前回のエントリー(2005/7/14)の続き。
まず、蓋を閉めた状態でチューニングをとっておく。そして、音域が何オクターブあるかをしっかり確認しておく(体に近いところで音程がとれる最低音からオクターブ演奏を繰り返していって、確認する)。出荷時そのままだと、多くの場合、「4オクターブ少し」くらいが演奏可能な音域となっているはずである。
そして蓋を開けてゼロポイント(アンテナから徐々にゆっくり手を遠ざけていき、音が消えるポイント)を確認してみる。蓋を閉めているときのチューニングがきちんととてていれば、このときのゼロポンイントはピッチアンテナのすぐ近く、アンテナから5cmほど離れたところにあるはず。あわてず、アンテナからゆっくりと手を遠ざけて確認する。
そして、この「5cmくらいのゼロポイント位置」をこれから先の調整時に変えないようにするのが文字通りポイント。
音域幅を広げる作業は、前々回(2005/7/13)のエントリーの写真のAとBのコアを時計回りに同じ角度くらい動かす。このとき、ほんの少しづつ動かしては5cmのゼロポイントを確認し、さらに蓋を閉めて音域がどのくらい変化したかを確認する。5オクターブくらいに音域を広げておくとよい。
最近製造されたモデルではコアを回す方向が逆になっているらしいことは音量コアのときと同じなので、そこも自分の耳で変化を確認するしかない。
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