昨日の2つの温泉について調べてみました。
2つは経営は同じですが異なる温泉、異なる泉質でした。
先ずは はちのへ温泉あたり からご覧下さい
※ 正確なgooのリンクの張り方が分かりません、どなたか教えて下さい!
私たちが入った温泉は八戸温泉駅前旅館の温泉です。
ここの泉質は「ナトリウム-塩化物泉(高張性中性高温泉)です。
同じ経営の近くにある温泉公衆浴場がはちのへ温泉です。
こちらの泉質は「ナトリウム-塩化物泉(等張性アルカリ性高温泉)で、鉄分が多いようです。
どちらも「ナトリウム-塩化物泉」、簡単に言えば「食塩泉」です。
簡単に言わないと
「ナトリウム-塩化物泉」という言い方は1975年(昭和50年)に環境庁が定めた「鉱泉分析法指針」による言い方で、「食塩泉」は1957年(昭和37年)当時の厚生省が定めた旧泉質名なのです
食塩泉と言う言い方の方が分かりが良いとマニア(温泉)の間では言われるそうですが、国際的な言い方に変更したのだそうです
2つの温泉の違いに中性とアルカリ性の違いがありますが、
中性・・・・・・・・・・PH6以上7.5未満
アルカリ性・・・・・PH9以上
と決められ、この中間は弱アルカリ性です。
酸性が強いと、玉川温泉や酸ヶ湯温泉のように肌にぴりぴりします。
アルカリが強いと肌に滑らかな感じがします
2つの温泉の違いに高張性と中張性という言い方の違いがありますが、これは温泉に溶けている成分の量(濃度)によって人体への浸透圧が違うと言うことを表しています。
温泉水1kgあたりの溶存物質総量で分けられています・
低張性 8g以下
等張性 8g以上10g未満
高張性 10g以上
と決められています。
この八戸温泉駅前旅館の温泉は「高張性」温泉です。
我が家のガーデナーさんが「肌がしっとりして色が白くなった」と言ったことと関係しているように思います
ここの温泉成分表には「成分総計:10.13g/kg」とあります。
私は温泉成分表を見るようになってからこんなに高い数値の温泉に入ったことがありません。
成分総計10g 以上を高張性と言いますが、今まで温泉の成分が濃いと思っていた古遠部温泉でも成分総計6.33gで、低張性温泉です。
毎日のように通っていて濃い温泉と感じている大葛温泉は明確な数値は示されて居ませんが多分成分総計0.7g位です。
まだ十分な温泉マニアにはなっていませんので、決定的なことは言えませんが、「温泉の科学」というHPに次のようにありました。
等張泉は人体の細胞とほぼ等しい浸透圧を持っています。スポーツドリンクなんかと同じです。高張線は浸透圧が大きく、成分が細胞に入り込む割合が多いといわれています。低張泉では長湯すると皮膚がし わしわになります・・・と。
我が家のガーデナーさんが「肌がしっとりして色が白くなった」と感じたのは、低張性の皮膚がしわしわになるの反対だったのではないでしょうか・・・(いつまでそうだかは別にして)
高張性温泉は初めてであり、調べたら食塩泉にも様々の種類があることが分かりました。
ちなみにCL(塩素)イオンの量の比較です。
海洋水平均 19350 mg/L
河川水平均 7.51 mg/L
八戸温泉 5343 mg/L
大葛温泉 116.9 mg/L
ベニヤマ荘 1673.7 mg/L
八戸は海岸の町ですが、単に海水が熱くなっただけではありません。海水に色々の成分を含んだ地下水が混じっているようです。
八戸温泉にはNaイオンが 3418mgと大葛温泉の4倍ほど含まれています。
一般にNaイオンが肌がつるつるすると言われます
八戸温泉(駅前旅館内の温泉)のパンフレットには以下のようにあります。
ナトリウム分の強い温泉は肌がすべすべになると女性のお客様にも好評です・・・と。
八戸温泉(駅前旅館内の温泉)にも、はちのへ温泉にももう一度ゆっくり行ってみたいと思います。
だんだん温泉マニアになっていく自分を感じています