今、放映中の『citrus』というアニメはいきなり女の子同士がキスしたりして、百合的要素が満載で、異性同士だとこうはいかないだろうという意味でもおもしろい。例えば右の黒髪の芽衣は生徒会長で校則にうるさいくせにイケメン教師と校舎裏でべろちゅーをしたり、母親の再婚で義理の姉になった左の金髪の柚に何も言わずにキスをした挙句、「あなたがしてほしそうな顔をしてたから」と言い放つ。
仮に芽衣を男の子だ . . . 本文を読む
昔付き合いのあった女性に「あんたがなぜ小説を書くのか、わからない」とよく言われた。ちゃんとした定職があって忙しくしているのに何を好き好んでということもあるだろうが、彼女は元々画家やマンガ家が作品づくりに苦吟する様子をテレビで放映していても、「もう遊んで暮らせるだけの収入があるのに、なんで無理して働くのかしら」といったようなことを言っていたから、芸術を始めとするクリエイティブ系の人のことがおよそ . . . 本文を読む
庄司薫と言っても、今の若い人は知らないか、知ってはいても読んだことがないかもしれない。その彼が本名の福田章二名義で書いた作品で中央公論新人賞を受賞してから10年ほど沈黙した後、『赤頭巾ちゃん気をつけて』で芥川賞を受賞した際に「その間、何をしていたのか?」とインタビューで訊かれて、「テレビを見ていました」と答えたそうだ。当時は人を食った発言だと思われたようだが、同じ答えを今やれば「引きこもりだっ . . . 本文を読む
記事を休んでいる間に3件コメントをいただいた。奇特なことだと思うけれど、人に読まれる可能性のない文章を書くことがない自分とは根本的に違うというだけのことかもしれない。特におもしろいと思ったのが、この記事への次のようなコメントだった。
突然のコメントお許し下さい。
私はあなたのように知識を持ってはいないので、至極興味本意に目を通させて頂きました。
やはり、私のようなものでは理解できる内容ではあり . . . 本文を読む
So long, Crescent!というタイトルは明月記からの連想で言葉遊びのような感じでつけたもので、さほどの意味はありません。モノローグなのに丁寧語で書いているのも成り行きみたいなもので、とは言え場合によってはダイアローグになるかもなのでそうしたのでしょう。わかりにくい言い方ですみません。例えばこのブログで日間賀島に行きましたという記事はなんの変哲もない旅行記なのに、なぜよく読まれるランキ . . . 本文を読む
儒教を奴隷道徳と罵ったのはヘーゲルだったか。
マルクスの宗教はアヘンだという言葉は、これの延長拡大と言ってもいいだろう。
すべての宗教は初めは狂気をはらんでいて、家族も親友も断ち切れと命じ、人々に凶器を持たせる。
だが、ニーチェが喝破したようにやがて宗教は馴致され、支配者のためのイデオロギーと成り果てる。
こうした宗教史や思想史とやらの法則めいたものから言えば、中庸を説く孔子の教えは当初から宗教で . . . 本文を読む
三連休の初めに風邪をひいてしまった。3日目の夕方になってちょっと良くなるまで、ずっと寝たり起きたりどころか、熱もあって寝たり寝たりだった。その間に3本もブログを書いてるのはどういうことだというご批判もあろうが、ま、食事排泄と同じようなものでよく覚えていない。
で、連休明けの今日も仕事休みたいな、でももう寝てるのも飽きたし、無理ならそこで休暇にすればいいやとだらだら用意をしたら出勤できてしまった。 . . . 本文を読む
文系人間、理系人間とかよく言うけれど、ぼくはそういうのを全然信用していない。日本の受験システムでは数学の出来次第で文系か理系かが決まるようなところがあるし、数学のテスト自体が学問としての数学の適性とか、数学的思考ができるかとはあんまり関係がないからだ。もちろんそれは国語とかもそうだろう。
経済学部が文系で、医学部が理系というのも変な話だ。どっちが数学が必要なのか考えてみればわかるだろう。応用数学 . . . 本文を読む
人間誰しも頭の造作に大した違いはないと言いたいところだけど、そうでもないのは事実だ。他人の脳みそを悪く言ってはいけないというのは常識で、つまりは役に立たない建て前にすぎない。顔の美醜、スタイルの良し悪し以上に表立って言ってはいけない気配なのは、それだけ救われないからだろう。しかし、頭の中身は努力すればなんとかなるんだから、あっさり愚物は愚物、自業自得でいいように思う。
「勉強が向いてないのよ」と . . . 本文を読む
最近、アウトレットにはまってて、ここ1か月で、土岐、御殿場、八ヶ岳と3か所も行っている。ぶらぶらデートなどするのにいいから人気があるのもうなずけるだろう。
もちろん女性の服選びに付き合うのが嫌いな男には、苦痛でしかないかもしれない。ぼくの場合は相手による。かわいくて頭がいい女の子なら歓迎である。自分の中の女の子ちゃん的な部分が刺激されるのか、あれもこれもと着て欲しくなる。これだと思っても、やっ . . . 本文を読む
NHKの「クローズアップ現代」で先日、「ランキング依存が止まらない~出版不況の裏側」というのをやっていました。本屋でランキングを見て本を買う人が多くなってるから時間を掛けて売ろうとする出版社がやっていけなくなっているといった内容です。
それを見てて、ランキングなんかを頼りにして本を選んで「自分らしさ」が生まれるとでも思ってるのかという皮肉な感想が思い浮かびました。読書は知識や知性を得るのに不可欠 . . . 本文を読む
日本語で書かれたブログが英語のものより多いと聞いたことがあります。日本語の文章を書ける人数と英語の文章を書ける人数の差を考えるとこれは驚くべきことで、その理由や原因を考察しただけで比較文化論や日本人論の本が1冊や2冊は書けそうです。そのテーマは「なぜ日本人は欧米やアジアの人よりも際立ってブログが好きなのか?」ってことになるでしょう。ただそのためには次のような点について、英語や他の言語で書かれたブ . . . 本文を読む
唐突ですが、お伽衆でもシェヘラザードでもいいんですけど、ああいう自分専属で「おもしろい話」をしてくれる人がいるってすごく贅沢だと思うんですね。小説は書き手の都合で決まりきった話を押し付けてくるだけだし、ゲームなんかのマルチストーリーといっても読み手が選らばなきゃいけない。今夜はこんなお話がいいでしょうと聞き手の気分を察して話をしてくれるわけじゃない。今のIT技術をもってすればそういうソフトなり、 . . . 本文を読む
そんなにマジメにきちんと考えるつもりはありませんし、書いてることもトビトビのいい加減なものです。
働いても生活ができない、150万円とか200万円の年収なんて悪いけど、信じられません。時給千円で1日8千円、1か月25日働いて20万円、それでも240万円になりますね。まあ、病気とか失職とかいろいろあるんでしょうけど。そんなやつは怠けてただけで自業自得だって言っちゃうと話は終わるんで、世の中のせ . . . 本文を読む
本当はノリタンの方に書くべきことなのかもしれませんが、なんだか挑発しているように思われるのもなんなんで、辺境の地のこっちに書きます。なんの話かというととりあえずはブログの記事へのコメントのことです。ここもあっちも誰でも自由にコメントが書けるようにしてあって、その代わり私も自由に削除しています。アダルトサイトへの案内みたいなのはもちろん、本文と関係がないようなものや関係があってもロクに読んでいな . . . 本文を読む