番を告げていく。「1位!はやい! 2位! 3位!(10位ぐらいまで)」捜せた人は、近くの人にヒントを出しましょう。 これで、空白時間がなくなる。半数ぐらいが立ったら、だらける前に第2問目を出す。 1位の子に問題を出させてもいいし、教師が学習に関連する地名を出しても良い。

 そして、問題を出したら、わかる範囲でぜひその地名にまつわる豆知識を披露したい。子どもたちは、授業の内容よりも、教師の脱線や語りを覚えているものである。


 参考:地図探しゲーム 鈴木章弘