VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

同行二人+ 1 現地から 36番 & 34番〜27番 桂浜

2016-09-25 | 月世界
逆打ちお遍路の始まりは台風の中からだった。
にもかかわらず、キャリア15年のお遍路に精通する先達ドライバーさんのお陰で
順調に打ち進み、今日は、合間にちょっと観光。
もう随分前に山仲間と四万十川に来た時、
立ち寄りたかったのに、GW中で大渋滞だったためスルーした桂浜に
念願叶って降り立った。
ただの砂浜なので、龍馬像と記念撮影したら、
あとは浜辺を歩いておしまいなんだけど、
高知に来たならやっぱり1度は桂浜に立ってみたいもんだ。
龍馬像の前で写真を撮っていたシニア野球チーム(ユニフォーム姿だったので)の
おじさん達の会話がおかしかった。
「写真は撮れたけど、龍馬が入っとらんばい❗️」
台座だけじゃ、ただのおじさん集合写真になっちゅうきに。
土佐の英雄、龍馬像は結構デカイ。(苦笑)





月と龍馬...だって。


今日は他にも歴史上人物の像を見に行った。
若い世代に大人気の"アニキ"こと長曾我部元親。
四国で唯一の戦国武将となった人物だ。


土佐には幕末の有名人がいっぱいいる。


桂浜から少し離れた位置にあるおりょうさんと妹の像。
龍馬のいる桂浜の方向を向いて建てられている。
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同行二人+ 1 現地から 40番〜37番&35番 足摺岬で叫ぶ

2016-09-24 | 月世界
お遍路6日目、舞台は伊予から土佐へ。
車窓の景色は山の中やら海沿いやら変化に富む。
移動する距離が長いため、
周れるお寺もこれまでと違ってぐっと少なかったけど、
印象強く残る場所が盛り込まれていた。

その一つ、足摺岬。
歌舞伎や人形浄瑠璃の演目にもなっている、
あの足摺岬だ。
ここはあの世とこの世の境目らしい。
足摺岬の先端で「延命十句観音経」を21回唱えれば、
観音さまが亡者を岬の先に連れて来てくれるのだそうだ。
ここに立って、大声で呼びかけたら、あちら側に伝わると
言われている。

犬を呼んでもいいのかな?
人じゃないとダメかな?
この逆打ち旅で仲良くなった女性は
犬単独のお呼び出しに懐疑的。


でも、やりました。
つんちやぁぁぁーーーーーっ!
ありがとうーーーーーーーーっ!
また会おうねーーーーーーっ!







37番岩本寺の門前には果物屋さん。


ふわふわかき氷 を陽気なおじさんが売っている。
さすが高知県、フルーツトマト味があったので
食べてみた。
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同行二人+ 1 現地から 48番〜41番 動物供養

2016-09-23 | 月世界
弘法大師はペットロスの為にも一寺、
振り当ててくれている。
42番 仏木寺。
弘法大師の逸話に動物が何度か登場する。
犬だったり、タヌキだったり。
仏木寺では弘法大師を導いたのは牛だったらしいが
それが動物全般に拡大解釈されていることから、
ペットの供養もやってくれるらしい。

弘法大師は修行のため、山の奥深く入るので結構、道に迷ってしまったらしい。
その時、動物達が現れ目的地まで案内してくれたという話しが
残ってペット供養までつながっている。

お遍路出発までに、
各お寺のことをちゃんと調べていなかったワタシは
このお遍路旅の初日に、仲良くなった参加者の人に
このお寺のことを教えてもらった。
彼女の愛犬も、偶然につんちゃと同い年でつんちゃと2か月違いで旅立ったそうだ。
良かったぁ〜、そういう人と一緒に廻れてー、
私一人だったら、スルーして、帰ってから気付いてくやしがることになっただろうに。
コレもお大師さまのお導き、か?

この日、仏前勤行次第の先達当番だった彼女は
その一部を私に任せてくれた。
つんちゃへの思いを込め、光明真言の先達役をやらせてもらった。


八十八ヶ寺全て、つんちゃの為にお参りしているのだけど、
ここが一番念が入るところだ。




でも、八十八ヶ寺でペット立ち入り禁止の看板が出てるお寺もある。
お大師さまが犬の働きをもっと褒めてやってたら、
寺の犬への扱いがもっと違ったんじゃないのかなー⁉️
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同行二人+ 1 現地から 56番〜49番 お遍路は今日も雨だった

