先日練馬のともさんたちにお邪魔した折、昼食の帰りに「東京大仏」に寄っていただきました。「東京大仏」は日本で3番目に大きい大仏様です。以下のような順です。
大仏さんの高さ(座高)比較
奈良東大寺
毘盧遮那如来 15.0m
鎌倉高徳院
阿弥陀如来 11.4m
東京乗蓮寺
阿弥陀如来 8.2m
高岡(富山県)
阿弥陀如来 7.4m
もともとは江戸四宿の一つ、中仙道板橋宿の中心的寺院で「お閻魔さまの寺」として知られていいた大切なお寺さんでした。
乗蓮寺 江戸名所図絵
板橋宿 江戸切絵図
真新しく立派な大仏様です。大仏様だけでなく各種の石像や弁財天を祭っている池、閻魔様を祭っている閻魔堂、福寿観音様を祭っている観音堂など多くの見るべきものも多く、板橋区には他にも見るべきお寺さんがまだあるように思いました。
近くにお住まいの方は一度拝見にいらしてはいかがでしょうか
おまけ・・・ 《乗蓮寺/東京大仏》
赤塚山慶学院と号する浄土宗寺院。
御本尊は室町時代に仏工春日によって作られた阿弥陀如来です。応永年間に英蓮社信誉生阿了賢無的によって開かれ、江戸時代は孤霊山と号していました。天正19年(1591)に徳川家康より10石の寺領(朱印地)が安堵されました。また、当地の戦国時代の領主である板橋信濃守忠康の墓所ともなっています。寛保3年(1743)には徳川吉宗が鷹狩に際して休息のために立ち寄り、以降は御膳所となっていました。
昭和46年(1971)より、首都高速5号線の延伸に伴う国道17号線の拡張によって寺領の大半を失うこととなり、現在の赤塚の地に7ヶ年をかけて移転しました。さらに昭和52年(1977)には、関東大震災、東京大空襲などで被災した有縁・無縁の霊を弔うため、また悲惨な自然災害や戦争が二度と起きないようにとの願いから、阿弥陀如来の露座大仏(通称東京大仏)が建立されました。
東京大仏は高さ13メートルの青銅製で、重さは32トンあります。新東京百景にも選ばれました。
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