金魚cafe

こちらにお立ち寄りくださってありがとうございます。
ぼちぼちのんびりと綴っております。

朗読劇~醍醐の宴~

2012-03-24 19:35:25 | 佐々木蔵之介さん
5時半開場で、霊宝館に入りました。


そこで、管内にはトイレがありませんとのアナウンス。

これはいけないと外に設置しているトイレへ。しかしそこはすでに長蛇の列、すぐに入れる状態ではありません。

あのお三人ですから、観客はほぼ女性、男子トイレはガラガラ。

トイレの建物を一周しそうな状態に、係の方が、そとの三宝院も使えますと遅いよ~~。

そんな状態ですから、皆さん席に就けず、そのせいか10分ほど遅れて始まりました。

朗読劇の前に僧侶の方々のまた読経が、いつもはそんなお経を聴いて感動することはないのですが、ホントに西方浄土に行けるんではと思わせるほどジ~ンときました。

そして、ライトが消えお3人登場です。

まず仏様に一礼、こちらに一礼して腰かけます。

衣装はパルコのまま白いシャツ、黒のパンツでした(着物でなかったか、残念。)

亀治郎さんが本文を語る「神無月」から、やっぱり多目的で使われる講堂なので、なんか音が劇場と違います。比較的前に座りましたが、段差がないためちょっと見えにくかったです。

同じものをパルコで聴いたのにまた違います。

隆太さんが体調が良くなられたのか、前回より岡っ引きになられています。

亀治郎さんの居酒屋のおやじさんはもう安定感があって安心して聴けます。

ところどころにお江戸の匂いを振りまいて宮部ワールドへと連れて行ってくれます。

「神無月」は年に一回神無月のときだけ起こる盗みを岡っ引きと居酒屋のおやじさんがどんな奴だろうと話している所と、その噂になっている泥棒の心情とを別の世界の事として、居酒屋のシーンの本文を亀治郎さん、泥棒の場面の本文は蔵之介さんと分けていて、もし、芝居なら舞台がくるっと回って場面が変わったかのような感じです。

1回目観たときはもうそこまで考えられなくって、2度目になるとちょっとそんなことを考えながら観れました。

蔵之介さんが、眠っている我が子にこれから盗みに行ってくると語りかけるところが凄く優しくて、悲しくて、捕まらないで無事帰ってきてと願ってしまいます。

盗みをやめさせようとする隆太さんの岡っ引きも、これはまっすぐで熱~い隆太さんだからこそ岡っ引きが出来るんだと思います。

「紙吹雪」は本文は蔵之介さん、おぎんが亀治郎さん、八百屋、瀬戸物屋、おぎんのおばさん、お役人が隆太さん。

蔵之介さんは、明るく爽やかに語ります。

ん?内容を読んで知ってるのでこんな明るく語っていいの?と前回こんなだったかな?とちょっと疑問を持ちながら聴いていきます。

内容を知らず、これを聴いた人は何なんだろうって思いますよね。

亀治郎さんが可愛く「よしっ」とおぎんになってもまだわからないと思います。

なぜ、おぎんが屋根に上って紙吹雪をまくのか、その紙吹雪はなんなのか、あえて暗く語らず、カラッとして語る方が、悲しくなってきます。

蔵之介さんがカラッと感情をこめずに語る分、亀治郎さんのおぎんがどんな苦労をしてきたか、どんな覚悟をしているかがくっきりでてきます。

朗読劇が終わった後のお江戸の世界からこちらに戻ってくるまでの間が何ともいえずいい感じです。

再び、仏様に一礼、こちらに一礼で退場です。

戻ってきてもう一度一礼で退場。

ここからTV朝日のアナウンサーがトークの司会進行役で登場。(何で三代ちゃんじゃないの。)

時間が押してる分トークは短め、ここで朗読劇の感想など、あいかわらず、ふわっとしてる蔵之介さん、言葉を選び選びでも雰囲気ふわふわ。亀治郎さん相変わらず立て板に水できちんとコメント隣で見てたかたも「さすが!」と感心。

隆太さんは。上の2人がみてるので、ちょっとえ~え~と困った感じでした。それを喜んで見てる上2人、微笑ましいというか隆太さん気の毒というか。

亀治郎として、チーム申でされるのは、これで最後かと思います。

今後はお忙しいでしょうが、猿之助になっても続けて頂けたらと願うばかりです。

この3人だからこその朗読劇だと思うので。

お3人の朗読劇は回を重ねるほど素晴らしくなります。

観に行った私のレポは全然成長しておりません。長々とすいません。