2016-09-22 | 月世界
台風16号もも無事、やり過ごしたし、
今日からすっきり晴れ渡った空の下、
お遍路を周れるだろうと思っていたが
そんな甘いもんじゃなかった。


ホテル出発8時には、
台風の時にも増しての大雨。
予報では雷様までくっついていた。










ま、修行ですから、雨だから休むなんて
ダメでしょうー。
と、素人の初お遍路であるワタシでさえそう思うのに、
先達ドライバーさんの同僚情報によれば、
台風の日、88か寺のトラブルメーカー、
62番札所はまさかの「台風により休業」
になっていたそうだ。
ワタシのグループが行ったのが昨日で良かった。
62番札所で足止めを食うわけにもいかない。
それでなくても、限られたギリギリの時間で
周るように設定されてあるのだ、
時間にロスが無いように先達ドライバーさんは
行程の序盤で1つでも多く周れるように
配慮している。
なのに、寺、休むんかい⁇

雨の参拝の後、今夜は道後温泉泊り。


ホテルで水軍太鼓の演奏を聴き、


道後温泉の前のアーケード街を、冷やかしながら歩いていると、
お店の前に猫。


寝姿がつんちゃに似ているな~。


時間を置いてもう一度お店の前を通りかかると、ちゃんと起きていた。バイクのシートの上で。









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同行二人+ 1 現地から: 66番〜59番 お接待

2016-09-21 | 月世界
逆打ちお遍路旅3日目にして、
ようやく傘から解放された。
それでも秋雨前線は意地悪く居残り、
今日のスタートの雲辺寺はロープウェイがあるような高い位置にあるのに
ガスの中で、上から見渡せるはずの眺望は残念ながらどんより。









一般の車が上がれる駐車場の先には650段の階段が待ち受けている。
専用の輸送バスは往復700円。
カネがものをいうのはココです、
と先達ドライバーさんが到着前にバスを使うかどうかを確認したら、
9人全員がもちろん、お金を喜捨します!と口を揃えたのに、
あっさりバスにふられた。
本堂は雨水が滝のように流れ落ちている石段をさらに登った先にある。
大雨による土砂崩れを懸念したのかも?と言っていた。
あの階段を登って来たので有り難みは倍加。

ココには五百羅漢も置かれていて、
羅漢様の顔には自分に似ているのが必ずあると言われている
つんちゃ?


まぁ初日から比べれば、
足元が濡れないだけでも有難い。
ここで、先達さんの今日の話で使ったクイズ。
他者に使う「有難う」の反対語は何でしょう?
正解は「当たり前」だそうで、
他者が自分に何かをしてくれるというのは

「有難い」つまり特別なことなのだから
それは当たり前と思ってはいけない。
些細なことにも感謝することを忘れずに。
いや〜、修行すればそんな心を持てるのだろうか?
まだまだ、遠いな、ワタシ。


今日のトピックスは、噂に聞く、
"一般ピープルバージョン"お接待を受けたこと。
お昼を食べた食堂で年配の女性から
先達ドライバーさんが
「あんたらお遍路さん?」と声をかけられ、100円を
いただいた。
私達のグループ9人+先達ドライバー、計10人で、
10円ずついただいたことになる。


見ず知らずの行きずりの他人に
お接待という習慣を持つ四国の人々。
関心がない人も多いのだろうけど、
でも、残してほしいなと願う。

1200年もの間、お遍路を支えたのは、
弘法大師を慕う人々がいたからこそだし、
世界遺産登録を目指すお遍路は、
一宗教の一宗派ではなく、文化になっているから、
四国の方々には、押し付けるようで申し訳ないけれど、
四国にしかこのような場所はないのだから、
お接待の心を残してほしいな〜と思う。

お接待というのは、お遍路さんに金銭や食べ物を施す、
というのではないと先達ドライバーさんに教えてもらった。
弘法大師を慕う人々が、自分はお遍路に行くことは出来ないけれど、
あなたが代わりに私の思いを背負って、
お参りして下さいね、という意味だそうで、
頂いた気持ちは、最後の札所で
その人の分もお参りしてあげる。



知らない人同士の信頼関係が成立するって、
すごいことだなぁと感心する。
そして、そういうのって、いいなぁ。

お接待頂いた年配の女性と会った食堂は、
四国でポピュラーな学食スタイル。
自分の好きなおかずを取って、マイ定食を作る。

お接待を受けた食堂は、四国によくある自分で好きなおかずを取って最後に精算する方式。
ここの食堂は地元でも人気だという。
卵焼きはオーダーしてから焼いてくれる。量が一人分にしては多すぎた・・。


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つっきーの木