3回にわたって紹介してきた世界思想の43号人口問題特集の巻末には、ポールクルーグマンの日本について考え直すという論考が掲載されています。彼が我が国の人口減少と国民経済との関係について、本質的かつアクチュアルな問題点を的確に突いていることに感心したのと、有識者であったり、専門家であるはずの日本人たちの情けないありさまとのあまりのギャップにトホホとなったのが、一連の記事を書いた動機です。
クル-グマ . . . 本文を読む
タイトルからして物騒な感じですが、内容は大したものではありません。まずヘイトスピーチについて述べましょう。例によって英文のウィキを見ると各国に混じって日本の項目があって、以下のように長い記載があります。
Japanese law covers threats and slander, but it "does not apply to hate speech against general g . . . 本文を読む
先日発表された2014年の人口動態統計について、合計特殊出生率(TFR)が1.43から1.42へと9年ぶりに低下したことが話題になった。また、福島県の出生率が2013年の1.53から2014年は1.58に大幅増加したことを取り上げた記事もあった。「福島の出生率が東日本一に」という記事には以下のようなコメントをした。
出生率について、こういうおっちょこちょいの議論をする人が多いから先日、ブログで「 . . . 本文を読む
ぼくは大阪出身なので、太宰治が津軽をけなしたように悪口を書いてもいいと思う。
みっともない、恥ずかしい。
京都の人間は「へえ、大阪が都ですかぁ。大層なこと言わはりますなぁ」と小馬鹿にしているだろう。
BLIOGOSというサイトがあって、知的水準の低い人が拙劣な文章を書いているのを気が向くとからかっている。
「大阪市が今のままでいいわけがない」という記事は事実関係はちゃんと押さえているが、だから大 . . . 本文を読む
人口学を少しでも知っている者が読むとため息をつくような内容だ。
戦争との関係とか、いくらでもツッコめるが、わかってない人を相手にするのもめんどくさいのでこの人の政策論的な部分だけ批判しよう。
女性の社会進出を政府が図ろうとしているのは、少子化により深刻な労働力不足が予想されるからだが、欧米と比べると女性の労働力化は進んでいないから、当面はそれにキャッチアップするのが目標だろう。
「結果として能 . . . 本文を読む
せこいやり方だとは思うけど、元々握手券にCDがついているようなものだったんじゃないのかな。
まだ音が出るだけいいじゃないかって気もする。
ディアゴスティーニみたいにフィギュアでも、なんでもつけてCDショップで売るってのもありだと思うし。
しかし、オリコンってそんなに権威があるの?
オリコンのCDチャート上位になるだけで売り上げが伸びるの?
本当の意味でホットな曲を探す人ならDLチャートを見てるん . . . 本文を読む
曽野綾子のような問題発言を垂れ流す人を産経新聞がなぜコラムニストとして起用するのか。
これしか論点はないだろう。
だって、今さら曽野綾子がまともになるわけもない。
しかし、曽野綾子的な発想を支持する人は一定程度いるのだろう。
たぶん高齢者で保守的で現状変更を嫌う人たちだろう。
紙の新聞の読者はどんどん高齢化してるから、彼女の需要もしばらくはあるのだろう。
<続報>
南アフリカのモハウ・ペコ駐日 . . . 本文を読む
70年もの長い期間を一括りにして「戦後レジーム」なんていう方がどうかしている。
1945年の70年前は明治8年、西南戦争より前だ。
歴史は20年か25年ごとに区切って論じるべきだ。
すなわちバブル崩壊後のデフレ経済こそが今のレジームだ。
それができないのはこの国がどうしようもなく老化しているからだろう。
戦後70年目の年に、僕が「戦後レジーム」を総括する理由へのコメント
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論点整理案として法務省が挙げている10項目のうち、「性交同意年齢の引上げ」以外はおおむね賛成だ。それぞれ婦女暴行事件などで被害者が苦しんでいるケースも多いし、刑法が想定していなかったのではないかと考えられるからだ。
しかし、性交同意年齢を引き上げれば、例えば中学生と高校生が合意の上でセックスした場合でも、高校生は強姦罪に問われることになる。
道徳上、教育上よくないという意見はあるかもしれないが、 . . . 本文を読む
「パスポートを失うということは、私のフリーカメラマンの仕事を失うということであり、また私の人生そのものが否定されるということだからです」
だったら「シリアには行きません」と言えばよかったんじゃない?
「今回、もし可能であれば、自由シリア軍の支配地域での取材は考えておりましたが、私も20年間の経験から、決して無理はしないと決めており、あくまっでコバニやトルコ側のアクチャガレの取材を優先しておりまし . . . 本文を読む
相変わらずだらだらと長く、与えられたお題についての論点を余さず触れないとダメかしらって強迫観念にかられた院生の論文のようだ。
しかし、「地方創生は、第一次産業を軸に展開することにならざるを得ないのですから」という一文で、馬脚をあらわしてしまった。
今の地方の産業分野別の就業人口をご存じないらしい。
それにこの時期に合意を見たんだから、TPP交渉や統一地方選との関係についても触れるべきだったね。 . . . 本文を読む
曽野綾子はとっくの昔に時代遅れになってしまった人だから、原稿を依頼する方がどうかしている。
アパルトヘイトを日本でもやるなら移民を受け入れない方がましだ。
介護人材に関していつも日本語能力が問題になるが、英語のような汎用性のない言語では人は集まらない。
高齢者に英語会話を教えればいいのだ。
フィリピン人とかにしてもネイティブほどむずかしい言い回しをしてるわけではない。
認知症予防にもなって一石二 . . . 本文を読む
格差が進んでいるという指摘はこれまでも様々な研究があったから目新しいことをピケティが言ったわけではない。
格差是正のために累進課税や相続税課税の議論もあったが、難点も指摘されてきた。
今の資本主義は変えたくてもなかなか変えられなくなっている。
特効薬はないんだ。
1年後には新品同然の古本が大量に在庫になっているだろう。
5年後には「ああ、あの頃はずいぶん流行ったよね」と言われるだろう。
ピケテ . . . 本文を読む
かなり読み進めても既視感デジャヴュに襲われ続けたような文章だった。
実際、日付を見直したり、既にコメントをしたかもしれないと確認した。
ということで、タイトルを見れば内容は察しがつくAVみたいなもの。
「誤解する人がいるので申し上げておくが、賛同しなかった人を「翼賛体制の一部になるのか」などと非難するつもりは毛頭ない」
ありがとう。
…って、当たり前だろそんなこと。
意見の多様性を確保するため . . . 本文を読む
JA全中の話がなぜ農家、農業の話になるのかさっぱりわからない。
農協の職員や准組合員は農業を営んでいるわけではないから、「農家の皆さんがどんな思いで天気と向き合い農作業をしているか、どれほど判っているか、理解しているか首を傾げざるを得ない」という言葉はそのまま当てはまる。
ましてやJA全中は農協組織の頂点に君臨し、巨大金融機関、事業会社を支配してきたのだ。
自民・公明両党は全国農業協同組合中央会 . . . 本文を読む