走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

高浜公民館通信 090806

2009年08月06日 23時13分47秒 | その他
 海のそばの高浜公民館主事、毛利雄一朗です。

 真夏日が続いたり、かと思えば一転、大雨になったりと、公民館主事としては、外でのイベントが多いこの時期、天候に気をもむ日々が続きますね。
高浜公民館も先日の小雨の振る中、盆踊り大会を敢行しました。
大雨警報がいつまでたっても解除にならず、大丈夫だろうか?とハラハラしてましたが、無事終了することができました。

 ところで、皆さんはご自身の母校の高校へ卒業してから行かれたことがありますか?
私はこの前の週末、実に22年振りに懐かしい母校である、松山南高校の門をくぐりました。
愛媛新聞の記事を覧になった方もおられるかもしれませんが、私が高校生の時によく利用していた南高の図書館を、もっと魅力的になるように大規模に改装することになり、私はボランティアとして土日の2日間、お手伝いに行ってきたのです。

この大改装を指導されるのは、児童文学評論家の赤木かん子さん。
赤木さんは学校図書館の改装を全国を飛び回って手がけられていて、この世界では「スーパースター」な方です。

私が高校生の頃、南高の図書館の印象は薄暗く、どっちかというと、じめっとした感じの場所で、高校時代の私みたいに、あまり友達もいないような人間が独りで過ごすにはうってつけですが、明るい高校生が集うのにふさわしい場所、といった感じではありませんでした。

それが、なんということでしょう!
改装が終わってみると、窓際の上までびっしりあった(と思う)本棚が移動して
あんなに暗かった部屋に、窓から、柔らかな光がふりそそいでいるではありませんか!

そして、本棚や読書テーブルがゆったりと配置された館内には、人骨の標本が展示してあったり(写真1)、

 

天井からは月の模型がぶらさがっていたり、本と本との間にカエルのぬいぐるみが飾られていたり(写真2)、

 

キース・ヘリングのポスターが貼ってあったりと、まるで愉快な博物館か、インテリア雑貨店のような雰囲気の空間へと変貌したのです。

しかし、これらは決して成り行き任せで決められているのではなく、そこには全て、赤木かん子さんの「学校図書館とはどうあるべきか」という哲学が貫かれていました。

 公民館内に図書室を有する主事という立場からも、学ぶことが非常に多かった2日間でした。

 今度、高浜公民館の図書ボランティアスタッフと改めて見学に行く予定です。

 でも、あんなに図書館が明るくなったら高校時代の根暗な自分は居場所がなくなっちゃうな~(´・ω・`)


 今回も読んでいただいてありがとうございました。

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 何かをやろうとする時、何かを変えたいと思うとき、そのヒントの多くは本業以外で見つかることが多くあります。
ですから、社会勉強に無駄なことはないのです。

           役立たずの上司より