初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

エゴノキ    2度目のラブレター    千葉県市川市の深い森

2022-01-20 00:01:35 | 千葉県市川市の深い森

 

遠い日の、寺の境内。

2度目のラブレター。

エゴノキの記憶。

 

元気でしょうか。

 

葉痕(ようこん)に二つ形成される、

複芽(ふくが)と呼ばれる冬芽(とうが)。

大小のカタチは特有で同定の手がかりに。

 

 

(野茉莉)エゴノキ科エゴノキ属。

別名、万葉集、歌舞伎にも登場する、チサノキ(萵苣木)。

日本原産。全国の雑木林に生育。

花期、5~6月ころ。花径、2cmくらい。芳香。

果実、2cmくらい。

樹高、10mくらいに。

名の由来、果実の味がえぐい、から。

昔は果実を石鹸のように洗濯などに用いた。

子供のころ、セッケンの実と呼んでいた。

甘酸っぱい思い出の樹。

別名チサノキは、果実の実ったようすをチナリ(乳成り)と表現され、

それが訛った説。

 

 

アーカイブ。

5月上旬。

 

 

 

 

5月下旬。

 

 

6月上旬。

エゴノネコアシフシ。

エゴノネコアシアブラムシが寄生して出来た虫こぶ。

 

 

 

6月下旬。

 

7月上旬。

 

 

7月下旬。

 

9月初め。

 

9月中旬。

 

 

 

10月下旬。

 

 

 

 


ヨシ    雪の風     千葉県市川市の深い森

2022-01-18 00:01:07 | 千葉県市川市の深い森

 

 

広大な湿地の草の海を、

ふるさとのようすをしらせるようになでていく、

雪の風に乗って渡るよう。

 

 

(葦芦、蘆、葭)イネ科ヨシ属。多年草。

平安時代まではアシの呼称が一般的で、

以降、悪しを連想する名から変更された説。

しかし、信憑性は薄い、と。

浅い水辺に生えるアサが訛ってアシの説も。

世界中の温帯から熱帯の湿地帯に分布。

花期、8~9月。 草丈、6mくらいに。

芦原(あしはら)は、自然の浄化作用の重要な場所、

野生動物と環境保護に重要な植物群落。

材としての利用は、葦簀(よしず)や茅葺屋根材としても。

「人間は考える葦(あし)である」 17世紀、フランス人パスカル。

大自然のなかではヒトは弱者、しかし考えることができる強者でもある。

というような解釈でしょうか。

古より世界中でヒトとの深い関わり。

 

 

アーカイブ。

1月初め。

ヨシの群生から一段上がった湿地に、

水に浸かったら生きられないオギ。

うつくしい色のハーモニー。

 

 

1月中旬。

 

 

1月下旬。

 

 

6月中旬。

東京江東区恩賜の森、恒例の芦刈。

 

10月初め。

 

 

11月上旬。

 

 

12月中旬。

 

 

ショカ ヒト科ミンハナホシノヒトミ属。

 

 

仲間。アーカイブ。

オギ

 

(荻) イネ科ススキ属。多年草。

原産地、日本(全国)、東アジアに分布。

花期、9~10月。草丈、3mくらいに。

ススキ(1~2mくらい)より大きく、根の性質から、

株立ち(1本の茎の根元から茎が複数立ち上がる)しない。

芒(のぎ)の色合いが白い。

低湿地環境に群生。

茅葺屋根の材料に。荻野・荻原等の地名や名字に。

名の由来、風になびく様子が霊魂を招くようだと、おぐ(招)が訛った説。

 


ホシノヒトミ  植物たちへの感謝をことばにする、できるだけうつくしいことばで    千葉県市川市の深い森

2022-01-16 00:03:14 | 千葉県市川市の深い森

 

凛として迷わずうつくしく。

ヒトもそうありたい。

 

植物たちへの感謝をことばにする、

できるだけうつくしいことばで。

 

群生し咲く様子を、

夜空にまたたく星に例えたホシノヒトミ(星の瞳)。

この美しい花・実にふさわしい、

うつくしいなまえ、

うつくしいにほんご。

 

 

 

