10月29日撮影
庭の木々の肌がやけに寒く感じるのは
気のせいでしょうか。
コハゼの実が木漏れ日の中で輝いて見えたのも
なんだか妙に懐かしく思えてきました。
癒しの庭にあるコハゼの木の実は
すっかり小鳥の餌になって
今はもう一つも残っていません。
ところで、これは何かご存じでしょうか?
私は初めてお目にかかりました。
先日、草木染の仲間の方のお宅で
ごちそうになったものなんですよ。
実は、これ、スエーデン製の乾パンなんです。
脇にあるのは手作りのコハゼのジャム。
乾パンは、さくさくとした食感でそんなに固くもなく、
甘さも少しあっておやつにちょうどいい美味しさでした。
コハゼのジャムが、これまた美味しくて
酸っぱさと甘さが絶妙な混ざり具合で
とても気に入ってしまいました。
我が家のコハゼは小鳥のおやつになっているお話をしたら
なんともったいないと言うことになって・・・
私はコハゼを見直してしまいましたよ。
コハゼの木の紅葉は美しく
隣のシャラの木とのコラボは
散策の時の楽しみな場所の一つです。
今まで、この実をごちそうになどと考えてもいませんでした。
そう言えば、実家の母がまだ元気だった頃に
よくこのコハゼは美味しいんだよと言っていたっけ・・・
母はコハゼの寿司ご飯が好きらしく、
こうしておくなんてもったいないねえと
コハゼの木を眺めては話していたのを思い出します。
今ではごちそうしてやりたくてもかなわなくなりました・・・
鮮やかな紫、ブドウのような甘酸っぱい香り
きっとお菓子のない時代には
このコハゼの実が
子どもたちのおやつだったのかもしれませんね。
郷愁を誘うコハゼの実です。
癒しの庭の木々を観賞用にしておくだけでは
やはりもったいないですね。
小鳥さんから少し分けてもらいましょう。
来年は、コハゼのジャム作りも、コハゼご飯も・・・
冬籠りになったら、レシピでも考えてみようかな。
先日お邪魔した柊さんのキッチンからの眺めに
心が安らぎました。
おそばの花が咲く時季には
一面に白いお花で素晴らしい風景でしょうね。
柊さんはこの窓から眺める夕茜の色に感動して
草木染を始められたそうです。
いつもながら温もりを感じる素敵な柊さんの草木染です。
またね
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