テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



JAZZを聞くきっかけについては、このブログを始めたときに書いたが、それはいわゆるモダンジャズのことであった。

モダンジャズという言葉も最近は聞かなくなったかもしれない。モダンジャズとは簡単にいってしまうと、1940年代終わりから60年代はじめくらいまでの時代のJAZZで、4、5人編成の小コンボが中心の構成、スタンダード曲のテーマをインプロヴァイズして演奏するのが普通、という感じか。創始者としてのバド・パウエル(p)、チャーリー・パーカー(as)、革新者としてのコルトレーン(ts)やマイルス(tp)などは有名だ。
おそらく、「モダン」というのはモダン側からみた「過去のモダンでないジャズ」との対比によって後の評論家などが作った分類だろう。その「モダンでないジャズ」の一塊にビッグバンドジャズがある。ビッグバンドでも後半になるとソロイストのインプロだけでなくアレンジ全体がいわゆる「モダン」なバンドも出てきたが、基本はダンスミュージックであった。

前置きが長かったが、私がJAZZに最初に触れたのはこのビッグバンドジャズであった。私が小学校高学年の頃にBCLブームというものがあり、短波で世界の放送を聞くというのがとても流行していた。
で、VOA(Voice of America)にJAZZ USAという番組があり、中身はほとんどビッグバンドジャズだった。フィリピンあたりからの中継電波はとても強力で短波といえども鮮明に聞こえていた。
思えば、それが私とJAZZとの最初の出会いであったようだ。

小学校のマーチングバンドでトランペット吹いてたのが、中学校のブラスバンドではホルンになってしまい、ビッグバンドには関係ないなー、と少し残念だった。
後にギルエバンスとかがビッグバンドにホルンを使ったりしていて、あー、そうなんだーと思ったりした。

昨日テレビで「SWING GIRLS」をやっていた。映画館にも見に行ったが、SWING JAZZやBIG BAND JAZZには今でも胸躍らされる。

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