走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

安心感と明るい未来

2013年03月06日 19時48分17秒 | つぶやき

 わが国の近年のデフレ状況下は、さまざまな分野や場面で閉塞感が満ち満ちていた。
 そのやるせなさは、例えば新卒者の就職難や生活苦からの自殺、餓死など、考えられないような事態が続いていた。

 そして、そのことを異常と捉えない風潮さえあった。
 成長社会から成熟社会へと移行したわが国の現状がそこにあった。

 成長社会を懐かしんでも仕方がないのだが、今と決定的にちがうことは「安心感」と「明るい未来」ではないだろうか。
 例えば、人事制度。
 終身雇用制度と年功序列制度は、能力と関係なしに(誰にでも)「安心感」と「明るい未来」を与えていたのかもしれない。
 
 格差社会というと所得格差がすぐにイメージしてしまうが、むしろ能力格差から発生する(能力格差)社会なのかもしれない。
 一方で能力至上主義といいつつ、「無能者」として決めつけ、切り捨ててしまう社会になったような気もする。
 そして、その無能者の基準はまちまちのようであり、そのことが本来成長すべき人材を失ったケースもあるような気がする。

 人が人を裁くが如く、容赦のない社会になったのではないか。
 「弱者を大切に」といいながら、表面的なところだけつじつま合わせをする社会になったのではないか。

 今、変わらなければならないのは、社会全体が「安心感」と「明るい未来」に満ち満ちた社会に変化すること。
 そのためには、私たちがしなければならない仕事はたくさんある。

 もっともっと、がんばらなくちゃ!!