だえもん 田中通のブログです.三重県鈴鹿市周辺「私たちの地域を考える」関連記事等が入ります.鈴鹿市議会議員「田中とおる」
blog daemon - Toru Tanaka / 鈴鹿市議会議員 田中とおる(通)



ワークシェアのルール化困難=高木連合会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000127-jij-bus_all


「社会全体でのルール化は難しい」

いろんな談合にメスが入らない段階に過ぎないのに,それはそうだろうと思う.

労組自体が労働者の保護と既得権の拡大という2面性を持つ団体であるから,ワークシェアリングにこんなにあからさまに関与を求められること自体にジレンマを感じるのだと思う.

高木連合会長への批判が一般人から出ているが,それはお門違い.

それどころか,問題の本質を理解しないままニュースを求めてメディア自体も暴走する困惑の状況の中,労働貴族としての良識を示した―――と私は評価する.

だから商売人にはなれない.

やっぱり商売人にはなれない.

社会をひずませ多くの犠牲者を生みだしながらも漠然と良心に従う本能.

それゆえにこの社会での存在価値がある側面が見える時がまれにある.


イノベーターであれば,現在の危機は実においしい.

方向性をつかめていないメディアが,お門違いであることも気づかずに,ニュースを求めて周辺をうろうろしているのだ.

更なる既得権の拡張に追い風が吹いていて,その上,そのことへの法制化も視野に入れることができるのだ.

人助けという大義名分もあるし,何も恐れることのない状況が用意されている.

しかしそんなことをする人間が出てこないので,ほっとしている.

さじ加減で良い方にも悪い方にも触れてしまう.

流れに乗った時に,腹を持ってしまうのが世の常だ.


そう考えると,スーパーマンは別として,常に批判と検閲を受け入れる懐を持ちながら存在する法人を体現できる人こそが,マネジメントの任を負えるのだと思う.

何度も取り上げているが,次の本は実に参考になる.

公共事業を、内側から変えてみた
桑原 耕司
日経BP社

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ドラッカーをはじめ,経営管理の書籍は数多くあるが,責任を負いながら,談合という逆風を切り裂き,その上で前進するという,刃風を感じる世界だからこそ見えるものが読み取れるのがこの本の特徴だ.

しかし,マネジメントの外部化は,知らないことへの恐怖を一般の人に与える.

市長は落選し,希望社も岐阜市内では無理解と批判の嵐で,景気も悪くて大変そう.

日本人の談合体質というのは実に根深い文化だ.

店長は非管理職というマクドナルド判決も社会の後退.

経営管理者や起業家が育つ環境をもっと大切にすれば,良いのになと思う.



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