★☆☆ 「いじめ」について
社会的問題の一つに、子どもたちの間に発生する「いじめ」があります。
いじめは、小学校2・3年生から中学2年生頃までが表面的に出てくると言われています。
でも、いじめが社会的に認知されたのは、残念ですが近年のことです。
人が集まれば、必ず「いじめ」は発生すると言われています。
事実、私たちの子どもの時にも「いじめ」は存在しました。
問題なのは、子どもたち同士の間で起こったことが、子どもたちだけで解決できなくなってきたということです。
私たちが子供の頃は、「ガキ大将」がいて、子どもたちの中で小さな社会のルールといったものが自然発生的に生まれ、そのルールを守らないと罰を受けていたような気がします。
でも、その罰は陰湿なものではなく、反省しているとわかれば、すぐに許されたような気がします。
そして、その根底には、「弱い者いじめは、しない。」というのがあったような気がします。
ですから、自分も早くそんなカッコイイ、ガキ大将になりたいと思ったものです。
残念なことに、子どもたちがいつしか塾通いやゲームを中心とする室内遊びに熱中し、外遊びをしなくなった頃から、ガキ大将もいなくなりました。
☆★☆ スウェーデンの「いじめ」に対する取り組み
スウェーデンでは「いじめ」は必ず生まれるものというところから、すべてが始まっています。
そこで、いじめが発生してからの対策に重点を置くよりも、いかに発生させないかといった予防に重点を置いています。
例えば、いじめの発生源を相手の人格を無視するような行為として捉え、人間的な優しさや相手の人格を高めるプログラムを幼少期に組み込んだり、クラスにいじめ予防スタッフなどを常駐させたりしています。
私たちが注目したのは、認知症ケアの一つであります「タクティール・ケア」です。
何かの雑誌に、スウェーデンのいじめ対策のプログラムの写真で子どもたちがペアになって背中をマッサージするところが写っていました。
早速、松山在住のスウェーデン人・ビョーン二神君にこのことを質問すると、彼は調べてくれて、それに関する文献なども紹介してくれました。
彼が言うには、タクティールケアはもともと末期がん患者に対するケアとして開発され、それが心を穏やかにする効果があることから認知症ケアに進化し、さらにはいじめ予防などにも取り入れられているということでした。
私は、彼に「このプログラムにより、どれだけいじめが減ったのですか。」という質問をしたところ、「スウェーデンではそのようなデータは収集しませんが、うるさかった教室が多とても静かになったという成果は出ています。」
なるほど、成果指標に拘りすぎて何もしないよりも、とにかくイイことはやってみる精神が大事なんだと反省させられました。
☆☆★ 日本で最初の取り組みに挑戦
そこで、久谷地区の未来クラブ(若いお母さん方による親子学級)にご協力いただき、いじめ予防としてスウェーデンが実施しているマッサージをまずお母さん方に体験していただくことにしました。
指導をいただいのは、NPOスウェーデン福祉研究会の大滝さんと松山支部のビョーン二神さん、高岡さんでした。
まず、スウェーデン事情を大滝さんから紹介していただき、実習に入りました。
途中から、見に来てくれていた土居教育長も参加し、熱心に学んでいただきました。
教育長は、常に子供のことを考え、子どもの立場に立って考えられる人です。
ですから、子どもたちにとっていいことは何でもおやりなさい主義なので、我々は失敗を恐れず、何事にも挑戦できます。
今回は、お母さん同士のプログラムでしたが、次は子ども同士、さらに子どもと高齢者といった具合に、さまざまな取り組みに挑戦しようと思っています。
こういった取り組みは、きっと全国初かな...と思っています。
社会的問題の一つに、子どもたちの間に発生する「いじめ」があります。
いじめは、小学校2・3年生から中学2年生頃までが表面的に出てくると言われています。
でも、いじめが社会的に認知されたのは、残念ですが近年のことです。
人が集まれば、必ず「いじめ」は発生すると言われています。
事実、私たちの子どもの時にも「いじめ」は存在しました。
問題なのは、子どもたち同士の間で起こったことが、子どもたちだけで解決できなくなってきたということです。
私たちが子供の頃は、「ガキ大将」がいて、子どもたちの中で小さな社会のルールといったものが自然発生的に生まれ、そのルールを守らないと罰を受けていたような気がします。
でも、その罰は陰湿なものではなく、反省しているとわかれば、すぐに許されたような気がします。
そして、その根底には、「弱い者いじめは、しない。」というのがあったような気がします。
ですから、自分も早くそんなカッコイイ、ガキ大将になりたいと思ったものです。
残念なことに、子どもたちがいつしか塾通いやゲームを中心とする室内遊びに熱中し、外遊びをしなくなった頃から、ガキ大将もいなくなりました。
☆★☆ スウェーデンの「いじめ」に対する取り組み
スウェーデンでは「いじめ」は必ず生まれるものというところから、すべてが始まっています。
そこで、いじめが発生してからの対策に重点を置くよりも、いかに発生させないかといった予防に重点を置いています。
例えば、いじめの発生源を相手の人格を無視するような行為として捉え、人間的な優しさや相手の人格を高めるプログラムを幼少期に組み込んだり、クラスにいじめ予防スタッフなどを常駐させたりしています。
私たちが注目したのは、認知症ケアの一つであります「タクティール・ケア」です。
何かの雑誌に、スウェーデンのいじめ対策のプログラムの写真で子どもたちがペアになって背中をマッサージするところが写っていました。
早速、松山在住のスウェーデン人・ビョーン二神君にこのことを質問すると、彼は調べてくれて、それに関する文献なども紹介してくれました。
彼が言うには、タクティールケアはもともと末期がん患者に対するケアとして開発され、それが心を穏やかにする効果があることから認知症ケアに進化し、さらにはいじめ予防などにも取り入れられているということでした。
私は、彼に「このプログラムにより、どれだけいじめが減ったのですか。」という質問をしたところ、「スウェーデンではそのようなデータは収集しませんが、うるさかった教室が多とても静かになったという成果は出ています。」
なるほど、成果指標に拘りすぎて何もしないよりも、とにかくイイことはやってみる精神が大事なんだと反省させられました。
☆☆★ 日本で最初の取り組みに挑戦
そこで、久谷地区の未来クラブ(若いお母さん方による親子学級)にご協力いただき、いじめ予防としてスウェーデンが実施しているマッサージをまずお母さん方に体験していただくことにしました。
指導をいただいのは、NPOスウェーデン福祉研究会の大滝さんと松山支部のビョーン二神さん、高岡さんでした。
まず、スウェーデン事情を大滝さんから紹介していただき、実習に入りました。
途中から、見に来てくれていた土居教育長も参加し、熱心に学んでいただきました。
教育長は、常に子供のことを考え、子どもの立場に立って考えられる人です。
ですから、子どもたちにとっていいことは何でもおやりなさい主義なので、我々は失敗を恐れず、何事にも挑戦できます。
今回は、お母さん同士のプログラムでしたが、次は子ども同士、さらに子どもと高齢者といった具合に、さまざまな取り組みに挑戦しようと思っています。
こういった取り組みは、きっと全国初かな...と思っています。