授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

国語の授業を飽きさせない

2018-04-29 22:15:32 | 国語
国語の授業って、子どもたちはよく飽きてませんか?

僕の若い頃の授業はこんな感じでした。

教科書を一生懸命読んだり説明したりしても、子どもたちは聞いていない。

子どもたちにじっくりじっくり時間を取って話し合わせても、一部の子達だけになり、だらけた雰囲気になる。

漢字練習、1時間取ると、早い子は10分で終わり、遅い子は45分で終わらない。

昔は、がんばらない子どもたちのせいにしてました。ごめんなさい。

色々学び、経験を積んで、国語で子どもたちが飽きるのは、教師の授業の仕方に問題がある事に気付きました。

これを受け入れるのは、結構時間が必要でした。だって、自分の授業が下手だと思いたくないから。
子どもたちのせいにしてれば、自分は傷つかずにすむから。

でも、自分に原因があると認める事で、授業改善をできるようになり、少しずつ、子どもを飽きさせない授業の仕方がわかってきました。

国語の授業で大事なのは、読む、書く、話す、聞くをバランスよく45分の中に組み入れる事です。

・教師の範読を聞く時間
・音読する時間
・話し合う時間
・板書を書いたり漢字練習をする時間

これらを45分の中に全て入れると、バランスよく学べます。

例えば、教科書の物語文、説明文、詩の授業などは、以下の組み立てが出来ます。

1.漢字学習、5分
2.教師の教科書範読、5分
3.児童の教科書音読、10分
4.教科書内容の話し合い、15分
5.黒板の板書をノートに写す、10分

時間は、内容により前後しますが、基本この様に、授業を組み立てるのです。

こうすると、子どもは飽きる時間が少なくなり、国語の授業に集中します。

それぞれの項目にも、指導のコツがありますが、それはまた別の記事で。


写真は旅行で行った神社の樹叢。記事とは関係ありません(^_^;)

話の聞かせ方は3ステップを意識して

2018-04-29 00:30:22 | 学級経営
授業中、
「なんで聞いてなかったの!」
みたいなこと、ほとんどの教師が言いますよね。
僕も若い頃はそうでした。

話を聞かないのは、子どもがいけないんでしょうか。
教師なら、話を聞かせるための技をいくつも持ちたいものです。
まずは、次の3ステップを意識してみましょう。

ステップ1.
教室の全員が話を聞ける状態になってますか?

「手に持ってるものを置きます。」
ものを持ってると、そちらに注意がいき、話が聞けない子もいます。
「おへそをこちらに向けます。」
ほかの方に注意がいってると、話が入らない子がいます。
教室の端から端まで、全ての子がこちらを見ているかざっと見て確認します。
手はお膝、背筋を伸ばします、指を出して、これ何本、手遊びのトントンひげじいさんなど、話を聞く姿勢にする方法はたくさんあります。

ステップ2.
話の内容を子どもは理解してますか?

だらだらと長い話をして、どれが発問指示かわからないことがあります。
話を短く。1つの指示を出すのに、10秒も長いですよ。1つの指示を言い換えて何度も説明すると、子どもは混乱します。
もちろん、指示は一度に1つだけ。脳の作業記憶が育ってない子には、3つ言うと、最初の2つを忘れてしまう子もいます。
だから、逆に、短い同じ指示を3回言うのも、記憶に残り、効果的です。
聴覚入力が弱い子のため、板書しておくのも有効です。

ステップ3.
全員にちゃんと伝わったか確認してますか?

指示を出したら、一人一人全員に視線を送り、始めたか確認する。
書いたり読んだりなら、指で押さえてさせて、隣と確認させる。
できたら持って来させる。

話の聞かせ方はまだまだたくさんありますが、今日はこんなところで。



写真は降った雹。記事とは関係ありません(^_^;)