だえもん 田中通のブログです.三重県鈴鹿市周辺「私たちの地域を考える」関連記事等が入ります.鈴鹿市議会議員「田中とおる」
blog daemon - Toru Tanaka / 鈴鹿市議会議員 田中とおる(通)



日本におけるGoogleとYahoo!の違いはユーザーへの解放か,迎合かということだろうか.

Googleカレンダーなんかも便利なんだから,そのまま携帯電話で使えるとありがたいのだが,思想が反映されすぎなのか,iPhone等のPCブラウザでない限り,便利には使えない.

しかし,公開されたAPIを使って,便利なツールを開発してくれているところがある.

yamamoWorks
Google Calendar Mobile Gateway


Googleカレンダーにログインしているブラウザから,Googleへの認証処理を経て,Googleからyamamoworksにアクセス許可を与えて,生成されたURLを携帯電話に取り込んでアクセスするだけ.

2次元バーコードまで作ってくれるのでありがたい.

是非,使うべきだと思う.

あるいはもっと良いのがあったら教えてください.


入力もそれほど手間ではない.

2009年7月9日 だったら 20090709

23時36分 だったら 2336

と数字だけで入力させてくれる.


でも客先では入力よりも紙にメモする方が,流れを止めないので良いかもね.




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鈴鹿市における中学校でフィルタリングされているWebサイトには何があるかご存じだろうか?


YouTube --- 不健全な動画が少なくないからなぁ...

ニコニコ動画 --- ここはもっとかな...

学校裏サイト --- いじめの温床とか言われてますね.昔は「下水道入口」などというこの世の醜いところに直結されていたところもあったんで,私なんかは記録が残る分,対処しやすいと思うのですが.

Amazon.co.jp --- エッチな本でも買うとでも???

通販サイト全般 --- Amazon.co.jpもここに入るというべきだろうか.オークションサイトもだめらしい.


実際のところ,生徒達は社会生活を営む上でこれらのサイトをほとんど知っているし使っている.

そもそも学校で規制されているのを把握しているわけなんだから,「うざこいなぁ」くらいにしか思っていないのではないだろうか.

既にこれは子ども達のための規制ではなく,大人の言い訳のための規制でしかない.

学校がそんな情けないことで良いのだろうか.


そんな時に変わった相談を受けた.

要約すれば,裏サイトがフィルターにかかっていない新しいWebサイトにできることってあるのか,ということだった.

それは当然あるわけで,これまでと同様の規制は,単なるいたちごっこに過ぎない.

それどころか,遥かに重大な問題があることを指摘した.

こんなことでは子ども達に民主主義が何であるかを教えることはできない.

これ以上に恐ろしいことはないのではないかと思う.

本音を言えば,先生方が民主主義を語る資質を失い,民主主義を語る資格を失うことになるだろう,ということ.


可能なことを上辺だけ不可能にしても,実在する可能な世界では,当然それは可能なわけだから,そこでどう振舞うかが重要になる.

しかし,臭いものにはふたをするだけで済ませることを良しとした日本で育った高校生の倫理観の脆さを見れば,そのやり方の悪影響がえげつなく出ている.

彼らはこれから知識社会で生きていかないといけないのに,そのモラルをケアされていないのだ.

知的所有権を守るどころか,人の価値をどう認めるかがわからなくなってきている.

それらは全て大人が「自由と責任」を教えることから逃げたためのように感じる.

そうでなくては,ここまで加速されようがない.



「鏡は悟りの具ならず,迷いの具なり」


鈴鹿が生んだ歴史的コラムニスト 斎藤緑雨が残した警句である.

及び腰の人間には理解しがたいかもしれないが,子ども達に学校の中でだけ目隠しを強制するのではなく,全ての取捨選択を任せればよい.

自分自身が何をやっているかが白日のもとにさらされれば,鏡に映った自分の形に気付くことだろう.

その気づきが大切なのであって,迷いながらもそこから一歩ずつ自分の形を創っていくことだろう.


子どもは馬鹿ではないのだ.




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