夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

オーディオの悪魔①

2006-11-29 | gag
 9月にデスクトップPCを買って、それで音楽を聴いたりしてることは既に書きました。そのいちばん安いアンプつきのスピーカー(パワード・スピーカーとかいいますが、ヴォリュームのついてるやつです)でクラシックを聴くとどうも疲れます。というのは既にちょっとウソが混じってて、「こんなざらざらした音だと聴き疲れするだろ?もうちょっといいのに替えたら?」というオーディオの悪魔がささやいたってことです。常日頃、こ . . . 本文を読む

Japanity

2006-11-27 | review
 引き続きセレンディピティにはまっています。一つのことに一時期熱中して、やがて冷めてしまう繰り返しなんで仕方ないでしょう。長くこつこつなんてのは私の性には合いません。学校を卒業してから曲りなりにも仕事を続けてるだけで大したものです。これ以上のことを望んではいけませんw。  そういう意味では「当初の目的外のものを偶然に発見する・手に入れる能力」というセレンディピティは私にうってつけのような気がしま . . . 本文を読む

自分探しの旅

2006-11-24 | review
 有名サッカー選手だけじゃなく「自分探しの旅」っていうのが流行っているようです。でも、これってなんか変な言葉です。まず自分を探すって、どこかに置き忘れたんでしょうか?本当にそうなら警察や鉄道会社の遺失物係りにでも訊いてみたんでしょうか? 「あの、私をどこかに置き忘れたんですが、ないでしょうか?」 「ああ、最近多いんですよ。雨の日は傘、今日みたいにカラッと晴れた日は自分を落としちゃったって人がね。 . . . 本文を読む

題詠:セレンディピティⅡ

2006-11-22 | poetry
   セレンディピティⅡ 恋は探しても見つからない忘れ物 いつの間にか樹々の葉はすっかり落ちてしまった 毎日が一生懸命だったから 冬がもうそこまで来ているのも気づかなかった いつの間にか樹々の葉はすっかり落ちてしまった あなたがずっと見ていてくれたことも 冬がもうそこまで来ているのも気づかなかった ふと青空を見上げたら見えないものが見えてきた あなたがずっと見ていてくれたことも 毎日が一生 . . . 本文を読む

題詠:セレンディピティⅠ

2006-11-21 | poetry
   セレンディピティⅠ 幸せは思いがけないところにある セレンディップの王子様は旅に出た 怪物を退治する秘法を探して 知恵と勇気と幸運に恵まれた3人の王子様 セレンディップの王子様は旅に出た 秘法はついに見つからなかったけれど 知恵と勇気と幸運に恵まれた3人の王子様 素敵なお嫁さんを見つけた 秘法はついに見つからなかったけれど 怪物を退治する秘法を探して 素敵なお嫁さんを見つけた 幸せは思 . . . 本文を読む

出会い

2006-11-17 | monologue
 出会いって、今はなんかあやしい意味に使われてるような感じですけど、トキメキみたいものがあっていい言葉だと思います。異性だけじゃなくて、音楽や映画や絵画、本とかについても出会いはあるような気がします。別に広告とか評判とか誰かに教えられたわけじゃなくて、ふと目に付いてって感じで。音楽だと耳に付くのかもしれませんけど、それだと悪い意味になるのがおもしろいですね。  絵画で言うとフラゴナールの「読書」 . . . 本文を読む

お料理バトン

2006-11-14 | ranking/baton
 実はけっこう料理するのが好きなんで、今まで回って来なかったのが不思議なくらいですね。料理ってとても論理的というか、正直というか、やったことはちゃんと結果に出るし、手を抜いてやらなかったこともちゃんと現れますね。他のことではなかなかそうはいかないんで、そこがやってて楽しいような。  前置きはこれくらいにして。お料理バトンいきまするw。 1.レパートリーの数は?  さあ? なんにも見ないで、誰 . . . 本文を読む

