癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

素晴らしいフラワーアート~紫根染・茜染をモチーフに

2014年05月26日 | ガーデニング

 
 

 

 

なんて素晴らしいフラワーアート 

 クレマチスに

シャクヤク、カーネーション

ディルフィニウム

ドウダンツツジ

アワ

ギボウシ

これらの花材で

紫根染・茜染をモチーフにした

フラワーアートです


若草色のふわふわとしたアワ

始めてみました


 

 

きのうのDuoConcertのフラワーアートが

あまりに素敵だったので

フローリストはなまんさんに

栗山家の古代紫根染・茜染をイメージした

フラワーアレンジを

お願いしました

 

純一さんは息子の幼馴染みで

たくさんのタイトルに輝く

素晴らしいアーティストです

 

 

 

 

優雅で格調高い古代鹿角紫根染・茜染の

絞りを担当し

ご主人栗山文一郎さんを陰ながら支え続けていらした

奥様ケフさんの素晴らしい生き方に感動し

研究会の訪問にあたり

プレゼントすることにしました 

 

 

 

 

 

こちらは、 人間国宝となられた栗山文次郎さんの

花輪絞りの紫根染と茜染です。

今もって鮮やかで優美な色合いと

絞りの風合いの見事さに

ただただ

引き込まれてしまいました 

 

 

 

 

秋田県無形文化財指定第一号となられた

息子の文一郎さんの

作品は今県立博物館に展示されています。


 


遠く王朝の香気がしのばれるという

美しい紫根染・茜染

思わず息をのんで見せて頂いた

あの時から

早くも30数年経ちました。


下染め作業をされている

栗山文一郎さんと奥さんケフさんを思い出します。

 

 

  

平成2年の夏の暑い日でした。

庭師と二人でお邪魔したときの

栗山文一郎さんの下染め作業です。


この年の下染めと染めが

栗山文一郎さんの最後の仕事になってしまいました。

 

奈良時代から伝承されてきたという

郷土の伝統文化を守り伝えるために一生をささげた方々です。


下染めを120回以上も繰り返す

古代技法にこだわり

「あきもせずに苦にもならず」

と話しながら

淡々と作業をされていた栗山文一郎さんの姿を

今も鮮明に覚えています。


優雅で格調高い美しさをもつ

伝統の技法を守り続けることが自分に課せられた責務

と話された栗山文一郎さんの言葉の重みを

かみしめています。



 

 

栗山家の庭に植えられている

サワフタギの木には

白い花が満開に咲いていました。

このサワフタギが下染に使われます。

 

 

 

足元に咲く茜色を思わせるシャクヤクも

私たちを迎えてくれました

 

 

 

 

  

 

 

今日の癒しの庭で輝く紫根染のイメージは

アジュガとアイリスです ・・・ 

 

 

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