テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



リクエストもあったので、昨日のエントリーの内容の詳細を写真つきでもう一度お伝えする。

ただし、音域の調整(上の写真のAとBを同じ方向に少しづつ回す)はちょっと失敗すると音が全く出なくなってパニクったりするので(私は何度か経験アリ)、より重要と思われる音量変化幅の調整の説明から。

簡単なのはゼロポイントのつまみの位置を変えたいときにBのバリアブルピッチのコアを調整すること。よくあるのは冬場にピッチつまみを左いっぱいに回してもゼロポイントがとれず、チューニング不能になること。このようなときはBのコアを回す(ピッチを広げる方向・・・コアを右に回す)と元に戻せる。・・・「もしかして、右と左が逆かも???」

さてさて、音量変化幅を持たせるために調整すべきコアは両方の写真で「コレ」と赤字で書いているコア。
このコアを調整用ドライバで少しづつ左に回すことで音量変化の幅を広くしていく。

まず、調整前の状態でどのような特性か、注意深く観察しておく。
その後上蓋の4すみのネジをはずして、電源のプラグを取りはずし、蓋をとって、ほんのちょっとだけコアを回してみる。そして蓋をかぶせて音量変化幅をみる。また蓋をはずして、ほんのちょっとだけコアを回す。その繰り返しで最適なコアの位置を見つける。コアは壊れやすいので扱いに注意。音が現れる高さから25センチ~30センチくらいまで音量が変化していくとすばらしいと思う。

Etherwaveの出荷時期によってずいぶんと調整範囲が異なるようだ。最近の製品ではコアを回す方向が上の説明と逆になっていたりもするらしいので、自分の耳を頼りにトライアンドエラーでやっていくしかない。

たっぷり時間が合って精神的余裕もあるときに取り組まれるのがよいと思う。
また、調整前の状態に戻せるように、目印をマジックペンなどでつけておくのもよいだろう。そうしておくと、失敗したときもあわてないで済む。


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