夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:介抱

2006-04-30 | poetry
   介抱 もう、なんでこんなに重いのよ ちょっと、ちゃんと歩いてよ なんであたしがあんたの世話をしてるの こら、おっぱいさわるんじゃない お酒に弱い男は困ったもんだ お酒に強い女ほどじゃないか 話があるんですってなんだったのよ まあ、飲んでからにしなよなんて はぐらかさなきゃよかった やだ、汚いなあ ここに捨ててっちゃおか ん? 今なんて言ったの? 明日、しらふで言ってよね . . . 本文を読む

題詠:犯罪

2006-04-29 | poetry
    犯罪 終電車の中の会話は不思議とよく聞える 今日は本当にお世話になりました 大したことではないですよ またお願いしてもいいんですか 言葉が途切れ、あたしは少し酔ってるかなと思う 心の中まで聞え、その二人の手が目に入る 初めて見るような気がする 男の手から感触が伝わってくる 女の手はひくひくと動いていた あたしは首を動かすことができなかった ああいうのは女の力では無理ですから いや . . . 本文を読む

マンフレッド交響曲またはやる気がなくても書くためのいくつかの試み

2006-04-28 | music
 チャイコフスキーのマンフレッド交響曲は、バイロンの長編叙事詩による標題交響曲である。作曲を勧めたのは例のロシア五人組の一人バラキエフで、(中略)という経過で作曲された。少し長くなるが、この作品の理解には欠かせないのでバイロンの詩の内容を紹介しよう。(中略)というもので、これをチャイコフスキーは圧倒的な管弦楽技法で見てきたように描写している。  この交響曲は4楽章からなるが、その内容を以下に詳 . . . 本文を読む

GWに予定がない

2006-04-27 | diary
 なんか悲しいようなタイトルですが、ないものはない。ないと言ったらない。……と力を入れることもありませんけど。  やることなくて暇で、テレビでも見ながらごろ寝かと言えばそんなことはありません。旅行とかそういう予定がないだけで、やりたいことはいっぱいあります。ブログのネタ仕入れが多いんですが、ちょっと書き出してみると。……  見たいオペラの録画がだいぶたまってます。5、6本はあるかなぁ。コンサ . . . 本文を読む

題詠:引越し

2006-04-26 | poetry
   引越し ほこりで荒れた指で ティカップを一つずつくるんでいく 何も考えずに そう言いきかせながら 道端に引きずり出されたソファに 陽が当たって古ぼけて見える あのしみはわがままなあたし このほつれはそそっかしいあなた むき出しになって目を背ける 夜明けの青さを教えたカーテンがないと 部屋は裸になったみたい あたたかく包んでくれたあなた 恥じらっていたあたし よそよそしい顔に変わって . . . 本文を読む

文芸と哲学を整理しました

2006-04-25 | diary
時々気が向いたらやっているホームページの整理なんですが、今回は文芸と哲学についてやりました。あんまり書いてないのかなって思いましたが、文芸についての作品批評が13編、時季の和歌などについてが9編、哲学が13編ありました。1年ちょっとでいろいろ書いたもんです。 これでトップのメニューもかなりすっきりして、今後増やしていくのも楽かなって思います。……でも、いちばんたくさんある音楽関係がまだまだです . . . 本文を読む

ゴーギャン:自画像

2006-04-24 | art
 私はゴーギャン(1848-1903)の絵はよくわかりませんし、あまり好きでもありません。タヒチの女性を描いた絵が有名でしょうが、どこか鈍重な物憂いような感じが南の島へのあこがれを誘ってくれるわけでもありません。でも、タヒチの映像を見るとゴーギャンの絵を思い浮かべてしまうのはやはり力があるのでしょう。    そう、ゴーギャンの絵はとても力があると思います。美しさよりも。その原因の一つは彼の性格に . . . 本文を読む

