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作成者:臼井俊男(TOSS千葉・TOSS狸ばやし)
ドリルは自由にやらせるべきか
授業終了5分前に次の指示。
計算ドリル○番を開きなさい。
すかさず、ある子が「もう終わってます。」という。
勉強のできるその子、ドリルを全部終わらせている。
計算ドリルは授業の中で使うんだよ
と話すと、勝手に消し始める。
私は,少人数指導である。
授業後、担任と話す。
まず上記のことを報告したあと、次のように確認。
4月のはじめに、計算ドリルは授業で使うので、習わないところはやらないように共通理解しましたよね。
担任「すみません。自習のときに、習ったところまでやるといったのですが、勝手に先に進めたようです。」
何番までと、示さないと、子どもはどんどんやっちゃいますよ。進度をそろえることも、大事です。先にやってしまう子には、きちんと話してやめさせないと、子どもの進度がバラバラになって、できる子は、何でも勝手に先に進めていいと思ってしまいますよ。
教師の都合ではない。
授業で、子どもの進度が合っていないと、指導中にに空白の時間を作ってしまう。
はやくできた子が遊んでしまい、遅い子がそれを見て集中できなくなることをふせぐためだ。
計算 ドリルは,授業の中で使うもの。
計算ドリルの問題でその日の問題を復習し,定着させるのだ。
計算ドリルの問題で,褒める,励ます,個別指導するのだ。
時間内にできなかった問題を宿題にするのは分かる。
1ページ全部宿題にするのは,指導の放棄と思う。
できない子が,家で20問もやる苦痛を,教師は知らないといけない。
自習時間にやらせるときは,「ここまで」を示しておかないといけない。
それも,一番遅い子が,がんばればできる程度。
できない子がいっぱい問題を残したり,つまずいたままであったら,その子が勉強嫌いになるだけだ。
その上,できなかった分を休み時間や居残りでやらせのは,ますます勉強嫌いになる。
早くできた子に,板書させ,遅い子は,それを参考にやらせる。
それでもできない子には,短く個別指導をする。
個別指導ができないのなら,自習課題としてに出すべきでない。
早くできた子にも,先に進ませない。格差を広げるだけだ。
早くできた子には,板書させたあと,読書でもさせておけばいい。
ドリルの基本は,授業時間の最後に行う。
まだ習っていない所は,やらせない。
できる子は先に進ませず,できない子は,時間内に終わらせるよう,指導する。
それが,私のドリル指導。
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