題詠:夜景

2006-11-13 | poetry
   夜景 海岸線に沿って 夕陽から逃げるように飛んで 飛行機は帰って来る 無数の光が集まる東京に 光の一つ、一つに人がいて 働いたり、遊んだり 話をしたり、ため息をついたり 何かを探すように見入ってしまう 湾の両側にあいさつするように 旋回してくると 飛行機はもう地上に近づいて あたしたちを夜景の中に溶かし込む . . . 本文を読む

「私に触れるな」

2006-11-12 | art
 ジャン-リュック・ナンシーの「私に触れるな」という本を図書館で見つけました。今年の4月に出た本なので「これはラッキー」と思って読んでみましたが、デリダの友人だというのがさもありなんという感じの難解かつ思わせぶりな文章です。私は脱構築という言葉を見るだけで脱力してしまう方なんで、テーマがノリタンでなければ放り出してしまうところですが、幸い130ページほどで実質的な内容が70ページくらいなんでなん . . . 本文を読む

宮崎に行ってきました

2006-11-11 | diary
なんだかおみやげみたいなタイトルですが、1泊2日の出張で行って来ました。携帯の写真でも撮ればよかったんですけど、仕事ですから。 お天気もよかったし、暑いくらいの陽気でした。空は広いし、道もゆったりしてますね。台風さえなければ永住したいって前の同僚が言ってましたが、同感です。夜2人で飲みに行って、日向赤鶏というのが有名らしいんで、焼き鳥、鶏鍋、鶏の刺身などなど鶏ばっかりいっぱい食べて、焼酎のボトル . . . 本文を読む

ネットの闇討ち

2006-11-07 | news
 私もブログを書き始めてからかなり長くなるので、ネットの世界にどっぷり漬かっているといっていいと思うんですが、そういう意味でも今日目にした二つのニュースはいろいろと考えさせられるものがありました。  一つめはスーフリ事件に無関係なのに実名と勤務先を2ちゃんねるなどに書かれた人が名誉毀損で訴えた訴訟の判決です。掲示板の管理人への賠償と書き込みの削除が命じられただけでなく、投稿者の情報開示も命じられ . . . 本文を読む

どんな唇がいい?

2006-11-06 | ranking/baton
自分もこんな唇になりたい女性芸能人ランキング - goo ランキング  ネタに詰まったのでランキングです。三連休明けですからね。やる気もないんですよ。ふ。  さて、のっけからアンジェリーナ・ジョリー。誰それ?……資生堂のINTEGRATEのCM?……積分ですか、唇の体積とか出すのかな?あっさり言っちゃうとごく一部の人を除いて私は外国人の人の顔を区別することができません。だから映画とかでは服装が . . . 本文を読む

高橋悠治の「ゴルドベルク変奏曲」

2006-11-05 | music
 図書館で借りてきたCDです。私はだいたいはライナーノーツは読まないか、読んでも聴いてからのことが多いんですが、これも聴いてから何気に読んでみてこれを書くことにしました。このCDのライナーノーツには演奏者自身の不思議な文章とディスコグラフィーだけが載っています。その句読点のない文章は「啓蒙主義」、「植民地主義」、「奴隷労働」、「欲望の文明」、「普遍主義」、「新自由主義市場経済」、「バッハの父権的権 . . . 本文を読む

みかんの日

2006-11-03 | diary
 今日、11月3日は文化の日です。1946年に日本国憲法が公布された日で、祝日法では「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という趣旨が定められています。皇居で文化勲章の親授式(天皇陛下から直々に渡されるからこう言います)がある日です。今年の受賞者は、音楽評論家の吉田秀和さん(93)、小説家の瀬戸内寂聴さん(84)、溶接工学の荒田吉明さん(82)、日本画の大山忠作さん(84)、日本経済論の篠原三代平さ . . . 本文を読む

作曲家の顔

2006-11-02 | music
 先日の飲み会で向かい側に座った人の顔がどこかで見たことがあるなって思いました。同じ建物の中で働いているんだから部署が違っても見かけたことくらいはあるのは当然ですが、そういう感じでもありません。なんだろ、なんだろと別に見たくもないおじさんの顔をながめながらずっと考えていました。……そのときは思い出せずに帰りに電車を降りて歩いているときにひらめいて、思わず笑い出してしまいました。天下の公道で声を立て . . . 本文を読む