10月11日(金) ☁のち ☂のち ☁ 本日の走行距離=231Km
お宿→ 檜原湖西岸→ 米沢→ 七ケ宿(しちがしゅく)→ 白石(しろいし)→ 蔵王開拓温泉→ お宿
そはら湖と呼ぶ
7時起床。全面曇りだが明るい。朝一番に散歩する。キャンプ場入り口には「無断立入禁止・そはら湖キャンプ場」とある。今まで何回か利用させて頂いているが、ずっと「そばら湖」だと思っていた。隣の大きな湖が檜原湖(ひばら湖)だからその流れなのだが、確かに「そばら」より「そはら」の方が上品に聞こえる。しかし「ひばら」が「ひはら」ではそうならない。日本語の妙だ。ついでに「ソファラ」と発音したら異国っぽくなるな。それより音階みたいかなどと考えながら鴨が浮かぶ湖を撮る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/51/2755bc595ed48f096a18a46cde175ea2.jpg)
朝のデザートは桃。産毛の生えた皮も好きなので洗ってそのままガブリ!甘み、酸味、香りが絶妙のバランス。それに味が濃い。やっぱり桃は福島だな。
9時、管理人のおばさんに挨拶をして出発。檜原湖西岸を北上する。途中、道の駅「うらばんだい」に立ち寄る。天気の情報が分かるかもしれない。到着とともにすごい降り方になってきた。
道の駅で情報収集と・・・2時間の休憩&お悩みタイム
ここの端末機は画面をタッチして操作できない。色々な情報が次々と現れ、天気予報もその中の一つとして扱われているので見るまでには時間がかかる。その上見たいと思う情報の画面は切り替わりが早い・・・と感じる。今日の宿泊予定地、宮城は☁☂、山形も福島会津も同じ。福島でも東部は☁☀。行こうとしている所はどこも雨で情けなくなってくる。
このような天気に朝日スーパーラインへ行ってもつまらんやろ。いっそのこと南へ引き返して阿武隈洞へ行こうか・・・考えがまとまらないので雨の檜原湖を眺めながらツーリングレポートの下書きをして時間を過ごす。
2時間も粘っていると小雨になり、お日様が見えたりしてきた。単純なものだ、こうなれば前向きな気持ちになる。「人の心に寄り添う事」って、たとえほんのちょっぴりであっても相手は嬉しいものかもしれない。「小さな親切」という言葉は昔からあったが、今ようやく理解できた気がする。ピントはズレているかもしれないが・・・。本日の計画通り、南蔵王青少年旅行村に申し込みの電話をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d0/81b7a2bdb92c4d29ac4c167430586140.jpg)
合羽は着用せず、そのまま西岸を北上。北塩原村から西吾妻スカイバレーへ。本日一番のハイライトだ。昨日と違って前に車がいないのが良い♪ とはいえ、つづら折れの登坂では3速中心の走りとなる。高度が増すに連れ、樹々のトンネルが色づきはじめた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b6/030578236c96a07b4ab45dbe5643e57c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/b2/7f678af3473e492fa3cb7634d89fda2e.jpg)
白布峠(1416m)から北への下りは南と比べてコーナーは緩い。右の谷を隔てて紅葉が見られる。福島県側とは違い、景色が大きい。曇り空なので色はくすんでいるが、時折陽が差すとそこの部分だけパァーっと煌めく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e8/4cc196b8a091712dd8d766043890d9be.jpg)
「最上川源流」で記念撮影。米沢に向かう緩やかな下り坂にはのどかな農村風景が広がり気が和む。
米沢市内を外し、南北路では最も東側の「ぶどうまったけライン」を北上。このライン、南側はブドウばかりの緩やかな田舎道。対して北側は赤松のマッタケ山。この急カーブ急勾配は地図からは読み取ることができなかった。ま、平坦地でマッタケは採れんわな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/d9/67af32dac73d04c4749a72acb6b54ead.jpg)
キャンプ場の近辺にスーパーは無いと言うことなんで高畑町で食料調達。またしてもカツヲの刺身が旨そう。今日は本物のショウガも買った。
知ってしまった、エンフィもう一つの顔!
