夫が歩行器を押し秋迄歩いたA地点
今年もあの季が近くに訪れ
今日は夫に代わって孫の犬と連れ立った
未だ雪は深く
橋下を覗けば
春は陽を注がれた水の緩みに変わり
冬の波紋を潜る水音は
時々ケセラセラセラ
厳しさも悲しさもリズムを奏でる微笑
遠く隣の町へと流れて行く
雪路に春風に押され飛んできた
病葉
思わず拾って川へ流してみた
病葉は裏へ表へ喜びの
陽に反りながら
遠ざかって行く
その姿を
私と孫の犬が手を振り見送った
春になったら夫を連れてくるから、、、
風に伝言を頼のみ
その場を去った
今年もあの季が近くに訪れ
今日は夫に代わって孫の犬と連れ立った
未だ雪は深く
橋下を覗けば
春は陽を注がれた水の緩みに変わり
冬の波紋を潜る水音は
時々ケセラセラセラ
厳しさも悲しさもリズムを奏でる微笑
遠く隣の町へと流れて行く
雪路に春風に押され飛んできた
病葉
思わず拾って川へ流してみた
病葉は裏へ表へ喜びの
陽に反りながら
遠ざかって行く
その姿を
私と孫の犬が手を振り見送った
春になったら夫を連れてくるから、、、
風に伝言を頼のみ
その場を去った