大阪に住む山友は、つんちゃに直接会ったことはなかった。
穂高に登るパートナーだった彼女とは、
夏休みの穂高のほかにも、大山や八ヶ岳などの山々にも向かった。
「つっきーちゃんには悪いけど許してね。」とつんちゃをチームつんに任せてくる私にそう言っていた。
その彼女から、「つんちゃに」と、かわいいお雛様のお菓子と、桜の箸置きは3人分(つんちゃの分も)届いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/68/1ec45963f5f3a846c518fa3d4a78e683.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/bf/8fbef6ddf665179a4ebf20359d719b37.jpg)
「つっきーちゃんは女の子だったものね。」という手紙が添えられていた。
お礼のメールに「おっさん声だったんだけど、かわいい顔が自慢の女の子でした。」と書いたら、
「写真でしか知らなかったから、おっさん声だったなんて、聞いてみたかったわ。」という返信がきた。
つんちゃの見た目からの評価は、
「おとなしそう」
「賢そう」
「かわいい」
第一印象で得するタイプだった。
まず、イエローのラブラドールであることが何よりのアドバンテージだったのに加え、
ぽっちゃり体系は断然、安心感と親近感を与える。
過大評価をしてくださる方々の期待を裏切らないか、
ひやひやしたものだ。
つんちゃの声が響くことを回避していたこととは裏腹に
今、あの声が恋しいのは皮肉なことだ。
ショードッグ系のラブラドールは樽型の胸をしているのが特徴。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/91/d8572cf832f316bee9961d098a5add15.jpg)
<犬種ライブラリー:ラブラドール・レトリーバー 誠文堂新光社>
その深い胸から発せられる声は重低音になる。
つんちゃもただのおデブちゃんだったわけではなく、
樽型の胸を持つラブラドールだったことは
女の子なのに「おっさん声」だったことで証明される。
ラブラドールとしては「真っ当」だったんだと言いたいだろうね、つんちゃ。
「海の声」の切なさは、そんなつんちゃの声を恋しくさせる。
♪ 空の声が 聞きたくて
風の声に 耳すませ
海の声が 知りたくて
君の声を 探してる
会えない 思うほどに
会いたい が大きくなってゆく
海にはなかなか行けないでいる。
つんちゃとの思い出が濃密に残っているから。
ただ、潮の香りはつんちゃの声を甦らせる。
山友は今、大変な難病と闘っている。
そんな中でもワタシを案じてくれた。
昨年2度もお遍路に出かけたワタシに、
「あなたのことが心配です」とつんちゃへ送ってくれたお花にそっとメッセージが添えてあった。
自分がしんどい時に、他者を思い遣る心を持てたらいいな、と教えてくれる人だ。
悲しみや苦しみから得るものはたくさんあるはずなのに、
まだまだ自分のことで精いっぱい・・・
って、つんちゃに思われているだろうな。
つんちゃのおっさん声が聞きたい。
穂高に登るパートナーだった彼女とは、
夏休みの穂高のほかにも、大山や八ヶ岳などの山々にも向かった。
「つっきーちゃんには悪いけど許してね。」とつんちゃをチームつんに任せてくる私にそう言っていた。
その彼女から、「つんちゃに」と、かわいいお雛様のお菓子と、桜の箸置きは3人分(つんちゃの分も)届いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/68/1ec45963f5f3a846c518fa3d4a78e683.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/bf/8fbef6ddf665179a4ebf20359d719b37.jpg)
「つっきーちゃんは女の子だったものね。」という手紙が添えられていた。
お礼のメールに「おっさん声だったんだけど、かわいい顔が自慢の女の子でした。」と書いたら、
「写真でしか知らなかったから、おっさん声だったなんて、聞いてみたかったわ。」という返信がきた。
つんちゃの見た目からの評価は、
「おとなしそう」
「賢そう」
「かわいい」
第一印象で得するタイプだった。
まず、イエローのラブラドールであることが何よりのアドバンテージだったのに加え、
ぽっちゃり体系は断然、安心感と親近感を与える。
過大評価をしてくださる方々の期待を裏切らないか、
ひやひやしたものだ。
つんちゃの声が響くことを回避していたこととは裏腹に
今、あの声が恋しいのは皮肉なことだ。
ショードッグ系のラブラドールは樽型の胸をしているのが特徴。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/91/d8572cf832f316bee9961d098a5add15.jpg)
<犬種ライブラリー:ラブラドール・レトリーバー 誠文堂新光社>
その深い胸から発せられる声は重低音になる。
つんちゃもただのおデブちゃんだったわけではなく、
樽型の胸を持つラブラドールだったことは
女の子なのに「おっさん声」だったことで証明される。
ラブラドールとしては「真っ当」だったんだと言いたいだろうね、つんちゃ。
「海の声」の切なさは、そんなつんちゃの声を恋しくさせる。
♪ 空の声が 聞きたくて
風の声に 耳すませ
海の声が 知りたくて
君の声を 探してる
会えない 思うほどに
会いたい が大きくなってゆく
海にはなかなか行けないでいる。
つんちゃとの思い出が濃密に残っているから。
ただ、潮の香りはつんちゃの声を甦らせる。
山友は今、大変な難病と闘っている。
そんな中でもワタシを案じてくれた。
昨年2度もお遍路に出かけたワタシに、
「あなたのことが心配です」とつんちゃへ送ってくれたお花にそっとメッセージが添えてあった。
自分がしんどい時に、他者を思い遣る心を持てたらいいな、と教えてくれる人だ。
悲しみや苦しみから得るものはたくさんあるはずなのに、
まだまだ自分のことで精いっぱい・・・
って、つんちゃに思われているだろうな。
つんちゃのおっさん声が聞きたい。