以前、小説「下町ロケット」をこのブログで紹介したことがある。
この小説がWOWOWでドラマ化され、DVDになっているものをレンタルビデオ屋で見つけ、この連休間に観た。
このホームページから紹介すると
ストーリーは、
●第一話
かつて、宇宙ロケットの開発を担当していた下町の町工場・つくだ製作所を経営する佃航平(三上博史)のもとに、一通の訴状が届く。
自社の主力製品が、大企業・ナカシマ精機の特許を侵害しているというのだ。
相手の法廷戦略により、製作所は存亡の危機に立たされる。
一方、帝国重工では国産ロケット打ち上げ計画が進んでいたが、その責任者・財前道生(渡部篤郎)は衝撃的な事実を知る。
自社開発した部品の技術が、既につくだ製作所の特許技術として登録されていたのだ。
●第二話
佃(三上博史)はナカシマ精機との第1回公判を終え、慣れない特許裁判の先行きに不安を感じる。
裁判の影響からつくだ製作所は大口取引先との契約も徐々に停止され、社員達に動揺が広がる。
そんな矢先、特許裁判を得意とする弁護士・神谷涼子(寺島しのぶ)が佃のもとを訪れ、ある提案をする。
一方、帝国重工の財前(渡部篤郎)は、主要部品の特許取得がつくだ製作所に先を越されていたことの責任を上司の水原から追及される。
●第三話
佃(三上博史)は帝国重工・財前(渡部篤郎)からの特許買い取り提案を拒否する。
会社の経営状況を心配する社員達は、その決断を下した佃に対して反発。
部品供給という夢を主張する社長の佃と、現実的な考えを持つ社員達の間に溝が生まれる。
一方、財前も特許が手に入らず、社内での立場が危うくなっていた。
佃に弁護を名乗り出た神谷(寺島しのぶ)であったが、ナカシマ精機側の弁護士・大川から思わぬ妨害を受け困惑する。
●第四話
佃(三上博史)は元同僚の本木からロケット技術者に復帰しないかと誘われ、夢と現実の間で思い悩む。
つくだ製作所の担当を外された財前(渡部篤郎)に代わり、部下の富山が部品供給のテストを実施。
技術面、財務面ともに厳しい基準で審査する帝国重工に対して、つくだ製作所の社員達は自信を失う。
一方、長引いていたナカシマ精機との特許裁判であったが、神谷(寺島しのぶ)がとった行動をきっかけにして、事態が急転する。
●最終話
一致団結したつくだ製作所は持ち前の技術力を発揮し、部品供給のテストで好成績を得る。
しかし、納品において予想外のミスが発覚。
佃(三上博史)は富山からテスト中止を通告される。
再納品を懇願する佃に対して、富山は断固としてそれを拒否。
望みを絶たれた佃の前に、財前(渡部篤郎)が現れる・・・。
果たして、佃は自らの夢、そして仲間、家族の夢を乗せて、ロケットを宇宙へと打ち上げることができるのだろうか。
なかなか面白そうでしょ。ワクワクしながら、時に痛快に観れますよ。
そして、この中で佃社長の名せりふ
「会社というのは二階建ての家のようなものだと思う。一階で生活し、二階で夢を見る。一階がしっかりあって、はじめて二階がある。二階がなければ、その日その日暮らしになってしまい疲れきってダメになってしまう。そんなものだと思う」と語るシーンがある。
私たちは、後輩や部下たちに「夢とは何か」、「夢とはこういうものなんだ」と語ったことがあるだろうか。
そして、「夢に向かって進むためには何をしなければならないか」を語ったことがあるだろうか。
今、多くの若者が夢をみつけられずに組織を辞めようとしている。
人はその若者たちを批判したり、中傷するかもしれない。
その前に、私たち自身が、そういった若者に対して、本当に夢を語り、夢を実現するため何をなすべきかをどのように導いたか、胸に手を当てて考えてみる必要がある。