最近、帰宅時につい口ずさむのがフーテンの寅さんの中で流れていた挿入歌である。
「奮闘努力の甲斐も無く、今日~の涙の、今日の涙の日が暮れる、日が~暮れる」と
調子よく唄いながら帰宅することが多い。
別に仕事で苦労したというわけでもないのだが、つい夕暮れになると口ずさむのである。
そういえば、渥美清さんは俳句をやられたというのを本で読んだことがある。
俳号は、「風天」。渥美さんらしい。
渥美さんの句を紹介すると、
お遍路が一列に行く虹の中
赤とんぼじっとしたまま明日どうする
これも渥美さんらしい。
そして、フーテンの寅さんには、心に残る名台詞が残っている。
あぁ生まれてきて良かったなって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃねえのか?
お前とおれとは別な人間なんだぞ。早え話がだ、おれが芋食って、お前の尻からプッと屁が出るか!
心が折れそうになる時、フーテンの寅さんのDVDを借りてきて笑顔と勇気を取り戻す。
そして、年の瀬も押し迫り、今年は母が亡くなったので年賀状が出せない。
そこでフーテンの寅さんがおいちゃんにあてた年賀状を紹介させていただく。
新年おめでとうございます。思い起こせば旧年中は恥ずかしきことの数々、私
深い反省の中に新しき年を迎えておりますゆえ、本年もどうぞよろしくお願い致します。
車寅次郎 拝
来年こそは、いい年になりますように!