まずは来日中でもてはやされてるピケティについて。彼の主著の「Le Capital au XXIe siècle」は「21世紀の資本」と訳されているようだが、誤訳に近い。だって、マルクスの「資本論 Das Kapital:Kritik der politischen Oekonomie」のオマージュかインスパイアなんだから「21世紀の資本論」とすべきで、恥ずかしい。古典なんか読まないぜって . . . 本文を読む
長妻昭の厚労大臣の時の功績を挙げろと言われるといろいろもめて自分を被害者に仕立て上げていたという印象しかない。彼は何かを建設的に行う人間ではなく、政府の批判をする時にこそ精彩を放つ。1月29日の予算委員会での質問をネットに民主党が出した記事から見てみよう。
衆院予算委員会の質問で格差問題を取り上げた狙いを記者団から問われ、「格差が国際的にも日本の中でも最大の問題の一つだと思う。格差が拡大している . . . 本文を読む
まず日刊ゲンダイの「恐ろしいほど酷似…名大女子学生と佐世保少女Aの“共通点”」という記事を全文引用しよう。
「高校生の頃、同級生に毒を盛った。障害が残った」
名古屋市の77歳女性殺害事件で、容疑者の名大女子学生(19)はそう供述しているという。女子学生が通っていた宮城県の名門私立高では、生徒が失明するなどのトラブルが発生していた。女子学生のやったことは、昨年起きた長崎・佐世保市の同級生殺害事件 . . . 本文を読む
イスラム国の人質事件で首相官邸前で連日集会が行われているそうだ。いつの間にか後藤さんは官邸で拘束されていたのかなと思ったが、そうではないようだ。すると日本政府がイスラム国に拘束を続けるよう依頼してるのかな、交渉を打ち切ったのかなと思ったが、そんなこともなさそうだ。じゃあ、一体何のために集まっているんだろうと不思議に思った。記事を見るとこう書いてあった。
イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)と . . . 本文を読む
お父さんがいて
お母さんがいて
あたしがいて
鍋物でも食べればそれは家族
もうずっと別々に暮らして
たまに連絡を取るとなつかしく思えたり
時にはうるさく感じたり
いつまで経っても子ども扱いされたり
絆だかしがらみだかわからなくなる
うちの猫は捨てられていたのを
避妊手術をされて
たくさんの猫といっしょに並べられて
生後3か月でもらわれてきて
あたしと3年間つかず離れず暮らしている
一人寝の冬 . . . 本文を読む
湯川遥菜さんが殺害された可能性が高いようだ。しかももう1人の人質の後藤健二さんにその写真を持たせて日本政府を非難するメッセージをしゃべらせている。卑劣で無慈悲な彼らの本質をあからさまにしたものだが、これに先立って行った「イスラム国の邦人の殺害警告にどう対応すべきと思いますか?」という1/21から1/24まで行ったアンケートの結果と合わせてコメントしよう。
ほとんどの人(78.4%)が「テロに屈し . . . 本文を読む
ついに日本人がこういう目に遭ったかというのがぼくの第1印象だった。しかし、これまでの欧米のジャーナリストなどが「イスラム国」への攻撃をやめろという脅迫だったのが今回は2億ドルの身代金要求だったのに違和感を感じた。
もちろん安倍首相が2億ドルの支援を約束したからなのだが、彼らの日本という国への見方、つまり決して敵国ではなく、せいぜいが戦争のスポンサーだという認識がはしなくも表れているような気がする。 . . . 本文を読む
ワゴンセールで自由を買ったらもれなく孤独がついていた
引っぺがして捨てたはずなのに部屋の隅っこにいつの間にかいる
お店に文句を言いに行ったら店員の背中にも別のがくっついていた
個人の自由、個人の孤独
選択の自由、選択の孤独
表現の自由、表現の孤独
行動の自由、行動の孤独
レシートの裏に落書きすると妙に納得させられる
巧妙な動物だ
ちゃんと世話をしないと真夜中にポリポリ心を食べてしまう
ちらっと . . . 本文を読む
結論から先に言ってしまうとぼくは孤独死は悲劇でもなんでもないと思っている。自分にとっても、誰にとっても悲劇なんかではない。
まず現状を見ておこう。グラフにあるように単独世帯(1人世帯)が増加しており、今後もそういう見通しだ。非婚化、離婚の増加などで1人世帯が典型的な「家族のかたち」になってきているのだ。特に女性は平均寿命が長く、年上の男性と結婚する場合が多いから、必然的に老後は一人暮らしになる可 . . . 本文を読む
一人暮らしを始めてからもう6年になる。最初の1年はいろいろ買い揃えたり、張り切って自炊したりもしていたが、だんだん面倒になって寂しくもなってきた。そういう経過をたどって一人暮らしがシンプルな自分らしいものになっていく。ぼくにとって一人暮らしに必要なものを書き出してみよう。
○仕事…衣食住におカネがかかるから仕事が必要なのは当たり前だが、もし宝くじに当たって(買ってるわけではないが)おカネができて . . . 本文を読む
三連休の初めに風邪をひいてしまった。3日目の夕方になってちょっと良くなるまで、ずっと寝たり起きたりどころか、熱もあって寝たり寝たりだった。その間に3本もブログを書いてるのはどういうことだというご批判もあろうが、ま、食事排泄と同じようなものでよく覚えていない。
で、連休明けの今日も仕事休みたいな、でももう寝てるのも飽きたし、無理ならそこで休暇にすればいいやとだらだら用意をしたら出勤できてしまった。 . . . 本文を読む
1960年というともう55年も前だが、その12月号の中央公論に深沢七郎の「風流夢譚」という短編小説が載った。天皇一家が処刑される場面を揶揄的に描いた内容から右翼の怒りを買い、右翼少年によって中央公論社長夫人と家政婦が殺傷されることとなった。中央公論社は掲載に不適当な作品であったと反省して皇室と一般読者にお詫びして事件の端緒となったことを遺憾とする「ご挨拶」を、同社の名義で新聞に出した。つまりテロに . . . 本文を読む
マクドナルドの異物混入事件を見てるとよくもまあ次から次へと出るものだと思う。チキンナゲットを買う人はフォーチュンクッキーでも食べてる気分になるんじゃないか。元々外国人CEOになってから業績もよくないらしいし、価格設定も二転三転して経営面からあやしくなっていたところに中国の工場の問題でつまずいた。
今回の異物混入はタイの工場の問題なのか、店舗の問題なのか、混入した後のリスクマネージメントの問題なの . . . 本文を読む
一ノ関辺りから急に吐き気を感じた。疲れが出たのだろうか、昼に食べたものがもたれている。SAで眠ろうとするが、ほとんど眠れない。耳鳴りがし、足元がふらつく。何よりこれからどうしようか考えがまとまらない。
やっとの思いで仙台南で降りてネットカフェに泊まる。精神的な緊張は電車と車では大きく違うことを思い知る。食事も酒も摂ることなく横になる。
それなり眠ることができ、4時半頃に出発する。吐き気はだいぶまし . . . 本文を読む
宮古には1時間半ほどで着いた。高速道を使ったから早かった。この先の旅程が長いのに海岸を走ると疲れないようにと思ったこともある。吉里吉里や浪板海岸も興味があったが、車は明日の11時までに返さないといけない。何より盛岡への山越えはアイスバーンが怖いから、明るいうちに済ませたい。昨日、釜石から遠野に向かう道で車をUターンさせようとした時、冬タイヤは見事に滑った。
駅の方から市役所に向かう道になつか . . . 本文を読む