テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



昨日、ひさしぶりにテルミンに触れた。文字通り「触れた」。
冬場にゼロポイントの調整をした際に音域を狭くしてしまい、面倒でそのままにしていたが、ようやくもとに戻せた。しばらく4オクターブちょっとしかなかったものを5オクターブ少しまで広げた。演奏時の感覚が違ってきてしまうが、やはり高音域の演奏が楽だ。

音量の変化にも常に不満があり、今回もあっちに回し、こっちに回ししてみたが、いいポイントが見つからない。結局最初と同じような位置のまま、ふたを閉めた。個体の問題か。

竹内先生もいつもおっしゃっているが、出荷状態のままのイーサウェーブテルミン(Etherwave Theremin)の音量変化特性はほぼ例外なくダメで、コイルのコア調整は必須である。
基盤にある3つのコア付きコイルのボリュームアンテナ側にあるコイルのコアをほんの少しづつ反時計方向に回して十分な音量変化幅を持たせるようにする。注意点は過ぎたるは及ばざるが如しで、最大音量のポイントが高くなってもその分ダイミックレンジが失われる状態にしてはいけないこと。
それとこれはコア調整の問題ではないが、前面のVOLUMEつまみは常に右回しきりにしておくこと。これは鉄則。

さて、以前にも書いていたようにも思うが、私のコイルの調整用ドライバはおおげさにいうと自作特製品である。普通のドライバでも用が足りるが、コイルのコアは壊れやすいのと、非導電性のものが望ましいのである。
ホームセンターなどで安価な専用品も販売されているが、私は割り箸をカッターナイフで削って作った。なかなか調子がよい。

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