東京に来て驚いてしまったことランキング

2006-04-24 | diary
東京に来て驚いてしまったことランキング - goo ランキング はい。ネタに詰まっています。こういうのを記事にするんですから。 まあ、そういうこともあるから、しょうがないでしょう。開き直ってさくさく書きます。リンク先を見てもらえればわかることなんですが、紙面を埋めるために5位まで、コメントしながら書いちゃいましょう。改行しながらw。 第1位:人が多すぎる……多いですね。地方に出張に行って帰って . . . 本文を読む

八ヶ岳山麓の花見

2006-04-23 | diary
週末、八ヶ岳山麓に行ったら桜が満開でした。標高が800メートルくらいなんで、東北の南の方と同じくらいでしょう。 トップは大糸桜と呼ばれている枝垂桜の巨木です。最近有名になって観光客が押し寄せるせいか、ちょっと花に元気がない感じです。 大糸桜のバックに八ヶ岳を入れました。南麓なんで、富士山や甲斐駒よりも雪が少ないですね。 その反対側の中央線と富士山です。土曜日は雲が多かったですが、 . . . 本文を読む

シューベルト:弦楽四重奏曲全集

2006-04-22 | music
 シューベルト(1797-1828)の弦楽四重奏曲は15曲(2曲は断章)あって、分量は多いのですが、1811年から16年にかけて作曲された第11番までの作品は家族や友人によって演奏されるためのホーム・ミュージックで、歌曲の分野で「糸をつむぐグレートヒェン」、「野ばら」、「魔王」といった傑作が早くもこの時期に産み出されていたのと比べると物足りなく感じます。シンフォニーについても1818年の第6番ま . . . 本文を読む

題詠:二股

2006-04-21 | poetry
   二股 一体どういうことなの? こんな安っぽい化粧品を あたしが使うわけないじゃない ちょっとケータイ貸しなさい 力が抜けちゃった そういうことだったのね あたしがバカだったんだ じゃあ、さよなら 追いかけても無駄よ 仕方ないよね ちょうどいい機会だったのかな あたしだけど、今から行っていい? ううん、ちょっとさみしいだけ . . . 本文を読む

コルトー・イン・ジャパン1952

2006-04-20 | music
 アルフレッド・コルトーは1877生まれですから、この最初で最後の訪日のときには既に77歳でした。戦後の復興もまだ途上でもあり、今よりも教養的な意味でクラシック音楽の地位が重かった当時の我が国にとっては名ピアニストの訪日は、大変な話題であったようです。今のように呼び屋さんがとっかえひっかえ「期待の新人」から「最後の巨匠」まで来日させるのとはわけが違います。その演奏会やこの録音について、ドキュメン . . . 本文を読む

あと5㌔

2006-04-19 | diary
えー、去年の1月以来ずっとフィットネスをやっているんですが、最近は体重が減りませんね。まあ、それも無理はない話で、週に6日は好きなだけお酒を飲んでるし、脂肪の多い食事とアイスクリームを始めとしたスイーツも好きでやめれませんから、月に10回以上フィットネスに通ってるから、増えないですんでいると言った方がいいんでしょう。 毎月1回、体脂肪率だとか、筋肉量だとか、水分量だとかを測っています。やったこ . . . 本文を読む

題詠:パジャマ

2006-04-18 | poetry
   パジャマ くんくん、これちゃんと洗ってる? あは、怒らない、怒らない 貸してもらわないと困るし べつに嫌がってるわけじゃないから こんなことになるって思わなかったの 盛り上がりすぎちゃったね 終電に間に合わないなんて 全然気づかなかったの あなたもそうだったかは訊かないけど じゃあ、おやすみなさい こっちに来ちゃダメだからね これを着てるだけで あなたに抱かれてるような気分なんだか . . . 本文を読む

スコットランド旅行

2006-04-17 | diary
 ブルッフの「スコットランド幻想曲」を聴いているとスコットランドに行ったことを思い出しました。ロンドンからエジンバラまでレンタカーで行って、そこでバスツアーに参加しました。スコットランドですから、スコッチウィスキーのディスティラリーでも連れて行ってくれるのかと思ったらそういうのは一切なし。。ひたすらスコットランドの暗い虐げられた歴史遺跡周りって感じでした。この井戸で誰それの首を洗ったとかそういう . . . 本文を読む