だえもん 田中通のブログです.三重県鈴鹿市周辺「私たちの地域を考える」関連記事等が入ります.鈴鹿市議会議員「田中とおる」
blog daemon - Toru Tanaka / 鈴鹿市議会議員 田中とおる(通)



<鳩山代表>無駄遣いやめればいい…マニフェスト批判に反論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000118-mai-pol


そもそも追加経済対策で15兆円出している自民党が,粛清を打ち出している民主党の15兆円に無責任さを問うというのは,両刃の剣だと思うのだが.

「財源があいまい」という批判に対して,民主党の鳩山代表が反論しているが,「無駄遣いやめればいい」なんて子どもっぽい言葉を使う必要なんてないと思う.

「ターゲットは国交省利権です」と言いきれば,ふにゃふにゃな印象が一気に凛としたものになるんだが,そこはパーソナリティの限界だろうか.


特別会計の切り崩し,公会計の複式簿記化,連邦制...

これらは実に重要過ぎる課題.

「国家100年の計」という一見大層に見える言葉があるが,これらのお題目は全て100年を凌駕していることが証明されている――にも関わらずノータッチのまま2009年まで来ている.

さすが国家破綻を2度もしている日本だ.

JC色の濃い麻生首相でも触れてこなかったこれらの課題.

すごいことに日本の中でキーマンを探すと全てあるひとりに繋がる.

これをモノにしたら大隈重信が霞む.

しかしそのキーマンは不遇である.



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小学英語、外国人の指導助手巡る問題山積
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000597-yom-soci


この記事は外国人指導助手の質の低さだけを一方的に問題にしているが,学校側の志の低さも同様に問題であるのが,コトの本質だ.

なぜだろうか.日本では責任を負う自由から逃げたがることばかりだ.

値切るのなら,自分の価値も低くすることを知らなければならない.

思い切った予算を使うのであれば,それを見届ける責任も伴うことを忘れてはならない.

そもそも「外国語指導助手」というポジション自体が,質の上限を押さえているものではないのか.

「外国語指導助手」を続けることでパーマネントの職を得ることができる道が開かれているのか?

上限が決まっていて,減点法しかないところに,偏りのある天の声をいつまでも待つ若者を期待することに不健全性を感じないのだろうか.

腰かけしか期待していないから腰かけしか来ない.

もっと言えば,腰かけしか期待できないから腰かけしか来ないのだ.

責任ある立場を用意すべきだと思う.


奴隷の質を上げようと使用者がいくら努力したとしても,奴隷解放という結論にはたどり着けないのと同じ.

実に簡単な「志」の問題だ.


自由・平等・博愛

なぜ「自由」を語る時に「責任」まで説明しないといけなくなったのか.

なぜ「平等」を語る時に「機会の」と注意しなくてはいけなくなったのか.

なぜ「博愛」を語る時に「同情ではなく」と釘を刺さなくてはいけなくなったのか.


恐ろしいことに,赤信号をみんなで渡ることに慣れすぎると,人は赤信号の意味すら分からなくなる.

知的インフラというものは,安易な怠惰の前に,実に脆く儚い.

しかしそれ故に挑戦し続けることは尊い.




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