人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

素敵な朝ごはん

2016年03月23日 | 日記

久しぶりに息子の家に

行ったときのこと

お嫁さんが「朝ごはん食べますか」と

言ったのでうれしくなって

甘える気持ちになって

「食べるよう」と言いました

そしたら「はい」と

なんにもつけてない

食パンの焼いてないのを

一枚ポイとくれました。

コーヒーも紅茶もなし。

びっくりしたのなんの。

「え、これって・・・」

ところが意地悪な人でも

なんでもない

いいお嫁さんなんです

つまりこんな「朝ごはん」でも

平気なだけなんです

私思わず言いました

「なんでもいいから液体ちょーだい」

忘れられない朝ごはんです。

一つは生のままの食パン一枚

だけ、というインパクト。

もう一つは自分の

「液体ちょーだい」という

あのセリフ。

紅茶とかコーヒーとか言わずに

液体、と言ったのは

やっぱりちょっと

皮肉も混じってたんでしょうね。

忘れられない朝ごはん。

でも、あのシーンを

自分はユーモア混じりで

乗り切ったのでした。

忘れられない朝ごはん。

息子よ、こんなこともあったのさ。

同居なんて不可能だね。