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昨日お邪魔した新安比温泉のパンフレットです。
表紙の、この赤茶けた結晶は何の結晶でしょうか。
古遠部温泉(青森県)の浴槽とそっくりです。古遠部温泉のは石膏の結晶です。鉄分も含まれているので赤茶色になっています。
大葛温泉の結晶も石膏ですが、鉄分が含まれていないので白い結晶です。
さて、ここ新安比温泉がパンフレットの表紙にしている結晶は何でしょう。
泉質は、「含硫黄・鉄・二酸化炭素-ナトリュウム-塩化物線(硫化水素型)」となっています。
気になって宴会中に、仲居さんに聞いてみました。即座に、いとも簡単に「塩です」と。私の常識では「塩」はお湯には溶けて見えなくなるものと思っていました。
意外だったので、別の仲居さんに聞いたら、やはり「塩」、念のために帰りにフロントの人に聞いたらやはり「塩の結晶です」ということでした。
「海水化石型強食塩泉ということは、昔はここは海の中だったのですか」と聞くと「そうだったのかもしれませんね」と笑って答え、それ以上は何も言いませんでした。
調べて見ると、「ナトリュウム-塩化物線」が旧泉質名で食塩泉であり、「カルシウウム-硫酸塩線」が石膏泉なのです。
やはり、ここ結晶は「塩の結晶」でした。
このお湯では石膏が結晶するわけがないのです。
しおがないので納得しました
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