テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



舞姫タイス

白水社

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昨日は3回連続講座「マトリョミンを弾こう!」の第1回目。
東急セミナーBE渋谷は渋谷駅前東急プラザのなかにある。

はりきって極端に早く到着してしまった私はこれまでエレベーターでしか上ったことのない上階までエスカレーターを使う。
5階に紀伊国屋書店があった。かなり広い。格好の時間つぶしができる、と一通り書店内をグルグル回っているときに、書棚にささったこの本がたまたま偶然に目に飛び込んできた。

知っている人は知っている、我がマトリョミン、その名も「タイス」はこの小説に出てくるタイスからとった名前である。
マスネのオペラで流れる有名なタイスの瞑想曲は私のテルミンの練習曲であり、この曲を弾くにあたり、タイスってどんな曲なのだろうかとざっとネットで調べて、なかなか面白そうな話だと思っていたが、そのお話の全容は知らないでいた。

上のアマゾンのサイトに掲載されている概要によると、、、
「遊女タイスを悔悛させた、キリスト教に伝わる有名な聖人伝に材をとり、霊と肉の葛藤を描きながら、霊と肉に引き裂かれている現世の人間の姿を描いた、アナトール・フランスの最高傑作。」
だ、そうである。

「タイスを悔悛させたい」、などと言いながら、その実タイスの魅力に抗えずに苦悩する男としての聖人パフニュスはとても人間らしい。
聖者に列せられることになる聖職者をそこまで惹きつけたタイスの魅力。さまざまな経緯を経ながらもパフニュスの熱意に打たれ修道院に入るタイス。そしてさらに・・・。

探してもいなかったこんな本がマトリョミン講座の初日に手に入るなどということは、とても不思議な偶然に思え、ワクワクした。

もうすぐ早めの夏休み。じっくりと読んで、真実の愛について想いをはせることにしよう。


受講生の皆様、お疲れ様でした。お一人お一人には短い時間でしたでしょうが、私はじめ、みんなに見つめられながらの受講には緊張されたことと思います。
私もキンチョーしてました。
次回からはもう少しリラ~ックスムードを心がけます。
では、次回23日にまたお会いしましょう。

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