のっし、のっしと留まるところをしらない
雪です
緑を忘れてしまいそうです。
こんなで
春は本当にやってくるのかしら・・・
大丈夫、大丈夫
季節は裏切りません
この雪の多さには閉口してしまいますが
癒しの庭は
この春からずうっと
私たちの頑張りを温かく見つめ
応援してくれていたように思います
4月に、以前一緒に活動していた
NP0草木染里づくり実行委員会から離れ
趣味の会とは一線を画し
研究会の仲間のみなさんと
鹿角の伝統文化の復活と伝承をめざした活動を進めてきました。
若い方々に支えられ
たくさんの方々の応援をいただいて
充実した飛躍の一年になれたことを
とてもとても嬉しく思っています。
2014.7.26
今年はひたすらに走り続けた一年でした。
夏、下染120回に挑戦しました
1300年も前から伝承されてきた
「古代鹿角紫根染・茜染」の
古代技法は
染める前に
サワフタギという木の灰汁に
浸しては干す、浸しては干すという
1回ごとに天日で乾かす作業を120回も繰り返します。
その後に1年間枯らして
翌年に本染を10回行い
その後に桐のタンスに1年位寝かせておくという
完成までに3年から5年以上もかかる染め方です。
天気が良ければ1日に3、4回は行えますが
天気の良い日を選んでの根気のいる作業です。
2014.8.29
「化学染料にはない優雅で美しい染め物。
その伝統の染め方を守り続けることが私がやらなければならない仕事だ。」
最後まで伝統の技法を守り抜いた
栗山文一郎さんの言葉が忘れられません。
平成2年の夏のことです。
鹿角紫根染・茜染を染めるには
原料のサワフタギや紫草・茜の入手が大変に難しいです。
今回サワフタギを使い120回をの下染を試みるにあたって
八幡平市の南部紫根染の第一人者
「流霞道」澤口ハルさんのご協力を頂くことができました。
いつも温かく見守ってくださり
惜しみない援助をくださる先生に出会えたことに
心からありがたく思っています。
下染120回を終えた羽二重の布のお話はまたの機会に・・・
我が家の庭の藪椿を
庭師がいくらか灰にしてくれました
2014.9.20
下染に使うサワフタギが手に入らないので
研究会では
草木染に椿の灰を使います。
たいていは市販の大島の椿灰を使うんですよ
自然の恵みに感謝しながら
自然素材で心を込め
温かい手作りの草木染をたくさんの方にお届けできたことも
とても嬉しいことでした
若い方々に応援をしてくれた
癒しの庭の緑や草花にも
ありがとう
万葉調の香気がしのばれるという
崇高優美で鮮やかな古代鹿角紫根染・茜染は
見る人の心を惹きつけ
遠く王朝の世界へと誘います。
来年も
伝統の文化を守り伝えられるようにしたいと願っています。
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