農水省が日本語ワープロソフトを「ワード使用を原則化する」という通知を出したらしい。事実上の「一太郎禁止令」ということだ。ワードはウインドウズの政策会社、マイクロソフトの製品である。
一時はワープロソフトといえば「一太郎」だった。それからパソコンの販売も一太郎搭載か、ワード同載かで分かれていた。しかしそれをよろしく思っていないマイクロソフトは一太郎搭載機種にはウインドウズを提供しないというような感じで一太郎の進出を抑え、勝利した・・・とように記憶している。ワードはポンコツソフトなのにこんな卑劣な手段を使ってまで競争相手を駆逐するアコギな会社がマイクロソフトなのだ。今でもワープロとしてはワードが使い物にならないので、表計算ソフトのエクセルをワープロとして使う人が多い。
一太郎は日本語を使う限り(だけにおいて)はワードより数段優れている。文書管理だって早い時期からエクセル同様に一つの文書内に複数のシートで管理できるようになっている。
マイクロソフト社の横暴によって駆逐された一太郎ではあるが、その良さを知っている人は今でも数多い。最初から標準に搭載されているワードを使わずである。無論ワタクシも2年に1回ほどは一太郎に年貢を納めている。ただしパソコン購入はオフィスソフトがイントールされていない中古を2万円台で導入している。一太郎は3台のパソコンにインストールできるので自宅とOTTOとノートにインストールできる。だがマイクロソフト社の製品は1台だけ。だからエクセル10はノートに、デスクトップでは複数のPCにインストールできるエクセル2003を今でも使用中。
日本の官公庁が優れた日本のソフト、一太郎を使わず、悪行の限りを働いてシェアを広めたワードにひれ伏す姿は惨めである。そしてそれがアメリカにひれ伏す日本政治の実態なのだ。