゛唐津風枯れ木止まれし赤蜻蛉羽根も破れて孫の手の中゛
連れとはぐれ
寒い晩秋の空で
枯れ木に止まっている赤蜻蛉
夏の暑の羽根も破れ動きも鈍く
この世の出会いの別れのように
近づく冬に命を彷徨っている
この世の出会いの別れの雨は
冷たくてなまり色
きっと涙ぐんでいるだろう
連れとはぐれ
寒い晩秋の空で
枯れ木に止まっている赤蜻蛉
夏の暑の羽根も破れ動きも鈍く
この世の出会いの別れのように
近づく冬に命を彷徨っている
この世の出会いの別れの雨は
冷たくてなまり色
きっと涙ぐんでいるだろう