心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

怒りの葡萄

2009-11-24 | Weblog
午前中図書館に行ったらお休みでした。
先般借りていた「女の一生」遠藤周作著
「沈黙」のときと同じように心が重く沈んだ。
しかし、そのような事実の上に現在がある。
「人、その友のために死す、これより大いなる愛はなし」
忘れてはいけないと肝に命じつつ1時間散歩した。

午後、どんよりしてきた。
買い物を早めに済ませビデオを観ることに決め込んだ。
テープ棚から探しだしたのは「怒りの葡萄」
懐かしいと思いつつも今ひとつ理解できなかったのではと腰を据えて観た。
もう随分昔に観たままだったし、本を読んだのは高校生の頃だ。

音楽は「レッドリババレー」
まだ私が生まれる前のアメリカ・・・。
いつの時代もお金持ちと貧しい者達の格差の大きい生活がある。

毎日、少しずつ聖書を転記しているお蔭で
聖書の言葉が引用され、何を訴えようとしているのかが伝わってくる。
あらすじ
刑務所から仮出所して故郷に帰る主人公ジェイドの登場から始まる。
家に着くと誰も居ない。
そして、貧しい農民が土地を追われ、新しい園を求めて旅立つ。
その旅には様々な困難が付きまとう。

「その困難に疑問を持ち」ジェイドは身を隠す。
そんな疑問を持つことによって少しずつ世の中も進歩していったのだろう
「女性には未来を諦めない考え方がある」と最後に言う母親の言葉が耳に残る。

長い道程を経て、私たちの先祖が闘ってくれたお蔭で現代があると思うと
を生きる私は幸せだ。

コメント
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