オオバコ科(ゴマノハグサ科)クワガタソウ属。越年草。

ヨーロッパ原産の帰化植物で、1890年頃に東京に帰化。

花期は、12月~6月(一般に2~4月)。 花径、1cm前後。

草丈、匍匐して25cmくらいに。

古からの別名には、ホシノヒトミ(星の瞳)、

瑠璃唐草(ルリカラクサ)、天人唐草(テンニンカラクサ)。

宇宙の果てに捨ててきたい標準悪名 大 犬 の 陰 嚢(オオイヌノフグリ)。

役に立たないことを犬に例えるセンスのなさが、さらに追い打ちをかけている。

犬も花もヒトのともだち。

オオバコ(大葉子)は、大きな葉の様子からの説。

ゴマノハグサ(胡麻の葉草)はカタチ。

クワガタソウ(鍬形草)は、扁平な果実のカタチと萼片が、

兜と角状の飾り、鍬形に似てることから。

 

 

アーカイブ。

12月下旬。

 

 

1月中旬。

 

1月下旬。

 

2月中旬。

 

 

3月下旬。

今日のイノチ。

すこしもらって、そばにおいて。

 

 

4月中旬。タチホシノヒトミと。

 

 

 

7月下旬。

 

 

 

 

ゴマノハグサ科クワガタソウ属の仲間。アーカイブ。

 

ヴェロニカ シムバラリア(コゴメホシノヒトミ)

ヨーロッパ原産。

標準悪名 コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)。

花径は、5mmくらい。

 

 

 

ヴェロニカ アルベンシィ(タチホシノヒトミ)

ヨーロッパから来た、青い瞳の少女のような、

ヴェロニカ アルベンシィ。花径、4mm前後。

標準悪名 立 犬 の 陰 嚢(タチイヌノフグリ)。

犬の陰嚢(イヌノフグリ)に似ていて、直立してるから、と。

コレハニホンゴデスカ?

 

 

 

難を逃れた、フラサバソウ

ヨーロッパ原産。

名の由来、19世紀のフランスの植物学者

フランシェとサバティエの名前を組み合わせた。

 

 

 


エンドウ      ヒトのイノチを支えてきた     千葉県市川浦安アスファルト脇植物園・自宅

2022-01-14 00:01:41 | 千葉県市川・浦安アスファルト脇植物園

 

古代からヒトのイノチを支えてきた。

 

サヤエンドウ(絹さや)として2008年以来プランターと鉢で栽培。

種を収獲して翌年蒔き、育て続けています。

 

 

 

(豌豆)マメ科・エンドウ属。

原産地中央アジア~中近東、地中海。

古代ギリシア・ローマ時代から栽培。9~10世紀に渡来。

未熟な状態でサヤごと食べるサヤエンドウ。

サヤと豆を食べる「スナップエンドウ」、

完熟直前の豆は「グリーンピース」になる。

βカロテンは、マメ科の中ではトップクラス。

収穫期4~6月。

名の由来、中国に伝わった際、渡来地名の中国名から。

 

 

アーカイブ。

11月初め。

 

 

 

1月初め。

 

3月上旬。

 

4月中旬。

 

 

 

4月下旬。

 

7月下旬。

 

 


トマト      聖地アンデスから世界に    千葉県市川浦安アスファルト脇植物園・自宅

2022-01-12 00:01:19 | 千葉県市川・浦安アスファルト脇植物園

 

聖地アンデスから世界に。

ヒトの食卓をなんと豊かにしたのでしょう( ゚Д゚)

 

ハーブ系以外では、トマトとサヤエンドウを長年楽しんでる( ´∀` )

 

 

(Tomato)ナス科ナス属。多年草。

原産、南アメリカのアンデス山脈高原地帯。

江戸時代に渡来。

適温あれば、通年収穫され、10m以上になる。

世界では、8,000種を超える品種。

16世紀以前、メキシコのアステカ族が栽培し始めた。

16世紀にヨーロッパへ。最初は観賞用として、

後にイタリアで200年の開発によりヨーロッパ中に広がる。

一般的になったのは18世紀。

アンデス山脈は世界の8つの植物栽培化の起源地域の一つ、いわば聖地。

ジャガイモ、カボチャ、ラッカセイ、インゲンマメ、ライマメ、トウガラシ等がここから世界に。

 

アーカイブ。

5月上旬。

タネを蒔くのが基本だけど、本来は多年草ということで、屋内で越冬のも。

 

 

6月。

 

8月。

 

 

11月。

塩ラーメンに。バジルとブルーチーズ入れて( ´∀` )

 

 

12月。

例年、末に枯れる。小さく切り詰め室内へ。

 

 

2月。

毎年おおよそ1000個の収穫♪