連休中には 全国各地の博物館や、いろんな お城巡りをする方も多いかと思ってます
其処には やはり日本人の誇りとも云われる さまざまな刀や太刀が展示されているハズですね
しかし、名刀などの殆どが外国に持ち去られたのは敗戦国としては致し方のないこと、、、
戦後間もなく占領軍GHQの刀狩りに似たような
刀に対する嫌悪感剥き出しの没収作業で数百万本とも云われる
鈍刀(なまくら)から 軍刀、あるいは
銘入りの真剣や名刀など、
幾多の日本刀が廃棄処分か没収の憂き目にあいます、
その処分方法は溶解から打損に至るまで多岐にわたって行なわれました
作業にあたるのは日本人労働者だった事は当然の流れだったと思います
数十年前の話ですが
アメリカのサンノゼでのガンショーには銃器だけでなく 旧日本軍の刀剣類が樽に入れられて売られていたのを思い出します、
その殆どが 戦地でアメリカ軍兵士が拾って持ち帰った日本刀でしたなぁ
お土産みたいな安値で買えたし、、
刃はすでに錆びていて 値札をつけられて
ガラクタ同然の扱いには泣けてきたのを思い出しますね。
刀には下げ緒という紐が鞘につけられています
これは何故かと言う事すら 現代ではほとんどの日本人は知りませんな〜
知らなくてもいい！って事なのでしょう
確か軍刀には下げ緒は有りません 違う作りになっているように記憶してます 亡父は大尉でしたから
刀と拳銃は常備していたのは当然ですかね
浪人結び と言われる下げ緒しかしながら 敗戦してからは、軍刀仕様にしていた家宝の刀を田舎に持ち帰るのは
至難の業であったと 亡母は生前 語っていました
田舎へ帰る汽車に乗るのは大変なことになっていて列車の屋根にまで人が乗っていたと亡母の思い出話が続きます、、、
改札口にはアメリカ軍憲兵が検閲していて 闇物資や刀狩りが主な目的でしたから 日本刀を持っての通過は無理と思われ、おまけに金属探知機らしき
装置もあるらしいとの噂には、、泣
一計を案じて 京都山奥の孟宗竹の中に日本刀を分解した刃だけを入れて 、、
通過を果たした、なんてね〜 、、執念やな
そして
他の数本の新刀は脂にくるんで 京都二条城付近の石垣の中に隠したらしいのですがね〜、、アハ
数年して訪ねてみると 石垣が新しくなっててさ
ただ笑うしか無かった なんて事ですが
戦争に負けた戦後なんて 誰も経験したくない。
話は戻って 下げ緒の話
浪人結びとは 下げ緒を使うことなく抜刀する事も無いかたの結び方 、から 付いた呼び名
なかなか解けないからね〜 いざという時には
間に合わない、なんてね〜
そして本当の結び方とは 蝶結びでしょうな
トムが結んでみました、
紐の端を引っ張るとスルスルと紐が解けて 、止血帯やタスキにも腰紐代わりにもなります
他にも 塀を乗り越える際に刀を立てかけ鍔に足掛けて登って 紐を引っ張って刀を回収したりする
荒技もある、、、あはは
まだまだ 沢山の使い方が刀にはありますが、
今日はこの辺で 納刀します、、
皆さま連休楽しんでますか〜。
またね。(^｡^)
