盆帰りのついでに舞鶴引揚記念館に智子と行ってきました。この19日にアコーディオン演奏をしてくださる田中唯介さんが副館長をつとめる 所です。シベリア抑留の悲惨さ、引揚のさいの身元確認に訪れる母、妻の姿が印象的でした。戦争が終わったにもかかわらず、シベリアの極寒地で重労働させられた日本人が多数。その中の一人が田中さんだったのです。
一方、満州事変については鉄道爆破が中国軍によるもものとされた事に対して「日本の関東軍によるもの」であったこと。そしてそれを機に満州を日本の物にしていったという過程も描かれています。日本が加害者としての側面をもつということも掻かれていることに関しては共感しました。
シベリア経由での日本人引揚者は66万人。これだけの働き盛りの人たちが外国へ出向いていたのだ。しかしその他の国を含めると600万人が出征していたという。この人たちが日本国内で生産活動に従事していたらどれだけの利を得たろう。戦争というものがいかに非生産的なものかをわからせてくれる展示であった。
入場料は¥300。多くの人に訪れてほしいと思ったのです。
カメラを持って行くのを忘れていました。これは残念。近々再訪したいと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます