走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

リーダーの資質とは?

2010年08月04日 23時42分04秒 | つぶやき
 三国志の中でどの人物が一番嫌いかと問われると、迷わず「曹操」と応えてしまう。
なぜかというと、三国志を知るきっかけはNHKの人形劇「三国志」がきっかけだからだろう。
その人形劇も「三国志演義」がもとになっており、これ自体物語を大衆化させるために書かれている通俗小説なので偏った人物像にスポットを当てて書かれており、どうしても曹操が悪者になってしまっている。
でも、よくよく考えると最後に生き残っていくのは曹操一族であり、曹操自身たくさんの有能な人材が周りを固めている。
つまり、魅力のあるリーダーだったにちがいない。

 そう思わせる話に「官渡の戦い」がある。
先日、NHKの名将の采配「曹操~長期戦を制した決断~三国志 官渡の戦い」というのをやっていた。
 三国志の英雄・曹操が黄河の平原で大軍に完全勝利した戦いに迫るものである。2つの砦を使った敵兵力の分断作戦や兵糧に着眼した大逆転策などを、戦場再現ジオラマを使って推理するというもの。
ゲストは、渡邉美樹さんと山口もえさん。(山口さんは少しトンチンカンでしたが、それもご愛嬌かな...)

 内容は、三国志の英雄の1人・曹操が黄河沿いで、敵の大軍を「機動力と知略」で破った戦術を、戦場を再現したジオラマを使い推理する。
黄河の渡河地点にある“とりで”を使った序盤の作戦では敵の大軍を分散させるための陽動作戦を行い、終盤戦では兵糧攻めに苦しむ曹操が一晩で大逆転勝利をつかむために相手の兵糧を焼き払い敵兵の戦意を低下させるなどの奇襲作戦をやってのける。

 そして、どの作戦にも共通するのは大将である曹操が常に先頭に立つこと。
それが正しいかどうかは、その時の環境で異なるが、圧倒的に味方の兵が少ない時は徹底して必死に戦うことで一人の力を最大限出させることが重要である。
そのためには、どうやれば味方の兵のモチベーションが上がるのかを熟知していたのであろう。
さらに、敵兵にとって何を攻撃すればモチベーションが下がるかも。
本当に恐ろしい人物である。

 そして、なによりも頼りになるリーダーである。


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