授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

5年理科 てことつり合い 第4時 上皿てんびん

2008-02-02 20:22:57 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 てことつり合い 授業記録
第4時 上皿てんびんでものの重さを量ろう
臼井俊男

1.導入
 前時の自作てんびんと実験用てこのおもり、けしごむを用意しておく。
 子どもたちを前に集めて、演示実験をする。
 「この棒とおもりで、消しゴムの重さを量るにはどうしたらいいかな。」          
 子どもからは、つり下げればいい、反対におもりを吊せばいい、などの意見がでた。
 てんびんばかりの仕組みを言う子もいた。よく知っているねえと認めた。
 「だいたい15gだね。
  このように棒を使って重さを量るしくみを『てんびん』といいます。
  棒の部分を「うで」と言います。
    下につるさずににやる方法はないかな。」
 上にプラスチックのシャーレをのせ、セロテープで貼る。
 簡易上皿てんびん。
 これでもう一度けしごむを測ってみせる。
 子どもからは、下に皿をつるせばいいと意見が出る。
  皿をつり下げたてんびんも、作っておいていいかもしれない。
 「もっと正確に測る方法はないかな?」
 子どもからは、はかり、体重計などが出る。
 上皿てんびんという子もいる。
  かく しておいた上皿てんびんを提示。
 「上皿てんびんといいます。
  みんながいままで勉強してきたてんびんの仕組みを利用しています。」

2.上皿てんびんの使い方
 めあてを書かせる。
 (めあて)上皿てんびんを使ってものの重さをはかろう
 めあてを書いているうちに使い方のプリントを配る。
 教科書のコピーだが、単元の流れを組み替えているので、使い方の部分のみ印刷し、配った。
 「2人組上皿で天秤を取りに行きます。
  1人が上皿天秤、1人が分銅を持ってきます。
  精密な道具なので、下を持ってそっと机まで持って行きます。」
 持ってきた子には、プリントを読ませておく。
 全員が持ってきた時点で、プリントの読み合わせを行う。簡単に補足説明。

3.上皿てんびんを使ってものをはかる。
「みんなの持っている消しゴムは、何グラムだと思いますか。
  予想を立ててから、はかります。
  はかったら、ノートに書きます。
  2人組で、交代ではかります。
  できたら、先生がやめと言うまで、
いろいろ測ってみて下さい。
  測ったら、ノートに書いておきます。」
 自由に測らせる。机間指導しながら、ノートに書いていない子や、使い方の違っている子に声をかける。調べた子には、賞賛。

4.発展 平らなものと丸めたものは、どっちが重い?
 のこり5分。演示実験で発展問題を取り扱う。
 上皿天秤に分銅とアルミホイルをのせ、ちょうどつり合うようにしておく。
 全員を教卓に集める。
 「ここに重ねたアルミホイルがあります。重さは、5gです。」
  では、アルミホイルをこのように丸めると、重さはどうなりますか。
  A 重くなる
  B 変わらない
  C 軽くなる」
 挙手で人数を確認し、理由を聞く。
 小さくなったから軽くなった。丸めて空気が入ったから重くなった。
 何もとってないから変わらない、などの理由が出された。
 もったい付けて、実験。子どもたちの視線が上皿天秤に集まる。
 振り幅は、同じ。答えは変わらないである。。

 次は粘土実験。前もって準備しておく。
  「それでは、粘土でも調べてみます。丸めた粘土ををラップを敷いてのせます。
  粘土から は油分が出るので、サランラップをしいた上にのせます。
  反対もラップをのせて分銅を のせます。20gです。
  では、粘土をせんべいのようにぺちゃんこにしたら、重さはどうなるでしょうか。」

 先ほどのように、挙手確認。
 変わらないが多くなる。
 理由も、聞く。
 実験をする。
 重さはかわらない。

 「ノートに今日の授業の感想を書いておきましょう。」
 ノートを集めて終わり。

Copyright (C) 2008 臼井俊男. All Rights Reserved.
TOSS(登録商標第4324345号)、TOSSランド(登録商標第5027143号)
このサイトおよびすべての登録コンテンツは著作権及びリンクはフリーではありません