今年は長雨続きで
例年に無く激しかった自然への拘り
気温の落差に゛はっ゛として肌を摩りつつ
盆が去って行った事を知らされます
通りを行けば
芽生えの愛しかった青春物語も
風は暑を拭い去り季の移り
秋の入り口を語りかけて来ます
子供達の夏休も終った
未だ温もりの去らない公園ベンチ
座ってみれば
私足元で゛カサカサ゛と緑葉の物心
この空の向こう側へと去って行った
あの日を捲るように
ブランコが風に揺れている
充実の収穫の
。。。。秋ね
里の方に向き直って見れば
姉さん被りをした母が
ムシロに座って大きく育った夕顔の皮を剥き
干瓢にと天日する姿が浮かびます
それは思いもよらない
あの楚々とした
夕に来て朝に帰って行く不定愁訴の枕辺
夕顔の花だった