国道113号線を東へ。峠に向かい、どんどん高度を上げてゆく。時速70キロで走っている時のロイヤルエンフィールド、柔らかい鼓動が心地良い。だが重い荷物をしょってこのような坂道で負荷をかけるとどうだ、大量にガソリンを吸い込んだ500CC単気筒の爆発が一発一発大振動となってハンドルやステップに伝わってくる。日常ではこのような負荷をかけることが無いので気がつかなかったが、どうやらエンフィ、別の顔を持っていたようだ。
アクセルを開けるとパワーは出る。しかし車体がこの振動に耐えられそうにないのでシフトダウン。そうすると今度は回転が上がることによる小刻みな固い振動が発生。平坦路を「プテプテプテ」と軽い音で気持ちよく走っていたが「ドカドカドカ」になり、さらに「ピッピッピ」という硬質の高い周波数の音が加わる。これはちと豪快すぎだよ。
この国道は「七ケ宿(しちがしゆく)街道」と名付けられているが、実は他にもいろんな名の「宿」がある。往時を偲ばせる雰囲気は時代劇の収録にも使えそう。思わず立ち止まって撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/a8/3d78e83df55ac55e7ddea0cc7f740ea4.jpg)
15時40分、キャンプ場に着くと管理人さんが「バンガローを申し込まれましたがどうします?」と聞いてきた。
バンガローをキャンセル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/fc/0e1af6b943e21cc220efabf97d25e908.jpg)
恐らく貧乏そうに見える僕の外観と、薄日の差す今の天気を考えて選択の余地を与えてくれたのだろう。「現場を見て判断します」と言ってテントサイトを眺める。東屋がある♪下は砂利・土でゴワゴワしてはいるが、テントを張る広さがあるので雨が降れば逃げ込めば良いと判断。バンガローをキャンセルした。これで2千円節約できた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/22/8737c5211042195896d07bddeabee9fe.jpg)
東屋のそばに設営してから周辺散策に出発。右手に七ケ宿湖(ダム湖)を見ながら快走。さらに東へ進むと「材木岩」の看板が。3年前に将積サンとのツーリングで訪れた所である。柱状節理の多数の岩がまるで柱のように見えるから材木岩と呼ぶそうな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/78/0a122e34a89fb9d04e42e5b61c44f394.jpg)
だいぶ暗くなってきた。白石(しろいし)に入り国道4号線と合流。マップルが「大露天風呂が魅力」という蔵王開拓温泉をめざす。
4号線から国道457号線。どこまで登ったら気が済むのだ!と言いたくなるほど、どんどん高度を稼ぐ。地方道51号線をさらに登るとようやく看板を見つけた。営業時間は18時まで。今17時20分。え~い突撃!
今日も800円、大露天風呂?蔵王開拓温泉
受付のおばさんが「6時までなんですけど」と申し訳なさそうに言うので「30分もあれば大丈夫です」と返事して脱衣場へ。露天へ行くには内湯の浴槽を通らねばならない。「アッチー!」絶対に浸かることができないと思うほどの熱さに飛び上がった。足を付けることさえ困難なほどの温度。そこを通り過ぎて露天へ。こちらはかなり温度が低かった。しかし大露天風呂といっても昨日より狭い。その下側にも浴槽は1ああったがなぜか空っぽ。上がりがけ、また内湯を通らねばならない。湯船の縁の上を歩いて出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/50/398aac4854c541e360c3236d240fa412.jpg)
16時30分、キャンプ場に戻り着いてビールを飲みながら調理場で宴会の準備。ゴミ処理をしてくれるキャンプ場は料理も楽しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/ca/4a85773739ffdf6a6a345cea841a58ab.jpg)
カツヲの刺身にショウガをすり下ろす。やっぱりおまけについてきたものとは雲泥の差。カツヲ自体脂がよく乗っており、ショウガのピリリとよく合う。地元で買った辛口の佳酒、七ケ宿湖(特別純米酒)が旨い。
そうしているうちにザ~という雨音が・・・。いかん!テントの中身を東屋の椅子に移し、テントを持ち上げてそのまま東屋へ移す。眠る前で良かった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/9d/8f0b71e8b04367aad9945c747bca43e9.jpg)