夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

過ぎたるは及ばざるを超える。

2016-02-16 | monologue
儒教を奴隷道徳と罵ったのはヘーゲルだったか。 マルクスの宗教はアヘンだという言葉は、これの延長拡大と言ってもいいだろう。 すべての宗教は初めは狂気をはらんでいて、家族も親友も断ち切れと命じ、人々に凶器を持たせる。 だが、ニーチェが喝破したようにやがて宗教は馴致され、支配者のためのイデオロギーと成り果てる。 こうした宗教史や思想史とやらの法則めいたものから言えば、中庸を説く孔子の教えは当初から宗教で . . . 本文を読む

有楽町で逢いました。"Canticle"

2016-02-08 | poetry
  有楽町で逢いました。"Canticle" 有楽町駅から日比谷駅まで歩いて、改札口で会ったら、 (織田有楽斎ってへうげものだよね) すぐにタバコ吸いたいって君が言って、 (国民の2割がまだ吸ってるのにふざけてるよね) 日比谷公園の端っこの地下鉄出口で1年ぶりに話をした。 (焼き討ちされた松本楼はおいしくないんだよ) ひょいと冷たそうな黒い大理石に腰掛けた君の脚を見ながらニーソが似合うねとか . . . 本文を読む