走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

公民館だより/新たな発想

2009年07月03日 23時45分43秒 | その他
 今日は三時から中央公民館で公民館主事研修を実施しました。
テーマは、「公民館だより/新たな視点」です。
公民館主事の他に公民館長のほかに館長補佐も一部参加してくれました。

 講師は、愛媛新聞社広告局の末冨副部長にお願いしました。

 

 前半は、新聞ができるまでの流れと記事の書き方のコツを教えていただきました。
 そして、後半は私たちが発行している「公民館だより」を何点か例に出し、いい点と改善点について享受していただきました。

 地域情報を上手に発信すること、またさまざまな手法で発信すること。
 さらには、受けて側(ターゲット)を明確にした上での作り方、手段の選び方などを、さまざまに学んでおく必要があると思っています。
 今日のこの研修を通して、そのきっかけになればと思います。
 そして、公民館主事が自分で作るのではなく、地域の人たちが自ら作れるように伝授していければ、地域の人たちが地域活動に参画してくれるきっかけになるのではないかと思うのです。

学校支援本部事業 / 地域力活用学校応援事業

2009年07月03日 22時14分45秒 | その他
平成20年度から国の新規事業として「学校支援地域本部事業(http://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/004/002.htm)」が立ち上がり、本市としても「地域力活用学校応援事業」として立ち上げました。

 内容としては地域力(外部講師やボランティアなど地域にある人的資源)を活用して、学校が困っていることをアシストしようという事業です。
そのためには、それぞれの地域にどのような地域力が、どの程度あるのかを把握しておく必要があります。
そういう意味では、地域ごとに人材バンクのようなものを構築する必要があり、学校から要望があったときに、その資源を有効に組み合すことができるコーディネーターが必要になります。
 現実には、今、地域ごとにコーディネーターを探すのが大変です。
 また、ボランティアを探すといっても、ことあるごとに一人ひとり当たるというのは大変です。

 また一方で、国は地域ごとのエリアについて、中学校区を標準単位として推奨しています。
ただ、本市では公民館地域と中学校区が必ずしも一致しませんから、事業主体が曖昧になることが想定されました。
そこで本市では、公民館を核にした方が迅速に機動力を発揮できると考え、公民館地域を基本に考えることにしました。
 そして、地域としては、堀江、桑原、久米、小野地区が手を挙げてくれました。
これらの地域は、それぞれが地域の絆がまだまだ残っている地域です。
それでも本市も都市化していますから、思うように人が集まらない可能性があります。

 そこで、本課に中央本部として位置づけした組織を置き、市内全域から募集をしました。
そして、現段階で300名強の登録があります。

 今日の朝礼のときに、担当者からこの登録者を雄郡小学校に紹介したことで放課後子ども教室の開設が実現したとの報告がありました。
そして、教頭先生から感謝の言葉をいただいたと。
恐らく担当者は、その情報を受けて、「ヤッター!!」と思ったでしょう。

 私たちの仕事は、日々、繰り返しの仕事ばかりです。
成果がなかなか見えない仕事ばかり続けていると、当初もっていた使命感や志が萎えてきます。
萎えるだけならいいのですが、イヤになってしまいます。

 そんな時、このようなニュースが飛び込んでくると奮起できます。

 最後まであきらめず、自分たちのしていることが子どもたちや地域社会のためになると信じてがんばってください。
絶対に成果が出ますから...

部下のアイデア

2009年07月03日 00時57分31秒 | その他
 坂の上の雲の超大河ドラマの開始に合わせて市民の機運を高める庁内プロジェクトが立ち上がっているということを以前紹介しましたが、そのプロジェクトに参加している山本君と秋山君が宿題を貰って帰りました。

 そこで、その宿題を受け、さっそく課内会議が開催されました。
 テーマは「公民館をもっと活用できないか」というものでした。

 うーん、どうするべ...

 以下簡単に会議の内容を紹介。

課長「なんかない?」
   一同沈黙・・・
   しょうがないので指名する。
課長「じゃあ、西田君」
西田「ひょっとしたら、市民の人はあまり『坂の上の雲』を知らないんじゃ
   ないでしょうか」
課長「そうやな。私らの視点から見ると市民が『坂の上の雲』を知っている
   と思いがちやけど、そうかもしれんな。じゃあ、どうしたらええん?」
西田「まずは、すべての公民館で一回は講座してもらうことじゃないですか?」
課長「なるほど、とにかく浅く広くからか」
西田「和気のお遍路さんのおもてなしを見てて思うんですが、おもてなし
   している最中に、和気地区の歴史なんかを話してあげているんですよ」
課長「ふむふむ」
西田「ああいうことが理想じゃないですか」
課長「そらそうやな。そういゃあ語り部事業ていうのがあったと思うけど
   あれってどうなってるん?」
※ここでいつものとおり、課長が脱線させてしまう。
 そして、冷静な部下たちは軌道修正をしてくれる。
課長「つまりやねぇ、まだ第一ステップは広く市民に知ってもらうために
   公民館講座をやらしてもらうということやね。そして第二ステップ
   としてセンターゾーンやサブセンターゾーンに指定されている地域
   については、よりウエイトをおくということやね。次に第三ステップ
   として四国巡礼八十八箇所のお寺がある地域にもウエイトを置くと
   いうことでええんかいねぇ」
部下「それでエエと思います。観光客にしてもお遍路さんにしても口コミ
   媒体として捉えたら、これほど魅力的なものはありませんから。
   ここは徹底的に攻めるべきやと思います」
課長「地道やけど、うちらしくってエエねぇ。そしたら、山本君、今話し
   合ったことをペーパー(企画書)にして」

 どうですか、この臨場感あふれるやりとり。今日も課長は仕事をせず、部下のアイデアに頼りぱなしでした。
邪魔をしても役に立たない課長を見て、部下たちは今日も成長しています。

今治タオル

2009年07月03日 00時28分05秒 | その他
 今日の朝日テレビの22:00の「報道ステーション」を観ていて「今治タオル」の特集をしていた。

 今治タオルは中国タオルの輸入攻勢にあい瀕死の状態まで追い込まれた。
 彼ら(今治タオル業組合)が取った戦略は「ブランド戦略」だった。
商業デザイナーとしてはトップクラスの佐藤可士和氏を起用した。

 彼らにとっては、まさに背水の陣で臨んだと思う。

 佐藤氏は、まず今治タオルの品質の高さに着目した。
 そして、組合独自の品質表示マークを創りあげた。
 つぎに、そのマークを付与する独自の品質基準まで創りあげてしまった。
 これが今日も紹介されていた「5秒ルール」である。

 さらに、ホテルのタオルの色に目をつけた。
 なぜ白いのか...

 白ほど汚れがわかる色はない。
 つまり、ホテルは白いタオルを使うことでその清潔感をアピールしていることに気づくのである。

 そこで、徹底して白い色に拘(こだわ)り続けた。
 そのことが余計なPRをしなくても高級ホテル⇒白いタオル⇒高級イメージへとつなげていったのだと思う。

 すごい!!

 そして何よりも、地道に汗をかく営業をし続けた。
 それが、瀕死の状態から世界一の今治タオルへ転換させた。

 日本の製造業の生き残りをかけた戦略・戦術を今治のタオル業界が示してくれたと思う。